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今日の終点は「民宿大岐の浜」です。本来であれば、海岸線を南に19kmほど足摺岬を目指して進めば、38番・金剛福寺に着きます。足摺岬≒金剛福寺なので、行ってそのまま帰ってくれば良いピストン行動です。
しかし、昨日女将さんから金剛福寺への行動について、行きは土佐清水の市街を経由して半島の西側を通って、帰りは東側から帰るルートの提案がありました。同じルートを通らないでも済むし、日差しの関係で日影になりやすく、坂の関係からもそれが良いのではないかということでした。ということで本日は約40km弱の長丁場です。ただし、お参り用品と食料の以外の荷物なし(ここでは空身と言いましょう)の行動になります。
さて、では朝食をいただきます。
まずは、ガスルー氏が先に出発するのでお見送りです。今日は、足摺に1泊して海岸沿いに進むとのことです。
38番・金剛福寺に向かいます!
さて、遅い出発になりましたが、7:50に出発です。今日はバタンキュー21(BQ21)氏との『ばたひかりコンビ』で巡ってゆきます(何か、こしひかりのバッタモンみたいな…)。
さて、民宿大岐の浜から10数分歩くと、大岐の浜(大岐海岸)に到着します。
案内看板がありました。「足摺岬の花崗岩が侵食運搬されたもので、足摺宇和海国立公園の東玄関にふさわしく、延々1.6kmに及ぶ白砂青松の海浜です」ということで、なるほど、海岸がルートなんですね。
まずは、浜に渡る橋を渡りましょう。ヒッピー風のサーファーの方がいて、「裸足の方が静電気が抜けて体にはいいんだぞ」的なことを言われました。うーん、ロハス!
広大な砂浜が広がっていました。
BQ21氏いわく、前日にユーチューバーお遍路さん・おまつり金魚氏の動画がアップされていて、この辺りの海岸線から岩場の所を登る映像を見たとのことです。BQ21氏は、一旦さいたまに帰ってからルート、宿、ユーチューブなどをチェックしていて、お遍路情報に精通しています。
2人分の足跡があるので、「ガスルー氏も通ったのだろうか?」と話題に‥。
丘の手前に川が流れていましたが、さてルートは…。事前情報で岩場を登ることが分かっているということなので、この川を渡渉するのでは…。
BQ21氏は、川は渡らないものだと思っていたようですが、渡渉できることを話したらすぐにBQ21氏が対岸の岩場の「遍路道」の札を見つけました。ナイスプレー。BQ21氏の情報と山歩きの経験の合わせ技でした。(後日分かった点‥おまつり金魚氏の動画は別の地点でした。ただ、この情報は結果オーライでした。)
1時間ほど進み、道標がでてきました、ここを何気なく左に進んでしまいましたが、正解は写真の切れている右側の国道321号方向でした。(キロ数が多いので左に進んでしまいましたが、右の市内経由はトンネルができて距離が縮まっているのです)
途中で国道側にリカバーしました。⇒先ほどの分岐から土佐清水港までの区間で足摺岬の半島の付け根を横断することになります。距離は3km少々です。
土佐清水市街地の手前でローソンがあったので、最近のマイブーム・ガリガリ君を補給します。今日は風があって昨日の暑さほどではありませんが、水分補給は重要です!
9:55頃に土佐清水港(東側)を通過します。スーパーなどがあってやはり市役所のある中心街であることを感じさせます。この付近でベテランの歩き遍路の方とすれ違いました。海岸線沿いを進まれるそうです。⇒BQ21氏いわく、西側から反時計回りに進んでいるので、通常は東側から来る歩き遍路の方に合う機会が増えるのでは…とのことです。前述のおまつり金魚氏との遭遇を予感させます。
さて、西側の海岸線をどんどん進みましょう。10:20には市街が遠く望むようになりました。
ここで、半島の西側の地図が表示されていましたが、左端燈台のある臼婆(うすばえ)という地区をショートカットするトンネルが表示されていませんでした。
10:50頃、中浜という集落を下に歩いていると…。
お遍路さんの姿が…。え、こちらが"おまつり金魚氏"ですか!なんと、本当に出会えるとは!おまつり金魚氏も視聴者と遭遇するのは初めてとの事で、動画を撮っていただきました。⇒この方は、行動したらすぐに編集して、翌日にアップしている点がすごい点です!
その模様が以下のとおりです。(タイムバーの4:20あたり)
BQ21氏は旅番組のプロデューサーなのでは…という展開だったので、ここで『スーパーサブ』の称号が与えられました!⇒え、なんで控え選手の切り札なのかって?いやいや、そちらではなく、サブ=副調整室です(ピンクのカーディガンを首から巻いて、「〇〇ちゃん」と言ってる感じ⇒いつの時代だよ!)。
そんなこんなで、11:15には足摺岬まで7kmの地点までやってまいりました。やはり、二人行動だと話が弾んでいいですね。そうそう、こんな話題も出ました。⇒以前お遍路さんが2人で行動する時には「同行三人」と書いた事がありましたが、「同行二人」×2人だから、大師も2人いて「同行四人」なのではという話です。どちらにしても大師は大忙しです!
軽トラのお父さんにご挨拶したら、「家用に取って来たけど食べる?」とわざわざ下りて"すもも"のご接待をいただきました。
BQ21氏も私も果物好きという共通点があります。後ほど補給させていただきます!
