今日のメニュー
歩きのメニューは今日で最後です。昨日の最終地点の「板野駅」まで列車で戻り、そこから1番・霊山寺まで歩いて最後のお参りをします。それから「坂東駅」に向かい、「徳島駅」に戻って来るというミッションです。チェックアウト前の距離数5km弱の行動は今までで一番短いものです!
その後は明日の高野山詣でに備えて和歌山県の橋本まで移動する予定です。
最後のお参りに向かいましょう。
さて、徳島駅からの列車に乗るため、5:30にホテルを外出します。そう、外出なので、空身で歩きやすいのです。駅前のセブンイレブンで朝食を仕入れます。
5:47の「高松」行に乗車します。5:41の特急うずしお「高松」行が一番列車なのですが、そこまで早く行く必要はないので、普通列車の一番に乗車します。
車内で朝食を食べつつ、6:12に「板野駅」に到着しました。
自販機の灯りがまぶしい「板野駅」から最終日の歩きがスタートです。6:16。
天気はあまり良くありません。時折、小雨です。
わずか10分で、金泉寺に到着しました。そういえば、金泉寺には東側のへんろみちから境内に入ったので、仁王門からアクセスするのは初めてです。6:28。
境内に入った途端に雨が強くなってきました。
本当は、晴れていればこちらの境内はオープンな感じが素敵なのですが…。残念。
東側のへんろみちの様子です。6:36出発。
そう、へんろみちの前にこの変電所が建ってました。
20分も歩くと「鳴門市」の看板が…。そうか、勝手に「徳島市」だと思っていました。それは失礼しました。
こちらから左の高台に上って極楽寺に続く路地に進みます。
そうそう、お墓のところを抜けてきました。
そう、何か路地のような、暗渠にした川筋のような道でした。
2番・極楽寺は通過させていただきました。
「道の駅 第九の里」「大麻比古神社」左折の看板が出てきました。
坂東谷川(そういう名前だったのか…)を渡って、見覚えのあるエネオスの前を通過します。⇒初日はガソリンスタンドの前を通る時にこの装束でいいのかな、変な風に見られていないかな、なんて不安のまま歩いていたことを思い出しました。
そして、ついに始まりの地にやって来ました。7:30。
仁王門を入ってすぐのところに、また出迎えてくれたヤツがいました。
今までとお寺と違い、勝手知ったる境内です。突き当りの本堂で、お参りをしましょう。
初日はお経を唱えるのに緊張してお賽銭を忘れたりしていました⇒こちらは堂内に売店があって人がいるから変に意識しちゃうのですよ…。今となってはいい思い出です。
大師堂で般若心経を唱えていたら、突然大きな雷鳴が轟き、結構雨も強く降ってきました。これは、歓迎されているのか、それとも大師から「修行が足りないのでもう一周回れ」と一喝されているのか判断に悩むところです…(汗)。
お参りも終わりましたので、納経所に行きましょう。
四国最後の御朱印をいただきました。出てみると雨は小降りになりました。
あれ、こんな方いましたっけ…?
え、お子さん連れ?えーと、今日は木曜日で…、学校休ませちゃダメでしょ。
さて、境内歩いているといろいろと感慨深いですが、この辺でおいとまさせていただきます。また、来る機会はあると思います。では…。8:03に出発です。
「坂東駅」までの道をたどります。
駅方面に曲がるところにお遍路ハウス「一番門前通り」があります。
「坂東駅」への案内も分かりやすいです。
左に曲がると「坂東駅」が見えてきました。8:15に到着です。これで、今回の"歩き"のミッションは終了しました。50日近く、毎日20~30km歩く生活をしていたので明日から歩かなくていいよと言われたようなものですが、何とも実感が湧きません。
駅前にはここから「霊山寺 850m」の案内看板がありました。
列車は8:19なので、すぐにやって来ます。ホームに入りましょう。
お参りが済んで、気が抜けてしまったのか、画面に収まらなくなってしまいました。
「徳島駅」に8:44に到着しました。ちなみにこちらは後の車両のキハ40で、運転台が両方についていて1両でも運転できます。キハ47とはドアの位置と開き方が違います。
駅には「すだちくん」の他に「とくしまれっちゃくん」と「すまいるえきちゃん」という謎のキャラクターが紹介されていました。
この後、「ホテルサンルート徳島」に戻り、11Fの天然温泉「びさんの湯」に入浴しました。やはり大浴場のあるホテルはありがたいです。⇒四国最終日なので良い立地のホテルにしておいて良かったです。
10:00にバタンキュー21(BQ21)氏と待ち合わせをして和歌山に向かう予定でしたが、間に合わないとのことだったので、先に向かうことになりました。
10:15発の徳島市営交通の「南海フェリー前」行がやってきたので乗車します。
10:37に「南海フェリー前」に到着しました。
さて、乗船手続きに行きましょう。南海フェリーでは「好きっぷ」というのを発売していて、正規乗船料金が2200円なのにもかかわらず、このきっぷを使うと南海電鉄全駅に行っても2200円という衝撃的な内容です。うーん、グループだから成せる技。
ただ、「なんば」などに向かう際にはお得なことこのうえないのですが、高野山に向かう場合は一旦、「なんぱ」の手前「天下茶屋」まで北上して南海高野線乗り換えて、橋本、高野山方面まで南下するという時間がかかるルートになります。関東で言うと「北千住」から「柏」まで行くのに常磐線で一本で行けるところを東武線がタダで乗れるので伊勢崎線で「春日部」まで行って野田線に乗り換えて「柏」に行くようなものです。⇒時間はあるので「好きっぷ」採用!(でも全然スキップはしていない…)
この日、西日本では豪雨になっており、待合所で広島や三原で冠水しているニュースが流れていました。瀬戸内海では24時間で100mmの予想が伝えられていました。海は大丈夫かな?
