今日のメニュー
今日は、昨日歩いて来た途中の64番・前神寺のお参りができていないので、駅前からバスで向かい、お参りが終わったら電車で帰ってきます。朝食が終わったら、後はひたすら東に35km歩いて、四国中央市・伊予三島の宿を目指します。途中で別格12番・延命寺がありますが、納経時間に間に合うでしょうか…。今日も予定行動てんこ盛り、バタンキュー21(BQ21)氏と統一行動となります。
64番・前神寺へは文明の利器で往復します。
今日の天気は「曇り一時雨」のようですが、今のところ空は明るいです。
そういえば、今回、①目的地をオーバーして宿泊して目的地まで交通機関で戻るのは初めてですね。②目的地まで歩いてバスで宿泊地に戻り、翌日パスで目的地に進むのは大洲で行いました〔B&F=バスでフォワード〕。③高知でハマっていたのは、目的地(予約した宿)に届かないのでバスで進んで、翌日乗車地にバスで戻る(B&B=バスでバック)です。①は何というのでしょう…。翌日の行動を基準としているので…。交通機関で行って、戻って来れるので、オートリバースにしましょう。今回は(B∔R&AR)です!えーい、何でもいいよ。⇒カセット世代じゃないとARはイメージできないですね。
無駄なことを長々と綴りましたが、行動はシンプルです。「伊予西条駅」から6:48発「松山」行のバスに乗って前神寺に行くのみです。
バスの写真を撮り忘れました。残念、せとうちバスのちゃんとした写真は1枚も撮れていません。
昭和のバラエティー番組で、ジャンプをして、次のカットでワープしたように着地する、みたいですが、昨日と同じポイントに無事辿り着きました。6:59。
国道から西条側に少々歩いた所で。右に曲がって南下します。
3分ほどで、石柱と門が見えてきました。
さて、朝イチのお参りです。
-
64番・前神寺(まえがみじ)
続きを見る
前神寺は廃仏毀釈で石鎚神社から出されてしまい、この地で再興したという話を納経所でうかがいました。大師が神様も大事にされていた事を考えると残念な時代でした…。本殿の両脇が、格式の高い神社のように回廊になっていたので、その点を聞いてみると建築様式などとは関係なく、団体さんが雨の時に困っていたから建設したそうで、参拝者へのご配慮でした。それは、それは…。
さて、7:37にお参りを終了して、「石鎚山駅」に向かいます。10分ほどで到着しました。
7:54発、高松行が入ってきました。
7:58に西条駅に到着しました。
さて、宿に戻って朝食を食べましょう。
さて、9;00過ぎにチェックアウトをして、東に25km、伊予三島を目指します。9:15出発。
国道11号に向かう住宅街にひときわ目を引く車が2台止まっていました。
こちらは、ちょっと程度が悪いけど、アメ車のようなデザインですね。当時、これはかなり目立ったでしょう。
国道11号に出ました。あとはひたすら歩くのみです。
ここで、雨が降ってきました。山登りの時だけ雨が降るという"愛媛県のジンクス"が初めて破られました。室川の手前の東屋でちょっと休憩です。
その後、雨の影響か、はたまた国道11号の変化がないためか、写真がありません。
新居浜市に入って渦井川を渡った所から、国道の南側の旧街道を進みます。雨もひとまず上がりました。
新居浜には「源氏巻」という銘菓があるようです。調べると羊羹をカステラで巻いた、渦巻き状のシベリアのようなモノのようです。
旧街道にはとんでもない造りのお宅がありました。どういう構造になっているのでしょうか…。
途中、「マイントピア別子」のマイクロバスが停まっていました。「マイントピア別子」はここから山の中に5~6km入った所にある旧別子銅山の施設を利用したテーマパークです。1回、手前の端出場ゾーンを見学したことがありますが、蒸気機関車(電動式)で展示エリアにアクセスするのが印象的でした。奥の東平ゾーンは廃墟になった施設が「東洋のマチュピチュ」と呼ばれていて、機会があればこちらも訪れたいものです。
旧街道沿いの八百屋さん。トマトが安いけど、そんなに食べられないなー。12:00を過ぎてお腹が減ってきました。
この緑地帯を旧銅山鉄道が走っていたようです。左がお山の方角です。
商店街が見えてきました。
土曜日の昼なのですが、閑散としているのが寂しい限りです。写真に収めなかったのですが、商店街の途中の広大な空き地にテント(フットサルコートでよくある洒落たタイプ)が張ってあり、ステージもありました。時には何かの会場、時には駐車場にしているのかもしれませんが、目玉の商店の出店や空いた店舗のリノベーションなど課題は多いのでしょう…。
お山の方向を望みます。手前の海岸側に約2kmほど進むと新居浜駅に着きます。我々は、横断してこのまま東(左)に進みましょう。
googleで昼食場所の目星をつけたので、休憩所があるけど通過して先を急ぎましょう。
12:38に定食屋「くるり」に到着しました。
鯛のムニエルをお願いしました。
オシャレなお店は食後のコーヒーと一緒にビスケットを出してくれます。⇒東洋町の「Bahati」を思い出しました。
出がけにレモン味の飴をまるまる一袋、ご接待いただきました。ありがとうございます!
