雑記帖

『「ご朱印」について』について想う

昨日、浅草寺でご朱印を頂いた際に『「ご朱印」について』という案内書き(注意勧告?!)をいただいた事をご紹介しましたが、これに関連して四国を巡っていた時の事を思い出したのでご紹介します。

今回話題のお寺ではありません(参考:第24番・隆徳寺)

昨年の春先に四国三十六不動霊場を自動車で巡っていた時の話です。某寺院でお参りするため境内を歩いていると、本堂手前10mぐらいに腰の曲がったおばあさんがいたので「こんにちは」と声を掛けてお参りに向かいました。本堂で読経し、お参りを終えた後に本堂脇の5mほどの納経所があるので、扉を開けて入りましたが誰もおりません。机上にチャイムがあるので押したところ、よく店舗に入ったときに鳴るチャイムが割と大きい音で室外にも聞こえるように鳴り響きました。ちょっと間をおいて鳴らしても出て来る気配がありません。何度か押してようやく外から人が入ってきました。

こちらも参考写真です。(参考:第24番・隆徳寺)

先ほど境内ですれ違ったおばあさんでした(※)。開口一番「あんた、入ってきた時に挨拶もせんから、用がある(納経が必要な)人とは思わなかった。それにお参りするなら鉦(鰐口)を鳴らさにゃわからない。こっちは耳が遠いんだから…」などと、およそお寺の方とは思えない言葉が返ってきたのです。さすがに実際に挨拶はしたので「挨拶はしましたよ」と答えました。私は登山もするので、知らない土地を歩く時には怪しまれないようにできるだけこちらから声を掛けるようにしているのです。「そうかい聞こえなかったな…」というようなやり取りの後、「拝む時には不動明王さんの真言をちゃんと唱えているのか?お寺にはいろんな仏さんがいるからその仏さんがわかるようにお願いしないといかん。わからんで巡っている人が多い…」と苦言を呈されました。私は守り本尊が不動明王なのでわかっています(笑)。正解は「のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」です。

四国不動三十六不動の納経帳(参考:第1番・大山寺)

今回のようなおばあさんのような対応をされたら良い気持ちはしませんが、お寺の側からすると正直な意見だったのかなとも思えました。今回、改めて確認できたのは次のような事です。
・挨拶はしましょう(今回は勘違いもあった)
・来訪が分かるように鉦を打つとわかりやすいです。
(鐘は帰りに打ったらいけないというのはその意味もあるのか…)
・お参りの際には写経を…、できない場合はちゃんと読経をする。
・読経をする際には、お願いする仏様の真言をちゃんと唱えましょう。
不特定多数の人が出入りするお寺にしてみれば、火事や盗難の危険性もある訳です。お寺によっては、納経時間の30分前になるとロウソク、線香の使用をできなくしているところもありますね。

お寺のGoogleのクチコミを見たところ、やはりおばあさんに対する負の書き込みがありましたが、ここは嫌な気になるだけでなく、発見があったと思いましょう。何事も一期一会です!

ところで、ご朱印問題ですが、神社は特に写経、納経をする必要が無いのでお参りできればご朱印はいただけるのに対して、お寺は本来は写経することによってご朱印をいただくという過程(奉納してご縁を結ぶ)が違うので今回のような案内書きが必要になってしまうのでしょうね。ちゃんと理解して巡礼している方ならば、案内書きは不要なはずです。仮面ライダーカードのコレクションではないので、理解せずに巡って集めても「ラッキーカード」は出てこないと思います。(そもそも朱印帳と納経帳が違うという話にもなるかもしれませんが…)

バインダー方式の納経帳

※四国三十六不動霊場の御朱印はバインダーのように綴じる方式になっており、お寺の側はあらかじめ書きためておけば、筆入れする担当の方はいらないシステムになっています。⇒近くに書き貯めたものがあったので今回のおばあさんも筆入れができる方かと思われました…。

(おわり)

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