本日のメニュー
本日は、昨日の最終地点「伊予三芳駅」まで電車で戻り、高縄半島(松山から北に出っ張っているところ)の東の付け根まで南下して、国道11号沿いの宿「しこくや」まで移動します。途中、別格10番、11番に寄りますが、合計15km程でいつもの行動の半分くらいなのがうれしい限りです。
バタンキュー21(BQ21)氏は「伊予三芳駅」の2駅手前「伊予富田駅」から59番・国分寺をお参りしてから「しこくや」に向かうため、今日は別行動になります。
別格10番・興隆寺に向かいます!
さて、7:00を過ぎたところですが、出かける前に腹ごしらえをしておきましょう。「喜助の湯」のフロントでモーニングセットをお願いしました。
駅に向かい、7:11出発です。「喜作の湯」は2日間お世話になりました。快適に過ごさせてもらいました。
5分で今治駅に着き、7:20発高松行きに余裕で間に合いました。やはり電車を使う時は駅に近いとメリットが大きいです。
JR四国の瀬戸内側(高徳線を除く)は電車がメインで、高知などと違って2両以上でやって来ます。人口の違いが如実に出ているようです…。
車内から、昨日歩いた地点などを確認することができました。7:35に「伊予三芳駅」に到着しました。「また来たよ!」という感じです。
見慣れた「伊予三芳駅」の光景です。
静かな駅前通りを進みます。
県道159号に出た所で「三芳南条」というバス停がありました。松山市に「北条」があり、ここが「西条市」の「三芳南条」。あと、東条があれば高縄半島の東西南北の「条」がコンプリートなのに…。⇒調べたけど、ありませんでした。
少し進んだ大明神川を渡る時に、意外な光景が広がっていました…。水がありません!今まで四国といえば水量豊富な川が当たり前だったのですが…(でも、松山の重信川は少なかったか…)。
関東で水無川といえば那須の蛇尾(さび)川ぐらいであまり見ませんね…。
橋を渡ってすぐの所を右に曲がり県道150号に入りましたが、これが狭い!それで、制限速度30kmのところを50kmぐらいで車が走って来るので危ない、危ない!
途中から、へんろみちに合流したようで、案内矢印がみられるようになりました。
ここで、別格用の「青色の矢印」も出てきました。
西条市のスゴイ所は郊外の住宅付近にも住居表示板を出しているところです。今回四国歩きましたが、郊外で表示しているのは西条市だけだったように思います。さすがに「〇〇〇号」細かすぎるので、近くの目印になる建物を表示させています。ここでは「←東予西小学校」と表示していました。
だいぶ、山が近くなって来ました。何回か左に右に曲がりますが、引き続き県道150号をトレースして行きます。
ここは、右ですかね…。
道なりに右カーブして行くと…、急に南国感満点な所に紛れ込みました!
家並みが密になってきた所で、「興隆寺1.5km」の看板が出てきました。
1.5kmの看板から800mほど歩いたところで、右に折れて細い道に入りました。
奉納の石柱がありました。上下に穴が空いているので石門ではないかもしれません…。
さらに登り、民家がなくなってきました。
右側に「貴布袮神社」がありました。石柱が先ほどと同じタイプなので、先ほどのモノは神社用だったようです。
進んで行くと、お墓とお堂のようなものが見えてきました。
すると、ご老人に声を掛けられました。毎日、興隆寺にお参りしている90代の方とのことです。興隆寺にお参りする話をすると、他の仏像のお賽銭はなくならないのに、「弥勒菩薩」だけなくなるという話がありました。この方は、人によっては仏様に見られて、それは3回ほどあったとのことです。(残念ながら、普通のご老人に見えました)別れ際に、帽子の刺繍が大阪市の市章でもある「みおつくし」であるのが気になったので尋ねると、「貰ったモノ」とのことでした。
さあ、お寺に向かいましょう。
おっ、左に本格的なへんろみち!大丈夫かな…、と思って入って行くと…、
長く歩かないうちに広い駐車場に出ました。
右側の駐車場が切れて、左側に地元の即販所の小屋を過ぎてちょっと歩いた所で、右側に赤い橋が見えてきました。9:53に到着です。
名勝・もみじの寺の案内板があり、ここから仁王門をくぐって少し登ることになります。境内に入りましょう。
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別格10番・興隆寺(こうりゅうじ)
