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今日は、琴平から善通寺市に入り75番・金倉寺から逆打ちをして71番・弥谷寺まで戻りたいと思っています。弥谷寺を終えた後に、海岸寺まで歩いて、明日電車で朝戻りお参りするR&B(列車でバック)作戦を取れれば最高なのですが。えっ、R&B作戦は封じていたのではないかって…。瀬戸内の都市はホテルが充実しているので予約がしやすく、ホテルならばある程度遅い時間に着いても迷惑をかけないので後半戦は復活させることにしました。弥谷寺までは合計20kmほどで海岸寺まで歩くと合計28kmぐらいはあるのでしょうか…。
本日は、バタンキュー21氏より丸亀のアパホテルは大浴場があって良かったという情報が入ったので丸亀に宿泊します。別格に2カ所に行ったため、他の方より1日分遅れをとっています。
では、観音寺に向かいましょう!
今日は打つお寺が多い割に出発が8:30近くになってしまいました(反省)。時間があれば、金毘羅様がまつられている松尾寺に寄ってみたいところでしたが、またの機会にしましょう。
久しぶりに朝から天気が悪いです。雨具の下は履いていますが、今のところ傘で対応はできています。
「灸まんうどん」て、うどんに「銘菓 ひよこ」(福岡が元祖でしたね)みたいな饅頭が入っている訳じゃないですよね…。
国道319号と並行している土讃線に列車が結構走ってきます。
1時間ほど歩き、線路沿いの県道25号に入ったところ変わった建物が見えましたが、こちらは甲子園の名門「尽誠学園」でした。
それから、約30分ほど、免許センターやインターチェンジ、各種チェーン店を通り過ぎて金倉寺の交差点にやって来ました。
曲がって看板通りに来たら、寺の駐車場に着きました。横から入る感じになります。
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76番・金倉寺(こんぞうじ)
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金倉寺は「音曼荼羅」や「数珠回し」に「七福神」などいろいろと見るものが用意されていて良い意味で見世物小屋の様でした。そういえば、手水舎が「七夕飾り」や「スーパーボールすくい」などイベントみたいになっていたので納経所で聞いてみたところ、72~77番の札所ではそういう催しをしているそうです。逆打ちで急にこのエリアに来たからわからなかったのですが、そういう事なのですね。了解です。
善通寺に向けて、逆打ち開始!
11:00に金倉寺を出発します。善通寺駅の近くまで戻りますが、また国道を通るのもつまらないので仁王門を南下していってみます。雨は上がりました。
善通寺ICの南でT字路になったので国道に出ました。⇒実際には左奥にへんろみちが続いていたのですが、逆打ちでへんろみち保存協会の地図をもっていないと分かりませんでした。そこで、国道に出た後google mapで近道を見つけて進んでみました(帰ってから確認するとそこがへんろみちでした)。
余談ですが、東京でも大森-蒲田間に同じような所があります。〔参考:大森精密工業㈱より〕
余談PART2ですが、JRの架線を見てみると、普通は梯子状に2段になっているのですが、この区間は直接張ってある「直接吊架式」でした。この方式だとコストが安くて済むのですが、高速運転に向かない点があります。他のJR線では新潟の一部と和歌山の一部などでしか使われておらず、なかなかレアです。
クネクネと町中を抜けていきますが、途中にはマンションらしき建物も出てきました。
県道24号にぶつかりました。方向的にはお寺は右側(奥側)なのですが、直進(左側)して駅前からの通りに行ってみましょう。ここは、映画「サマー・タイムマシン・ブルース」(2005年,主演:瑛太、上野樹里)のロケ地なのですが、何か見たことあるような…。ちなみに、ムロツヨシを初めて見た作品で、タイムトラベルありのコメディです。是非ご覧あれ。
直進した先の道に水路があります。
県道と平行する駅前通りに出ました。11:40なので左のお肉屋さんのショーケースも気になるんだけど…。
google mapでもこの先にうどん屋があるようです…、はい、実際にありました。「大川うどん」
見るととにかく安いです。210円から食べられます。
隣は製麺所なのです。
「大」と「おむすび」で340円。これは安い!
