歩き遍路

【歩き遍路21日目】土佐清水市大岐「民宿大岐の浜」⇒宿毛市平田町「鶴の家旅館」

2021年8月4日

本日のメニュー

今日は、一昨日来た道を途中まで戻り、内陸部の山越えをして、宿毛(すくも)市の平田に宿を取っています(一昨日通った、真念庵のルートよりも南側のルートを通る予定です)。あわよくば39番・延光寺をお参りしたいところです。距離は33kmはありそうです。

昨日一緒に行動したバタンキュー21(BQ21)氏は、この先の宿を「宿毛」「愛南(柏)」「宇和島」と予約されていますが、今日も途中まで「ばたひかり」コンビで行動します。

まずは、朝食をいただきましょう。

朝の食堂です。

いただきます!素材が良いのでおいしいです!

民宿大岐の浜は、以前は自動車教習所の寮だったそうで、この奥にも1棟建物があります。

海に近い1Fの右下が食堂です。宿泊は左の階段を上がり2Fから入ります。

バス・トイレは部屋の外ですが、清潔感のある造りです。

バス。

トイレ。

お菓子やラーメン、飲み物などは無人販売となっていたのでありがたい限りです。⇒コンビニは来るときに寄ったローソンまでありません(5km先)。

お菓子やラーメンはこちら

飲み物はアルコールとソフトドリンクが冷蔵庫に入っています。

三原村を経由して宿毛方面に出発!

この旅で初めて連泊した宿ともお別れです。8:00に出発!

看板は西遊記だったんですね。悟空は白衣を着ているようですが…。

女将さんお世話になりました!

見えなくなるまでのお見送りいただきました。

来るときは分かりませんでしたが、短い距離ですが国道321号から内陸側にへんろみちがありました。

林の中を抜けています。

でも、すぐに国道に戻りました。

今日も天気はいいですね。

高知の海もそろそろお別れですね…。

画になる景色です。

9:10に分岐に到着しましたので小休止。こちらの建物は「ロッジ・カメリア」です。足摺岬は椿の木が多かったので「カメリア」なんですね。⇒バブル期前後の深夜CM「じゅわいよ・くちゅーるマキ」&「カメリアダイヤモンド」を思い出しました。コンセプトは違うけど「ノエビア化粧品」も同じようにCMを流していましたね…。

延光寺は「真念庵経由31.3km、三原経由31.1km」と表示されています。

さて、ここから左に曲がって県道21号を進みます。先日、伊豆田トンネルから下って来た下ノ加江川の対岸(西側)を遡って行きます。

道が狭くなってゆく…。

一旦、広くなりましたが、何もない所に向かって行く感じです。

まだ、田んぼが見られます。

9:50。ここで右側の橋を渡ると伊豆田トンネル方面に行けますが、左の下ノ加江川に沿って遡っていきます。

山が近くなってきました…。

 

すーっと山に吸い込まれていきますね…。

10:05。あんなに広かった道路が、T字になり(写真に写っていませんが)左右とも細ーい感じの道路になりました。ここへきて案内板が無い…?

おや、おや…。

左後ろの壁を見ると答えがありました。ここから徐々に登って行く感じなので、小休止をしてから頑張りましょう!

左に曲がるということでした。

道が狭くなってからはずーっと1車線の山の中の道で、民家も何もありません。こんな時、一人で行動していたら気が滅入るのですが、今日はBQ21氏と行動しているので、話をしている内に進む感じです。

BQ21氏は私より7歳ほど若いのですが、いろいろな話題に精通しており、先ほどのカメリアダイヤモンドなど懐かしの芸能・音楽ネタを知っいて、午前中は、TVドラマ「スクール・ウォーズ」など大映テレビ系の話で盛り上がりました(「イソップ、大三郎、加代ちゃんとちょっと殺しすぎじゃね」みたいな…。)。

そうこうしているうちに、やっと三原村に入りました。11:30です。

今日の前半は、渓谷の写真しかありません(笑)。11:57。

上流側

下流側

すでに、12:00を過ぎましたので食料を補給しましょう。昨日いただいた"すもも"と行動食を食べます。

果物はありがたいです。

30分歩いても似たような景色…。

山、川、緑の連続ですが…。

ここに来て、バス停と集落が現れました。あれ、途中停留所なんてありましたっけ?バス停の地図をみたところ、バスはここから北の役場に行くものでした。この辺りの集落は人気が無く、空き家が多いように思われます…。

ここまではほぼ1車線でしたが、2車線になりました!

道がカーブしている所で、民家の間の路地がショートカット路じゃないかという事で、登ってきたら、残念、墓所で行き止まりでした。

「小八木様墓所」教育委員会による縁起がありました。

怪しげなバン(「太陽にほえろ」に出てきそうなクラウン)が停まっていたので怪訝に思い見ていると、民家にサーフボートとウェットスーツがありました。地元のサーファー…またはこの辺の空き物件を見つけて移住したサーファーでしょうか…。海まで十数kmあるけど、車ならそんなにかからないですからね。

海まで十数kmあるけど、車ならそんなにかからないかな。

13:00を過ぎた頃、単調な景色に、何やら看板が…。「←三原キャンプ場 IN」とあります。

その矢印の左側を見ると…。

INの方向には果樹園の若い木が生えているだけでした。そういえば、ここに来る途中google mapでは「三原村別荘」と表示されている箇所がありましたが、全く別荘があるようには思えない所でした。どうやら土佐清水から三原村の南部はさびれてしまっているようです。

キャンプ場は何処…?