13:35に再出発します。すぐ近くの国領川を渡りますが、水量は多くないですが流れています。
旧街道も終わり国道11号に戻り、四国中央市に向かう緩やかな峠に差し掛かった時に自転車に乗ったお遍路さんが反対方面からやって来ました。わざわざこちらの歩道まで来てくれました。「逆打ちですか?」と聞くと、「そういう訳ではないけれど三角寺まで行って来て…」との事です。三角寺は次の65番のお寺です…。少し、要領を得ません。愛媛ではいろいろな方にお会いします。
この方から、プラ紐を編んだ"わらじ"のストラップをご接待いただきました。"わらじ"にはA4用紙がおみくじのように結んであり、88カ所の守り本尊と各寺の番号が手書きで記してありました(配布用はコピー)。ありがたく頂戴し、お守りとしてザックのお供になりました。BQ21氏との間ではこの旅での謎のひとつに数えられています。
また、変わったお宅を発見しました!地震もないのに倒壊家屋でしょうか!
さらに進むと、「峠のコロッケ」の看板があります。定食と喫茶の「HOT ONE」です。
店先には風変わりな乗り物が…。光岡自動車の「BUBU50」らしいです。満タンで5L、リッター40km走るそうです。1982~85年製で、やはりバブル崩壊以前は楽しいモノがあふれていたように思います。この先、こんな形の新燃料のビークルが行きかう時代が来るかもしれません。
揚げてもらう間、良い休憩になりました。
さて、10分ほど休憩した後、宣伝全開の善根宿がありました。
15:22に四国中央市に入りました。伊予三島まであと17kmはありそうです。今日は、雨のせいか、それとも横峰寺の疲れか、はたまた昼食でくつろいだせいか、いっこうに距離が伸びません…。
四国中央市に入ってすぐは、旧街道を下っていましたが、途中から国道11号を歩きました。ちょっと単調な感じです。
この後、国道の北側の住宅街の道を歩きました。単調だったせいか写真がありません。疲れていたかというと、そんなことはなく、BQ21氏と歩きながら昭和のカラオケ大会を開催していたので、住民の方は怪しいお遍路風情の連中め、と思っていたことでしょう…。
ようやく、16:45に別格12番・延命寺に到着しました。納経時間ギリギリで、行事がいたら「待ったなし!」と言われたことでしょう。ちょうど住職が窓から顔を出していて「ツアーの人たち見なかった?」の質問がありました。我々より遅くなっている待ち人があるようです。「先に納経帳を」とのことなので、納経所=大師堂に行ってから、本堂に向かいました。どうも調子が狂ってしまい、本堂の写真を撮るのを忘れたようです(⇒言い訳です)。
-
別格12番・延命寺(えんめいじ)
続きを見る
延命寺は伊予土居の街中の旧街道から一本入った川沿いに面していました。山門はありませんが、二つの橋のどちらかを渡り、境内に入れます。川を挟んで反対側は、大師が植えたといわれるいざり松が、すでに枯れてしまっていますが、生木地蔵と同じように幹が保存されてます。枯れてしまってなお、大切にされている松を見た時、大師は何を思うのでしょうか。
今日の目的地・伊予三島まで頑張りましょう!
現在17:05ですが、まだ、残り12km残っていますが、騙し騙し歩いていきましょう。
BQ21氏が、壊れてきました。会話が英語で帰ってきます、というより外人にみせかけたイントネーションで内容は日本語でした。私も空元気の掛け声が多くなってきたように思います。ただ、まだ声が出ているので大丈夫かなと思います。本当に疲れると二人とも声が出なくなりますので…。ただ、写真は撮っておらず、すでに18:56に三島に近づいた写真になっていました。伊予三島は大王製紙のお膝元なので、エリエールやGOO.Nの看板が見えて来てます。
今日は曇りがちなので、19:00でも暗く感じます(日の入りは19:24頃)。伊予寒川(さんがわ)を過ぎたので、あと1駅です。
夜の帳が降りてきました。暗い中を歩くのは、4日目の徳島市街以来かもしれません。6月は雨と暑さに悩まされることもありますが、日が長いという恩恵があります。
あの燦然と輝く建物が「リブマックス」でしょうか?
19:50に「ホテルリブマックスBUDGET伊予三島」に到着です。
さて、風呂に入りましょう。
この後、徒歩5分ほどのスーパー「フジ」で夕食、朝食を調達しました。
今日は、長丁場になりましたが、明日も早起する必要があるので、これにてお休みなさい!
←36日目 38日目→