15分前になりましたので、乗船します。
乗船するのは11:00発「かつらぎ」です。
定刻になり、離岸します。
49日間をかけてぐるっと一周した島ともいよいよお別れです。コロナ禍でお遍路さんが少ない中でもいろいろな方に会うことができました。時には歩いていて叫ぶような事もありましたが、時にはうれしいお接待などもいただきました。今ではいい思い出です。霊山寺で雷雨の洗礼を受けたように、大師からは「まだまだ修行が足りないな」ということでしょうから、日々精進していきたいとは思っています(⇒なかなか実践が難しそうですが…)
そして、2時間後には和歌山の港が見えてきました。意外と海は穏やかでした。
船の写真を撮り忘れましたが、こちらが和歌山港付近です。
港から通路を通って「和歌山港」駅で待っていたのは風変わりな電車でした。「めでたい電車」の"青い電車"「かい」でした。つり革が「魚」や「カニ」のデザインになっていて、広告の部分にはワカメと魚が交互にぶら下がっていました。
「ちょっと誰か"足ひれ"忘れてるよ」って、なかなか良い遊び心!
「和歌山市」に着いたところを正面から1枚パシャリ。えー、この前照灯のデザインは関東ではナシだよ、ちょっと左右が外にズレすぎなんじゃない、なんて思いながらも、現在の電車のデザインがユニバーサルで、似たようなモノになっているのを考えると個性的で楽しい南海の車両でした。
後で調べると「かい」は「さち」と結婚して「なな」という3編成目の列車を作ってもらったようで、非常に大切にされてました。
さて、「和歌山市」13:30発の特急サザン「なんば」行に乗って、「天下茶屋」までやってきました。14:24に西側の4番線に到着。
そうそう、サザンは和歌山寄りの車両4両は指定席で、前寄り4両と違って新しく有料なのです。
東側の1番線に乗り換えます。13:35発の「橋本」行が来ました。何か面白味のないヤツが来たなと思いましたが、実は面白かったのです。これが2扉車だったのです。普通の通勤電車は扉が3つか4つなのですが(京急の快特の一部はクロスシート(特急型)なので例外ですが…)、これはロングシート(山手線のような席)なのに扉が2つなのです。⇒高野線がメインとのことです。(一部本線の普通列車に使われる時は2扉の注意書きが付くとのこと)
やっぱり、初めて乗る路線は楽しいですね。15:20に「橋本」に到着しました。ここからは、歩いてホテルまで行きましょう。駅前はロータリーになっていて、建物もそこそこ立っています。
南に歩いてこの先の国道24号を右に行くのですが…、
隣に「力うどん」の文字がありました。そういえば、移動続きで昼食がまだでした。
「力うどん」て書いてあったけど無いなと思ったら「餅うどん」がそれだったのかも…。待てよ、「力うどん」は店の名前かな?
なぜなら習慣で「肉うどん」をお願いしていましたので。
さて、国道25号を東に曲がりました。1.5kmほど歩くようです。
途中のセブンイレブンではセブンイレブン用の移動販売車が停まっていました。山間部などに販売に行くのでしょうか。
こちらは橋本市役所です。「前畑秀子さん、古川勝さん、岡潔さん」が地元の英雄のようでイラスト共に紹介されていました。
市役所の前には前畑さん、古川さんのモニュメントがありました。前畑さんが水泳のメダリストというのは知っていましたが、古川さんもそうなのですね。
ほどなく「ホテルルートイン橋本」に到着して、今日の行動は終了となりました。
16:00に宿に着くというのはいつ以来でしょうか。普通はこれからまだ2時間ほど歩いていましたね。この後、大浴場に入ってゆっくりして、BQ21氏が到着しまてから近くの「王将」で"反省会"を開催しました。⇒大概反省会では"反省"しないんですよね。
さあ、明日はいよいよ最終日です。おやすみなさい。