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興隆寺は境内に入ると山奥感が増して、もみじのお寺にふさわしいところでした。⇒秋にも来てみたいですね。一番上の本殿まで結構な距離があるのですが、今さらながらよく建てたと思います(岩屋寺や仙遊寺など山中のお寺は特にです)信仰の成せる業ですね。いろいろな意味で心に残るお寺でした。
次は別格11番・生木(いき)地蔵です。
11:20に興隆寺を出発です。先ほどの六角堂まで下りてきました。そうそう、仙人さんが気にするようにと言っていた「弥勒菩薩」が興隆寺になかったので、その件について聞きたかったですが、いらっしゃいませんでした。昨日の道の駅での自転車の方といい不思議な方にお会いします…。⇒コントロールセンターからの間者でしょうか…(26日目参照)。
六角堂の先の二又を右に進み(貴布袮神社と別の側)坂を下って行くと県道に突き当たりました。ここは、正面の土手の様な所を下りるんですか。
灯篭があるので、ここは昔からの参道なのかもしれませんね。
参道のような坂を下り右に曲がり、丘を上下していると…、ありゃ、この川も水無川だ!
交通量の多そうな県道48号を渡って左側が生木地蔵の筈なんだけど…、森のようになっている、ここを戻る感じかな…。
すると、数分もしないうちに生木地蔵に到着しました。県道沿いに進んだ方が分かりやすかったようです。12:15。
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別格11番・生木地蔵(いききじぞう)
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生木地蔵は今まで回った中で一番コンパクトなお寺でした。地蔵が彫られていたという楠の大木は残念ながら倒れてしまいましたが、屋根をつけてご神木として祀っているのは日本の心を感じます。隣の福岡稲荷神社の四尾(しぶ)山と一体となったパワースポットなのではないでしょうか。⇒と言いつつ福岡稲荷神社の石段を見て上まで行かなかったのは疲れがたまっていたのかもしれません。
「しこくや」に向かいましょう!
さて、あとは宿に向かうだけで、残り4kmほどです。すでに12:30を過ぎていますので、途中で食事をとりましょう。
30分ほど歩いた愛媛鋳物団地の片隅に気になる食堂がありました。入ってみましょう。
「タンタン玉子めし」なるメニューが当店自慢とのことだったのでお願いしました。
甘辛肉みそと玉子焼きの組み合わせが相性抜群です。ここは、ラーメンも美味しそうでした…。
さあ、あと2kmほどになりました。石柱にあるとおり真っすぐ進むと10.4kmで横峰寺なのですが、この先が山登りなのでセーブしましょう。そうそう、明日の宿は横峰寺から下って来た伊予小松近辺を検討していましたが、コロナ禍により営業していないので西条まで進むことにしました。それもあるので、今日は早く着いて休養しましょう。
ここで、橋を渡りますが中山川も一面が原っぱになっています。ストリートビューで確認しても同じような景色なので、空梅雨とは関係がないようです。
途中、"たまねぎ"を収穫していました。
この先、国道11号を右に曲がり、少し歩いた石根郵便局で資金調達した後に、表に出ていたところ、意外な人物と再会しました。今治に入る途中でご一緒した"原監督"です。今日は、「しこくや」に宿泊されるそうです。
では、「しこくや」に向かいましょう!15分ほど歩くと着きました。14:38到着です。こんなに早く着くのは宇和島以来です。
ですが、チェックインは15:00からのようなので、隣の「りんりんパークー」で待つことにしました。かき氷をお願いして良いお値段でしたが、味も良かったです。
さて、チェックインも完了して、ひとっ風呂浴びです。
夕食では、BQ21氏と原監督のメンバーでお遍路・地理・歴史などいろいろと話題が尽きず、食堂の時間いっぱいまで楽しく話をさせていただきました。(話に夢中になり、写真は写せていませんでした。悪しからず…。)
さあ、明日は山登り!頑張りましょう!
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