12:00になり常連のような方々がいっぱい入ってきました。どうも、ごちそうさまでした。
歩いてすぐの床屋さんで声をかけられました。
「BARBER MIYAMOTO」さんの中に入れてもらい、涼しい所でお茶のお接待をいただきました。
さて、12:30過ぎにようやく善通寺にたどり着きました。
あれ、どこから入るのかな。これは、逆打ちをしているからなのか…、とにかく一番近い門から入りましょう。
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75番・善通寺(ぜんつうじ)
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赤門から東院に入りましたが、五重塔があり、とにかく広く「金堂が本堂らしいけど、大師堂は?」といきなり困惑させられました。また、西院に行くと、全く違う感じの造りで、御影堂(大師堂)を中心に建物がいくつもあり、写真を何枚撮ったか分からないぐらい見るものがいろいろありました。さすが、弘法大師のホームタウンのお寺でした。1時間以上見学してしまいました。
74番・甲山寺に向かいます。
13:40に甲山寺に向けて出発です。甲山というくらいなのである程度山を登るのかなと思っていましたが、登らないでよさそうです。
甲山寺までは1.5kmほどです。(後から写真を見ると右手の山が甲山で、あの麓にある訳です)
帰って来てからへんろみち保存協会の地図を見てみると、西院と東院の間から北上するのが正式ルートのようですね。今回は車のルートです。野球場の先で右の看板が出てきました。
右に曲がって、「コスモス」なるホテルの前を通り、川の手前を曲がるとセメント工場が見えてきて、お寺があるような環境じゃないよね…と思っていると、
「←甲山寺」の看板が出てきました。え、どこ。
境内に入ってみると、七夕の飾りがバッチリされていました。14:00に到着。
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74番・甲山寺(こうやまじ)
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甲山寺は、さほど広くないながらも山側を1段高くしてお堂を作っているので落ち着いた感じがします(広い所に作られるより良い趣きがあるかもしれません)。何より、隣がセメント工場という事を忘れさせてくれます。
73番・出釈迦寺に向かいます。
甲山寺から善通寺へ行くには出てすぐの橋を渡るのが推奨ルートのようで、そうするとホテルもセメント工場も通らないようです。なるほど。
さて、14:20出発です。出釈迦寺までは2.7kmです。先ほどの野球場まで出て、県道46号を進んでいましたが、google mapで弘階池の周りを通って行くと良さそうなのでルート変更しました。
左に45度ほど曲がって、方向が変わってきました。あの山の付け根の方に進みますね。
以前から、水路に赤い卵のようなものがあったので、気になっていたのですが、これは外来種の「ジャンボタニシ」の卵だそうですね。〔参考:山武市HP〕
池から田畑や住宅を抜けて15分ほど歩くと72番・曼荼羅寺が右手に見えてきましたが、先に73番・出釈迦寺に行きましょう。
なるほど、ここは登りですか…。
意外にも5分もしないうちに石段が見えてきました。
こちらも七夕…、というよりお化け屋敷みたいですが、「同行二人」と応援してくれているようです(こいつと同行二人なのかな…)。
15:00過ぎに境内に到着しました。
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73番・出釈迦寺(しゅっしゃかじ)
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出釈迦寺の境内は広くはないけれども居心地の良い空間でした(七夕の飾りや本堂の前に椅子が並べてある感じがお祭りをしている小さな神社のような雰囲気だったのです)。裏手の弘法大師が身を投げたとされる我拝師山を望む遙拝所は広く、新しい鐘楼も建てられていました。
先ほど通った72番・曼荼羅寺に戻りましょう。
では、15:22に出発です。この後、弥谷寺まで行けるのか微妙な時間になってきました。
帰りは、別のお化け提灯にお見送りされました。
坂を下って7分で曼荼羅寺に到着しました。最近では寺間最速のスピードです。
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72番・曼荼羅寺(まんだらじ)
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曼荼羅寺は弘法大師ゆかりの佐伯家のお寺だけあって本堂をはじめとして風格がありました。夕方にお参りすると最後に行くお寺の納経時間を気にしてしまっていけません。弥谷寺までの行動を考えてつい焦っていたのでしょう、そんなところが、大師堂の写真を撮り忘れていたり、西行の昼寝石を見ていないところに現れています。
71番・弥谷寺を目指しましょう!
