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本日は、国道56号を西に進み、隣の内子町の中心街を抜け、今度は国道379号を進みます。約30kmほど進んだ「落合トンネル」が今日のゴールです。明日はトンネル出口から東に進みますが、今日はその北側1.5kmほどにある「たちばな屋」に送迎に来てもらいます。
次の44番・大宝寺、45番・岩屋寺ですが、44番の奥に45番があるため、45番が終わると多くの方は44番に戻る(打ち戻し)をするケースが多いです。したがって、44番付近に連泊して、空身で45番を往復する方が多いようです。⇒前日に内子町に宿泊すれば44番までちょっと長い35kmほどの行程ですが、私は22kmほど先に来てしまったので44、45番の地区を1日宿泊で通過したいと思います。
内子を目指して出発!
すでに「十夜ヶ橋」まで歩いているので、バスを使います。初めてのB&F(バスで進む)戦法です!いままではB&B(バスで戻る)ばかりでした…。
「鹿野川」行のバスが来ました。
「十夜ヶ橋」の手前、一昨日乗車した「オズメッセ21」で降りました。7:16。
ウォーミングアップがてら、十夜ヶ橋まで10分少々歩きました。
大師に挨拶しましょう。
さあ、今日は昨日と打って変わって天気がいいです!
途中、国道を左に折れて、旧道とおぼしき道を歩きます。
山が近くに迫っています。今日、山登りならよかったのに…。なかなか上手くいかないものです。
この矢落川は、この先の下流で、十夜ヶ橋を流れていた都谷川と合流して肱川に流れます。矢落川は戦国時代に川を挟んで戦った際に、両軍の矢が届かず川に落ちてしまったために名付けられたそうです。
新谷(にいや)という地区に入りました。こちらは、かつて大洲藩の支藩・新谷藩1万石だったそうです。
アニメ「銀河鉄道999」のベンチがありました。作者の松本零士氏は太平洋戦争中に母の実家の新谷に疎開したという事です。近くの田畑や列車が走る風景が後の作品に影響を与えたようで、それで「始発駅」と書いてあるのですね。
ほど近い「新谷駅」には「松本零士 銀河鉄道999展示場」というのがあるようなのですが、時間の関係上通過しましょう…。そういえば「宇宙戦艦ヤマト」で西崎義展氏とのいざこざがあったことが作品のファンにとっては残念です。そういえば「キャンディ・キャンディ」も著作権問題で見られなくなっています…。
「銀河鉄道999」の原風景の山といわれる「神南山(かんなんさん)」は左手の山のようですね。
メーテル通り(!?)を歩いていると大きい学校が見えてきました。「帝京第五高校」とのことです。え、第二から第四までもあるの?⇒第二は山梨県にありますが、他は欠番のようてす。
国道56号に戻って少し歩いたところで内子町に入りました。ちょうど9;00です。
国道キロポストのイラストは旧五十崎町のモノのようで、大凧が描かれています。
また、著作権問題に触れそうなお店が出てきました…。「ドラ之もん」にするとか、某駄菓子メーカーみたいにイラストを下手にするとか、何か抜け道はありそうなものですが…。
へんろみちは国道と別れて左に折れるのですが、WCをお借りしに「五十崎駅」に向かいます。二十年以上前に自転車で回った時にこの付近を通ったのですが、こんなに開けてなかったような…。多分、近くに内子五十崎ICできたので道路もキレイになったのですね。
高知などの駅のWCは廃止されている所も多かったのですが、こちらはお借りすることができました。
ちなみに「五十崎」は上から読んでも、下から読んでも「五十崎」なのです。ローマ字で確かめて下さい。
さて、手前に戻り、へんろみちに向かいます。人の家に入って行きそうな道です。
どんどんローカルになって行きます。
とうとう山道に近い姿になりました…。
ぬかるんでいる所にはブロックを置いてくれています。
民家の裏手に出ました。右側は田んぼです。
ちょっと歩くと舗装路になりました。
しばらく歩くと内子運動公園が現れました。
競技場を抜けると少し小高い丘から下りて行く感じになります。団地っぽい建物の奥に高架の「内子駅」が見えています。
10分弱歩き、メジャーな商店街に出てきました。
道の左に内子座へ続く道がありました。内子座は1916年に作られた芝居小屋で2015年には重要文化財に指定されています。今でも現役で使用されているのがいいですね。2019年に周防監督の「カツベン!」が上映されていましたが(ロケは福島の民家園の「旧広瀬座」、下呂温泉「白雲座」)、こちらは少し格調が高いように思います。内子座は以前拝見したので今回は通過させていただきます。
