山越えの次の日だけど徳島市内に向けて頑張ろう!
さあ、今日は徳島市内に5ヶ所札所がまとまっているのでそこを目指しますが、まずはその前に別格・2番がルートから外れたところにあるのでそこを寄る必要があります。東京版でいうと「田園調布・植村旅館」⇒「代官山・分岐地点」⇒「原宿・別格2番」⇒「代官山・分岐地点」⇒「浜松町・13番」⇒「銀座・14番」⇒「有楽町・15番」⇒「神田・16番」⇒「浅草・17番」⇒「新小岩・セルフイン徳島」(本当は船堀かな)といった感じです。代官山と原宿の間にはちょっとした丘があると思ってください。
まずは、朝食をしっかり食べましょう。
今日は絶対に雨が降るようなので雨具の下を装着しました。
植村旅館さん、洗濯ありがとうございました。料理も大変おいしかったです!
まずは別格2番・童学寺に寄る。トンネルによる山越えあり。
7:50出発!へんろ道を行きます。鮎喰川を渡り、左側の建物が植村旅館、中央が宿泊した建物です。
こんなところにガイドが隠れていました。
やはり、アップダウンが得意なへんろみち、ちょっと登らされました。
峠を下って川に出ると、潜水橋(高知では沈下橋)でした。
旅館では足をぴょこぴょこしていましたが、行動中は何とか進んでいます。9:40に代官山…ではなく阿野歯ノ辻に到着。ここからはピストン行動でここに戻ってこなければなりません。コインロッカーないかな?ある訳がないので往復します。
徐々に登ってきました。
別格のへんろみちのサインは青色です。
頂点が童学寺トンネルになります。文明の力を借りて穴の中を進みます。
八十八カ所だと寄ることのない石井町に入りました。
しばらく行くとトンネル側の斜面に寺があるのかと思いきや、右側に曲がりため池の先に山門が見えてきました。10:23着です。
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別格2番・童学寺(どうがくじ)
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童学寺という名前は、弘法大師が6、7歳の頃にこの寺で学問修行したためにつけられたそうです。お寺の中には多くの多くのお堂や石仏などがあり、別格1番とは全く違う雰囲気のお寺でした。歩きで来ているためか、お寺の方からチオビタをごちそうになりました。ありがとうございました。10:55に出発です。ちなみに、お寺にいる間に雨が降ってきました。
通称・代官山に戻り、渋谷川…ではなく鮎喰川を渡り、下流方向に向かいます。
今日の無人販売所は甘夏の日です。
ほどなく、徳島市に入りました。
途中、歩き遍路の男性が酒屋の前で休憩されていました(久々に他の方に遭遇)。挨拶したして通り過ぎます(この時会話をする波長を感じなかったので…)。
この時点で12:00を回りましたので、うどんの看板に誘われ店に入りました。
食後にコーヒーをサービスしてもらったのでお札をお渡ししました。
13番・大日寺には食事後の13:00に到着。
山門は県道からすぐのところにあるため、道路を渡った神社側から撮影せねばなりません。境内はコンパクトながら静かなたたずまいでした(雨の影響もあるかもしれません)。
ちなみに、大日寺の正面に一宮神社というあり、ここに「阿波国の一宮」の文字が…。おいおい、「大麻比古神社」じゃないの?京都の八つ橋と一緒で「本家」と「元祖」で張り合ってる話なの?調べてみると中世以降が「大麻比古神社」であり、古くは神山町の「上一宮大粟神社」らしく、分祀して「一宮神社」「八倉比売神社」も一宮ということになっているらしい。ややこしくなっています…。
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13番・大日寺(だいにちじ)
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次は2.5km先の14番・常楽寺です。お寺の連続攻撃です。
13;27出発、14番・常楽寺へは大日寺山門の敷地が途切れたところを左に曲がります。
ほどなく一宮橋見えてきますが、その途中に登る通路があるので、登ったら左に橋を渡ります。
鮎喰川を渡ります。何回渡ったのかなー。
橋を渡り切って、右、左と右前に進んで行きます。
へんろみち来ましたよ、ちょっと登りだな。
看板がないとわからない感じのところです。
途中、閑静な住宅街にて。「その時の出逢いが 人生を根底から 変えることがある よき出逢いを みつを」「近道のへんろみちが 牙をむくときがある みつお」
正面に14:00着。
常楽寺は、流水岩と呼ばれるゴツゴツした岩がダイナミックとの説明書きがありましたが、雨あがりのためちょっと歩きにくく、鬱蒼とした境内でした。
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14番・常楽寺(じょうらくじ)
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ほっこりしたのが納経所前にいたネコ様で、私が中に入ると付いてきてしまいました。聞けば何匹かなじみのお仲間がいるらしく時々入り込んではつまみだされているようです。
