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今日の一番の目的地、60番・横峰寺は標高約750mほどあるので山登りになります。横峰寺まで10km、次の61番・香園寺まで9.3kmあります。その先は64番まで6.3kmの間に札所が連続しているので東に向かって歩きますが、どこまでお参りできるかがカギになります。宿は西条市なので30kmオーバーです。今日も頑張って行きましょう！
今日は、バタンキュー21（BQ21）氏との共同戦線になります。
60番・横峰寺に向かいます！
6;30からBQ21氏と原監督と朝食です。
いただきます！
うれしいことに「鯛めし」があります！
おー、いいですね。
宇和島方式で、出汁をかけていただきます。
これです、これ！（卵があるとなお美味）
さあ、エネルギーも充填したので、7:30に出発です。国道11号線を東に向かいます。
原監督は朝食後、すぐに出発したようです。
昨日、国道11号に合流した地点で右に曲がり南下します。交差点にファミリーマートがあったので昼飯を調達しました。
山が見えてきました！
歩いて行くと、妙な位置に鳥居があります。額には石鈇（鎚）山の文字があり、横峰寺の奥に西日本最高峰（1982m）が控えている事を感じます。石鎚山には2回登りましたが、鎖場が3カ所あり、鎖が巨大で長いモノは50cmほどで、足が輪に入るようになっています。さすがに、今回はそこまで行くことはできません…。
鳥居のおかけで歩道が確保されているのでしょうか。
こちら石土（鎚）神社の高灯篭は1931年の式年祭記念に建てられたとのことです。
この周辺に石鎚の神社が大小あるのは富士山の浅間神社みたいですね。
標高が高いだけあって大きく感じます。
8:30にちょうどいい東屋があったので、水菓子で喉を潤します。
さて、登りに備えましょう！
山の番人が何匹か下りて来ていました。
里で悪さをしないでくれよ！
左側に大郷大師堂があります。
同行二人の図。
歩を進めると、さらに山懐に入って行く感じです。ちなみに、左の建物はよく建てましたね。
それでいて、よく目立ちます。
大師堂から7、8分ほど歩いて来ると渓谷の雰囲気が濃くなってきます。
魚はいるのかな…。
大頭（国道11号合流地点）から4.8km、この先の横峰寺まで4.7kmなので距離的には中間地点です。9;08。
この先、勾配が急になるので単純に倍の時間では行けませんね…。
道が広くなっている所に出ましたが、ここは右ですね。
最後の集落らしいです。
左手には神社がありました。
鳥居には「八幡宮」と書いてあるようです。
さて、引き続き登って行きましょう。脇の電柱を見ると四国電力の札で「オヘンロ」の文字があります。普通は地名が電線の路線名として使われるところですが、こちらは遍路道だから「オヘンロ」なのでしょうか…。
昔からある電柱を見ると古い地名が分かることがありますね。
9;40に右ヘアピンカーブの上に駐車場が見えてきました。「湯波休憩地」です。
4台ほど車が停まっています。
左手に山ヘの入口がありました。車で参拝する方は、東の黒瀬湖から平野林道（有料）を経由すれば横峰寺の駐車場まで行くことができます。⇒駐車場からお寺までは8分位とのこと。
横峰寺まで2.2kmです。
我々は、足を使って行きましょう。出だしは沢沿いに緩い傾斜の階段を進んで行きます。
先ほどの渓谷の上流ですね。
倒木もありますが、道の方はキレイに整備されています。
まだ、若干勾配は緩やかかな。
立派な石畳で整備した橋など、橋は数々架かっています。
山道に入って15分ほど入ったのところです。
さらに30分ほど進んで、沢音が聞こえなくなってくると…。勾配がかなり急になります。
これは、ルート横の斜面じゃなかいって。いやいやルートです。
湯波休憩所で休憩しなかったので、このベンチで休憩しましょう。10:35。
BQ21氏も疲れています。
さて、水分を補給して、少し行くと道標がありました。急勾配が割とあって、あと0.6kmぐらいなので、焼山寺のへんろころがし6/6のようですね。（⇒実際はそれほどでもなかったかも…。）
山道を湯浪休憩所から1.6km進んだことになります。
敢えてあまり気にしないようにしてきましたが、丁石は「5丁」となっています。
あと545mかな。南無…。
小さいお地蔵さんもいらっしゃいました。
おん かかかび さんまえい そわか…。
さて、だいぶ上が開けてきたようです…。
頑張りどころかな…。
おお、山門が見えてきました！
ここの丁石は「一丁」です。境内が起点なのかな。
10:53に横峰寺に到着しました。山道の後半戦は登り甲斐がありました。早速、境内に向かいましょう。
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60番・横峰寺（よこみねじ）
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お参りしていたところ、強い雨が降ってきました。これで、出石寺、大宝寺、岩屋寺と愛媛県の山中のお寺に行った時は100％雨が降っています。何か悪い事でもしたのでしょうか…。梅雨時期なので雨は分かるのですが、山ばかりとは…。コントロールセンターに苦情を入れたいところです！