こちらにも立派な建物が…。左が「内子ビジターセンター」(元は警察署)、右が「内子児童館」(元は小学校)
「商いと暮らしの博物館」がありました。
いろいろと食事処がありますが、まだ10:00なので早すぎますね。伊予銀行の角を曲がって八日市方面に坂を登って行くと「酢卵」推しのお店がありました。うーん、ちょっとパスかなー。
その隣に、昨日夕食を食べた「蓮花 内子店」がありました。
町家資料館があったので入って休みます。
気分は江戸時代です。
2人連れの女性観光客が入って来たのでバトンタッチして散策がてら進みます。
高価な蝋燭を天日干しする際に盗まれないように作られた「蝋垣」だそうです。
元は赤い色をしていた「格子(こうし)」です。酸化鉄のベンガラという顔料を使用しています。
「本芳我家住宅」を入った所です。木蝋は、大洲、内子の産業になっていたことがわかります。昨日の「臥竜山荘」も木蝋で財を成していたのでしたっけ…。
町家に戻りますが、内子の建物の特徴が、折りたたみ可能な「縁台」になってます。
こちらが使用されているところです。
こちらの格子は比較的色が鮮やかです。
重要な調達すべき物資を発見しました。これはゲットしましょう。
木製の橋がありますよ。やはり鉄製より架け替えが早いんでしょうか?
坂を右に曲がり少し行くと、街並みも終わりのようです。右に折れて国道沿いに行きましょう。
国道56号に出ましたが、非常に暑いです。11:00になっていましたので、この先のファミリーマートでお昼にしました。
道路の法面工事の所に現在温度が表示されていましたが、「30℃」でした!真夏日ですか!どうりで暑いわけだ!
パタンキュー21氏に連絡したところ、久万高原の鴇田(ひわだ)峠付近は24℃ぐらいだそうです。⇒今日が出石寺か久万高原だったらビンゴだったなー…。※正確にはローソンではなくファミマでした。
google mapでへんろみちらしき所を探していってみたら看板がありました。ナイス。国道56号から右に曲がります。これで、この道を辿ってこの奥の国道379号に出られます。
いやー、川は涼し気でいいですね。水浴びしたいぐらいです。
渡ると案内板がありました。ちょっとした峠越えがあるようです。
坂を登って行きましょう!
すっかり暑いので、峠の写真を撮り忘れました。高速の脇まで登り並走します。
それで、こちらは既に下ったところの「四季の詩公園」です。
左に右に下って民家が近くなります。
その後、田んぼの回りを大きく反時計回りに回って、国道379号に出ます。⇒今思うと、田植え中で通行止めの柵をしていたような気がします)
大洲地区は危険地帯にこの赤い布が下げてあります。
道端が花盛りになっていました。
国道に出て2kmほど歩くと、無料宿がありました。google map にも出ていて、良く利用されているようです。
それからひたすら小田川沿いを歩いて行きます。
大瀬という集落の東屋前に謎のモニュメントがありました。
大瀬の旧道を歩きます。
小学校は昔の建物風ですが、最近の建築のようです。
小学校前の雑貨屋で冷えた巨峰&カルピスを購入して小休止します。14;21です。
バス停の奥が良い景色でした。あと12km、17時台に着けるようにがんばりましょう!
国道に戻り、30分ほど歩きました。
三原村へのアプローチより変化はあるのですが、河原モードでお腹いっぱいになっています…。
ようやく左に曲がるポイントに来ました。残り6.5kmです。15;50。
道と同様、川も分かれました。
途中、商店はうどん店がある程度でした。今日は夕食をお願いしてあるので、宿に17;30頃の到着になる旨連絡しました。
トンネル手前の分岐です。あと1.5km。17;00なので良いペースですね。
トンネル手前まで、宿の女将さんがすでに迎えに来てくれました。17;25です。
7、8分で「たちばな屋」に到着しました。きれいな作りの旅館です。
お風呂いただきます。
周りに空き家が多いせいかネコが多く集まって来るとのこと。叱りながら世話をしている「たちばな屋」さんでした。⇒一部、常連のネコは不法侵入してました。
さあ、食事をいただきます。
さて、明日はまた山登りです。ゆっくり休みましょう!
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