このあと、トンネルを抜けた所で、ちょうどいいところにベンチがあり、すでに11:50になっていますので昼食にしましょう!
昼食は、宿の連泊特典"おにぎり"と先ほどの"すもも"です。
12:20頃出発して、20分ほど歩くと、オシャレヘンロ小屋発見。昼食後なのでここはスルーします。
それから10分歩くと、足摺の旅館街が見えてきました。
このあたりは民宿が多そうです。
国道に戻ると今度はホテルが多くなって来ました。
この旅館街の近くでこの景色が見られるのは良いです!
「万次郎の足湯」がありましたが、残念ながらコロナ禍で休業中でした。ジョン万次郎にあやかって命名されたようです。
こちらは白山神社です。こちらは、38番・金剛福寺の奥の院で白皇権現を合祀されていることが後からわかりました。
海岸には白山洞門という、高さ16m、幅17mの国内最大級・海蝕洞穴があるそうで、洞門上に白山本宮が鎮座しているとのことです。今回は時間の都合でスルーです。
それからほどなくして、13:30に38番・金剛福寺に到着しました!
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38番・金剛福寺(こんごうふくじ)
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金剛福寺は正面の本堂とその手前左側の池が印象的なお寺でした。
お参りを終えると、ガスルー氏が山門前の土産屋の前で休まれていました。足が痛いので足摺の病院に行かれるとのことです(前日、足の爪が隣の指に刺さっている話をされていました)、お大事に!⇒これから、金剛福寺をお参りされます。
反時計回りのルートにしたおかけで、ガスルー氏とも再会できました。
足摺岬経由で宿に帰ります!
さて、今日の行動はあと残り19kmあります。いつもならめげるところですが、今日は空身行動で、宿も昨日と同じなので安心です。また、今日は2人で行動しているのでトワイライトゾーンにも引き込まれないのでは…。
まずは、足摺岬に向かいます。14:10行動開始!金剛福寺からすぐの所に「足摺岬・四国最南端の碑」がありますが、まだ岬じゃないでしょ!さーて、行きますよ!
岬に行くには遊歩道を通っていきますが、椿のトンネルといわれるように半島全体で約15万本、岬先端部で6万本のヤブツバキが自生しているそうです。
途中、岬を望めます。
歩いていると、足摺岬七不思議が随所に現れます。「地獄の穴」はそのうちの1つです。
10分ほど歩くと足摺岬に到着です。そういえば、室戸岬は歩道崩落で姿を拝めませんでしたね…。
さて、岬にも来た事ですし、宿に帰りましょう。帰りはひたすら東海岸の県道27号を北上するのみです。道は西側の道ほど広くない、センターラインの無いような道です。
1時間ほど歩いたところに、おとぎ話にでてきそうな建物がありました。「cosmic counrty cafe たぬき」というお店です。今回は、先を急ぐので御免!
「たぬき」から15分ほど歩いた、15:40に自販機があったので休憩しましょう。。トワイライトゾーン(TZ)対策で行動食のリッツと残りの"すもも"を食べます。
やはり、TZでも今日はBQ21氏と同行四人で行動しているので、心強いです!
30分ほどすると、凝った休憩所が現れました。
ここは、オープンエアな感じですが、住めそうですね。
寝具もあります。
さらに進んでいきますが、道路は所々、2車線化の工事を行い拡張しているようです。
17;25、県道347号との分岐に来ました。県道27号のくせに、「この先道幅が狭いのですれ違いできません」という弱気な看板を出していました。我々はそのまま細い方に向かいます。(347号線は土佐清水の港の方に向かいます。)
途中、細い県道からへんろみちに入りました。「この先、急傾斜があり滑る場合があります。気を付けて下さい」の看板アリです。
途中、畑や民家の裏などを通る際に、イノシシ除けの電気柵などもあるので注意です。
進むのは「以布利」方面です。
この弱気な県道27号を見てやって下さい。
2回目の山道に入りました。すでに17:30を過ぎ、陽は陰っていますが、6月なので行動できます。先ほど、民宿大岐の浜の女将さんに「暗くなる頃の到着になりそう」と連絡を入れました。⇒今夜の食事は我々だけなので、気を付けて帰るようにとのことでした。
この後、もう一ヶ所へんろみちの案内があったのですが、薄暗くなってきたので県道を通ることにしました(後で考えると、こちらが"おまつり金魚氏"の通った所ではないでしょうか…)。
18:00ごろ、ようやく以布利にやってきました。ここは朝、リルートする前に通った所のようです。
物置の奥には、何かが祀られていました。
それから少し歩いたところで、お母さんから声を掛けられました!
また"すもも"をいただきました!先ほどと同じくらいです。ありがとうございます!
その後、小一時間を疲れながらも歩き、19:15、ようやく大岐の浜の海岸入口まで来ました。
民宿大岐の浜には薄暗くなった、19:30過ぎに到着しました。よく頑張りました!
女将さん遅くなりました!お食事OKの様なので、お風呂の前にいただきまーす!
さらに、カツオのお茶漬けも!
食事では、今日の行動や明日のルートなどいろいろと話に出て楽しく過ごさせていただきました。
さて、風呂に入って、明日に備えましょう!
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