現時点で14:45。弥谷寺までは、舗装路で4.8km、へんろみちで3.6kmです。バタンキュー21氏の情報によると山を結構登るとのことでした。時間的にはギリギリです…。
途中で県道48号に出て、国道11号に一旦合流します。
坂を登って行きますが、右手に見えてきた池は…、また出ました、池に打ち込むゴルフ練習場です。今回で3件目です。
国道が右に曲がって行く途中で右に入って行きます。親切に逆打ち用の「矢印」もありました。
この後、ゴルフ池のある大池とその西側の上池の間を通ります。さて私が持っている「遍路歩きルートガイド」と銘打ったガイドブックとgoogle mapだけでどこまで太刀打ちできるのでしょうか…。
法然上人の「蛇岩」の逸話があり、弟子の父親が岩の中に蛇となって苦しんでいるのを助けるお話で、その岩がこの近くにあるとのことですが、時間もないので案内板だけ…。16:15。
この後、道を登って行きました。山の中のミカン畑のようなところです。この後、もう少し西側に進むルートが無いと弥谷寺にアクセスできません。
この後、道の上部に農作業中のお父さんに聞いたところ、「弥谷寺は池の周りを通って行かなければ行けない」ということでした。やはり、道が違っていたようです。うーん、逆打ちは難しい!16:49。
さて、戻るにしても、この後の行動をどうしましょうか?別格18番・海岸寺まで歩いたところで、明日弥谷寺まで行かなくてはいけないので意味がありません。ここは、速攻で宿に帰って、明日同じ位置から歩き直すのが得策と考えました。
google mapで最寄りのバス停を探します。すると、先ほど国道11号に出る前に通っていた県道沿いに「三井之江前」というバス停があって17:11に三豊市役所行のバスが出ることが分かりました。これは、一大事です。これを逃すと嫌でも最寄り駅まで歩かなくてはいけません。20分をダッシュで戻りましょう!(上の写真で、バス停は左の池の左上あたりです〔泣〕)
人間諦めなければ、何とかなる時は何とかなるものですね。17:08頃にバス停に着きました。マジで汗だくです。三豊市市民バスは「空海号」…、ここで、大師に助けられました。このバスは善通寺駅と三豊市役所を結んでいますが、途中でJR予讃線「詫間駅」を経由するのでそこで下車しましょう。
途中、弥谷寺に近い道の駅「ふれあいパークみの」を経由して「詫間駅」に到着しました。なお、バスはコミュニティーバスなので100円でした。安い!三豊市は市民バスを多系統で走らせているらしく、駅前にはマイクロバスが何台か停まっていました。やはり、車社会になっていますが、子供と老人の事を考えるとこういう足がないといけません。「三豊市 あんたはエライ!(by小松政夫)」
この先「詫間駅」に来ることはあるんでしょうか…。いやいや、明日ここに来て「三井之江前」まで行かないといけません。バス時刻を確認すると7:29が始発になっています。「覚えていやがれ!」、とは言っていませんがリベンジマッチ決定です。
快速サンポート南風リレー号高松行がやって来ました。17:52発です。
途中、明日歩く予定の「海岸寺駅」を通り、丸亀駅に到着しました。
アパホテルは徒歩6、7分の場所にありました。風呂に入って、一旦ゆっくりした後、駅前に食事を食べに行くと、駅前でなかなか良い夜景に出会えました。
コロナ禍なのか、目をつけたお店がやっていないため「ホットマサラ」なるカレー店に入りました。
やはりインドの方のお店で、ナンは大きくモチモチしていて旨かったです。
帰り際に駅前を通ると、「忠犬ハチ公?」。いや、「警察犬のきな子」でした。映画「きな子~見習い警察犬の物語~」(2010年 主演:夏帆)の舞台はこちらでしたか。ちょっとダメなラブラドールが見習い訓練士と成長していく物語でした。きな子は2017年に亡くなったそうですが、娘が2匹いて競技会などに出場したそうです。
さて、では明日のリベンジマッチに備えましょう!
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