横峰寺では、霧が立ち込めていて、まさに山岳霊場といった雰囲気にでした。昔、石鎚山への道路が舗装されていなかった時代は、修行する方はみなさんここを通ったと思うと感慨深いです。天候が悪かったので、石鎚山が遙拝できる「星ヶ森」には行きませんでした。
61番・香園寺に向かう！〔意外な登山者に遭遇〕
さて、下って行きましょう。12:20にスタートです。（雨もあって1:30ほど境内にいました）
下る途中に「永代供養・星月堂」がありました。
どんどん下って行きましょう。
香圓寺まで9.3kmとのことです。
下り始めて15分ほどで、山道になります。道標には「香園寺奥の院 5.7km」となっていますが、右の石柱には「香園寺 8.4km」とあります。2.7km手前に奥の院があるようです。
さあ、足元に気をつけましょう！
3、4分下ったところで、登りの方が来られたようです。「どうぞ…」と声をかけたところ、まさかの知っている人です。「え、ガスルー氏！」足摺岬の金剛福寺で分かれて以来です。話を聞くと、あの後足摺病院に行き、診察を受けて、医者からは「帰宅するか」or「絶対安静にするか」どちらかと言われるほど足の爪が隣の指が悪い状態だったそうです。結局5日間、足摺で足止を食って、その後は歩きと交通機関を併用してここに来たのでした。
水が足りないとのことで、BQ21氏から1本ご接待です。
こちらの道を歩いて来たのは、麓で道を間違えたからだそうです。天のコントロールセンターが、我々と引き合わせるために仕組んだ事ではないのでしょうか…。また、足摺から四万十市に移動して購入した靴がBQ21氏とお揃いで、買った場所がBQ21氏と同じフジグランの「ヒマラヤスポーツ」とビンゴしまくりでした！⇒これは、何かあるなー。
ガスルー氏、お気をつけて！
いや、まさかの再会にびっくりです。その後1時間ほど歩いて…。
まだ霧が残っています。
さらに20分ほど歩いて…。同じような景色ですね。そう、コースに結構飽きてきました。山道の登りが1時間10分（含休憩）だったのに、下りは2時間歩いても舗装路になりません…。
同じ写真じゃないですよ。
なーんて言っていたら、舗装路に到着しました。
道標に奥の院の距離は書いていませんでした。
すっかり飽き飽きモードに入っていたせいか写真が撮れていません。しばらく歩くと、右手にお堂があり、これが奥の院（ご本尊・不動明王）だったようです。奥に白滝があるとのこと。その後、民家が数軒あり、また歩いて行くと左手に大きな池（大谷池）が見下ろせるところに出ます。その頃には松山自動車道の高架が見えて来て、それをくぐってから右（東）に「香園寺」の矢印が出てきました。ところが、登りになっていたのでスルーしました。
しかし行き過ぎると大きく戻る可能性があるので、次の坂を登りました。（結局登ることになったのです…）。下ってからお墓の横を通ります。
焼却炉or窯？
へんろみち看板がありましたので、香園寺にたどり着けそうです。
ここへ来て林がうっそうと…。
林を出ると、高鴨神社の境内を通過します。
道中安全でありますように。合掌。
高鴨神社の石垣でしょうか。さらに東です。
細かいのをよく積みました。
すると左、左と巻く形で香園寺の境内に入ることができました。（後から分かったのですが、香園寺は東から入る作りになっていました。⇒最初の矢印で曲がるのが正解のようです）15:12到着。
納経所は仮設なのでしょうか。
香園寺の建物が独特であるのはガイドマップで分かっていましたが、見てみると独特です。上野公園の美術館のような建物が建っています。早速お参りして来ましょう。
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61番・香園寺（こうおんじ）
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中に入ると、上野公園云々はあながち間違いじゃないです。お寺とホールと美術館が混ざったような形です。本堂と大師堂も一緒ですし、個性的なお寺です。そういえば、名称は大聖堂でしたか。何か教会のような響きがまた新しいです。とにかく驚きがいろいろあるお寺でした。
62番・宝寿寺に行きましょう。
時刻は15:40。時間から計算すると62、63番まで残り3kmなので、納経時間を入れるとギリギリ行けると思われます。頑張って歩きましょう。⇒つい夕方はこんな感じになってしまいます。はぁ～。
お寺を東に歩いた所に、香園寺の山門代わりの石柱がありました。
こちらから入るのが正式なのでしょうか。
62番・宝寿寺は北東方向にあります。途中から北に移動しましょう。
街中にもかかわらずブドウ畑があります。
国道11号に出て、右に曲がるとほどなく看板が出てきました。
国道らしくない道ですね。
こちらもお寺の東側から入るようになっています。では、お邪魔しましょう。17:57。
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62番・宝寿寺（ほうじゅじ）