ただし、自然は溢れています!民家はありましたが、店は無いので昼食は三原村の中心街までお預けのようです。

中心街まで、6kmはありそうです。

右側に「農家民宿くろうさぎ」の看板がありました(右に入るようです)。三原村は酒税法特例の認定をうけて「どぶろく」を造ることができる農家が7軒あって、その一つがこちらの宿になります。

左の丘の建物も気になる…。

途中、ようやく冷たい飲み物が出てくる魔法の赤い箱を見つけたので喉を潤しました(単になる自販機だろ!)。そういえば、下ノ加江からここまで、約16kmは自販機がなかったと思いますが…、室戸の10km空白地帯を超えているので、実は影の難所なのではないでしょうか…。まあ、ペットボトル1本持っていれば大丈夫かと思いますが…。

BQ21氏との話題はドクターペッパーが飲みたい!という事でした。四国ではまったく見かけないのです。ここでは、チェリーコーク、フレスカレモンライム、冒険活劇飲料サスケなど懐かしい飲み物の話題で持ち切りでした!13:55。

マイブームは「アクエリアス・スパークリング」350ml‥100円です。

14:30に、天満宮がありましたが、なぜかその脇には‥。

通称「島の宮」だそうです。

トイレの横に、メリーゴーランド!残念ながら動きません…。

乗り心地はいかかでしょうか?

15:15にようやく「←役場 農協」の看板が出てきました。すっかり歩みも遅くなっています…。

役場前の通りの様子です。

センター・オブ・ビレッジ?

14:30にようやく食べ物がありつける「やまびこカフェ」に到着しました。え、コロナの関係かカフェが営業していない…、そんな殺生な!

カフェは黄色い柱の後ろ、スーパーがその左奥です。

ただし、隣の「みはらのじまんや」という産直のスーパーでお弁当が売っていたので「農業構造改善センター」のベンチで遅い昼食を食べさせてもらいました。(小夏もゲットしました!)

たこ焼きと…。

お弁当ですね。

こちらでは三原村産の「ゆずどりんく」を自販機で売っていて、これが100円でおいしいのです!高知県では馬路村の「ごっくん馬路村」がトップブランドですが、それより安いです!

もっと買っておけばよかった…。

「みはらのじまんや」の前の大判焼きの屋台で1つ購入したら、もう1つお接待をいただいたので、納め札をお渡ししています。

ごちそうさまでした!

さて、16:30に「みはらのじまんや」を出発します。結構、ここまで時間をかけてしまいましたが、あと8kmは残っています。

平田に向かう道は南側と違い車通りが多いです。

1時間ほど歩くと中筋川が見えてきました。下流にドンブラコッコと下っていくと先日渡った四万十川大橋に出ますが、もちろんフリダシには戻りません。

通って来た川の上流だと思うと感慨深い…。

ほどなく、中筋川ダムが見えてきました。

そこそこの大きさです。

ダム湖を過ぎた所のトンネルですが、そういえば、いつの間にか三原村を脱出していたようです。

ダム湖の方角を振り返ります。側道を行くと休憩所がありますが、戻りません。

多少、高い所を歩いているので、下って行きます。

ぼちぼち三原村までは登りましたので…。

下ると、後はまっすぐですね。

もう少しです。

ようやく、国道56号の交差点の案内が出てきました。この時点で18:32です。BQ21氏は宿を宿毛に取っているので、交差点手前の平田駅から土佐くろしお鉄道に乗る必要があります。google mapで何時の便?えっ、18;37?急ぎましょう!

写真奥の高架が土佐くろしお鉄道です。

間に合いました、あと5分はあります。

BQ21氏はR&B(RAILでBACK)戦法で、明日の朝は①平田駅まで列車で来て今日の続きをするか、②宿毛駅から歩いて延光寺まで行き、帰りに列車に乗るか、の2パターンがあります。①は納経時間の7:00に合わせてくれば良く、帰りの列車を心配せず歩き続けられます。②は朝早くから起きて7:00の納経をターゲットにして歩き、帰りの列車に乗る必要がありますが、時間を有効的に使えます。どちらにするかは検討するとの事です。

また連絡を取りましょう!お疲れ様でした!

さて、宿に向かいましょう。駅からほど近いはずです。

三原村では見かける事のできなかったローソンがあります!

「鶴の家旅館」は左に曲がってすぐの所でした。18:38に到着です。まさに、到着すると同時に夕立が降ってきました!さあ、退避しましょう!

女将さんもちょうど帰って来たところでした。よろしくお願いします!

今日は39番・延光寺には行けませんでしたが、ここから2.5kmほどなので、明日の朝にお参りしましょう。

部屋は広い部屋を使わせてもらいました。

広いお風呂をいただきました。

今日は広い食堂を貸し切りです。

お食事、いただきます!

今日は、「ばたひかり」コンビで楽しく行動できました。明日もがんばりましょう!

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