奥の院・慈眼寺
14:25に出発しました。出てすぐのところに、14番奥の院・慈眼寺があるので寄りましょう。
なお、近くには「八幡神社」もあり、寺社がひしめいています。
残り3寺。次は15番・國分寺です。
1km以内なのですぐ着くと思います。
ちょっと歩くと鮮やかなお堂なんかもありました。
10分ほどで着きました。
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15番・國分寺(こくぶんじ)
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國分寺は平地に建てられたお寺さんです。私が親しみやすいお寺だなと思う所は、どうやら石段がなくそのまま入れるお寺さんのようです。そんなお寺の中では建物も大きく、今まで回った中で威厳も持ち合わせているように思いました。
次は、16番・観音寺です。
15:34分出発です。次は、観音寺に向かいますが、観音寺市は「かんおんじ」と呼び、そのこのお寺は「かんのんじ」と呼ぶのに対して、こちらのお寺は「かんおんじ」です。うーん、お名前は理屈じゃないところがありますからね。
東にちょいと進み国道192号を渡り、北上していきます。2kmほどのようです。
徐々に町中に入っていきます。
そんなに大きい道ではないところを東に折れると急に観音寺がみえてきます。15:43着。
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16番・観音寺(かんおんじ)
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観音寺は非常にコンパクトで、写真で見えていないのは奥の大師堂だけです。あと、大師様と水子地蔵さんがいらっしゃいます。夕方の時間帯にもかかわらず、車でのお遍路さんが2組いらっしゃっていました。
本日の最終のお寺、17番・井戸寺に向かう
もう16:00です。井戸寺はここから北西に3kmありますが、45分で着きたいところです。ただ、足がだいぶキテます。左足もマメができたようです。個人的に15:00以降は体力的につらいので「トワイライト・ゾーン」と名付けました。ゾーンに抗うように向かいます。
だんだん、駅に近づいて車が多くなってきました。
この後、いろいろなチェーン店なども見えてきて、景色的につまらないので撮影しなかったのですが、今思うと撮っておけばよかったと思います。しかし、「トワイライト・ゾーン」につき、いっぱいいっぱい…。
途中、徳島線を渡ります。井戸寺の最寄り駅は「府中」駅。「こう」と読みます。
16:42に到着しました。鮮やかな門です。
この後、読経などをして納経所に行ったのが16:58。戸締りの準備をしているところでした。こちらも店じまいしている途中、昼飯を食べた頃にお会いした方が来られました。聞くと徳島市内を拠点に歩きで回っているらしく、今日は井戸寺で終了して、またこの地点から始めるとのことです。では、また!
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17番・井戸寺(いどじ)
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井戸寺は観音寺よりも門をくぐると広場のようになっていて、近所の人が普通に通行しているようなお寺さんでした。歩き遍路の方が来られて、今日は徳島まで汽車で戻るといわれていました。
徳島までラストスパート
明日は小松島方面までの歩きなので、少しでも進んでおきたいため、徳島に宿をとってあります(予約もとりやすいですし…)。6km少々ありますが、最後に頑張りましょう!
井戸寺からは南東方向に歩いて行きますが、歩いていると中心地に向かう感じがします。→のへんろみちからは外れて、独自のルートで行きます。google mapは便利だなー。
鮎喰川を渡るのも今回が最後です。
宿が徳島駅近くなので、その付近で食事にしようと思っていましたが、ショッピングプラザ「タクト」にいくつか食事処があったので17:40ごろ「セルフうどん やま」に入りました。
思っていた、関東で食べる「さぬきうどん」ではなくつゆがしょうゆ色で、味もしょうゆに近い感じがしました。(中)は多かったかな。ごちそうさまでした!
さあ出発!
建物も市街近郊になってきています。なにより川が、河原から、掘割になりました。
この後、線路を越えてひか川沿いに向かいたいのですが、砂利道のどこかの民家に入りそうな砂利道になりそうなので、買い物帰りのおばちゃんに行けるかどうかを聞いたら、たぶん行けるとのこと。みかんをいただきました。「ホテルで食べな」とのことでしたが、即いただきました。旨し!
セルフイン徳島 東船場到着!
19:30頃、ようやく着きました。普通のビジネスホテルですが、和室があるのがうれしいです(荷物を広げやすい)。古いですが、お値段を考えればアリです。エレベーターは「東京芝浦電気」のものが現役です。
以上、飲み物でも調達して寝まーす。おやすみなさい。
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