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数年前には霊場会の脱退でいろいろあったようですが、全くそんなことは感じさせない街中のお寺でした。なんだか、低い石のフェンスのため、近所の小さな公園のように自由に入れる空間のようでした。
本日のラストは63番・吉祥寺です。
17:11で残り1.5kmですので、焦らず行きましょう。すぐ近くの「伊予小松駅」はもう少し大きな駅だと思っていたのですが、意外と小さかったです。⇒1万石、1万人とはいえ小松藩があり、インターチェンジもあるので大きいイメージがありました…。
さすがに「伊予三芳駅」よりは大きい！
駅前の国道11号も慎ましやかです。
また雨が降ってきました。
東に向かって歩きます。信号は「氷見小学校」です。「小松」と「氷見」で北陸地方（石川県・富山県）みたいですね。
この先に「野々市（石川県）」と「朝日（富山県）」もそれぞれありました…。
16;36に吉祥寺に到着です。あ、こちらにロープが張ってあって、東側から出入りするようです。
15分あればお参りできますね。
今日、最後のお参りです。
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63番・吉祥寺（きちじょうじ）
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こちらも町中のお寺ですが、塀に囲まれて、東側の山門をくぐると静かな時間が流れていました。境内には「くぐり吉祥天女」や「成就石」など実践系のアトラクション（？）がありました。
西条を目指して！
以前であれば、最寄りの「伊予氷見駅」から電車に乗車して「伊予西条駅」に向かい、明日戻って来るところですが、明日の宿泊地が"西条"から35km先の"伊予三島"にしたので、今日の内にできるだけ歩くことにします。したがって、このまま次の「石鎚山駅」（64番・前神寺の最寄り駅）を通過して西条の宿まで歩き、明日、電車orバスで前神寺を往復することにします。
むむっ、17:08に出発してすぐに"進撃の少年"に遭遇してしまいました。
手の下をかいくぐって逃げましょう。
続いて、虎党のパン屋「ベーカリー宇野」がありました。インパクトは大なのですが、ここまでスゴイ事になっているとコワくて入れません…。でも、ロールパンが美味しいらいしいです。
宇野といえば、中日のショートでしょ。ヘディングしたけど人気がありました。
30分ほど歩くと、石鎚神社の案内板が見えてきました。
看板が大きい。
鳥居がありました。神社はこの先800mほど先のようです。
鳥居を挟んで「たぬきまんじゅう」と「星加のゆべし」ありました。
鳥居の前の通りを入った所が「石鎚山駅」です。中の待合室でちょっと休憩しましょう。17:43。
明日、活用させてもらいます。
休んでいたら、特急が通過して行きました。
8000系のようです。
念のため、バス停「石鎚神社」の位置と時刻表もチェックしておきます。18:10出発。
「石鎚山駅」周辺で、30分の休憩臨時停車となりました。
加茂川を渡ると西条市の中心地に入ります。西条はおいしい水「うちぬき」で有名な町で、井戸水で生活用水を活用できるところでした。川の水がないのは伏流水で地下に入っているということだったんですね。
空梅雨の影響ではなかったようです。
途中、国道11号沿いの「サニーマート」で買い物をしたところ、お弁当のお接待をいただきました。
親切なお店です。是非ともご利用下さい。
とうもろこし、巻きずし、豆ごはんをいただきました。今日の食料には困りません！
BQ21氏も別にいただいています。
「サニーマート」から海岸線寄りに移動します。途中、予讃線の線路を渡りましたが、東側に「伊予西条駅」のホームが見えていました。
もう近いですね。
ちょっと変わったアーケードの所まで来たら、右（東）に曲がります。
右側はシャッター商店で取り壊されたのかな…。
歩道から出る「うちぬき」。水が豊富じゃない所ではできませんね。
横を"せとうちバス"が走り抜けます。
「伊予西条駅」前です。それなりに駅がBIGです。
帰宅時間のせいか、駅前に車が集まっていました。
駅前の"横断中の旗"には西条市の見どころが入れられていました。
石鎚山、西条まつり、絹かわなす、あたご柿、カブトガニです。
明日の「石鎚神社」方面のバスは6:48発のようです。電車より適当な時間なのでバスを使って前神寺に行きましょう。帰りは「石鎚山駅」7:54発に乗ればこちらに7:58に戻って来れるので、ホテルの無料朝食を食べられます。まさに、朝飯前の働きです。
朝の予定が立ちました。
今日の宿は駅から東に3分の「エクストールイン西条駅前」です。ウェルカムドリンクコーナーや漫画コーナーもあり、大浴場があるのがうれしい限りです。買い物などしましたが、19:20に到着です。
キレイなビジネスホテルです。
部屋はこちらです。
荷物が置きやすくて良いです。
お弁当類を食べて明日に備えましょう。では、また！
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