本日のメニュー
37km先の24番・最御崎寺(ほつみさきじ)は38km先で、一気に行くには遠すぎます。25km先の「民宿椎名」さんに宿泊したかったのですが、一杯で予約が取れませんでした。その先は約10km先まで宿泊施設はありません。
検討した結果、「民宿椎名」の約4km先の「室戸世界ジオパークセンター」まで歩き、夕方のバスで室戸市内の宿に移動して、朝のバスで「室戸世界ジオパークセンター」戻れば道が繋がることが判明しました。(google mapはバス時刻表もすぐにわかるのですばらしい)したがって、今日の移動予定は29km先になります。東京版でいうと東京駅から横浜駅までを歩くことになります。

昨日見た、高知東部パスが甲浦~室戸間を走っています。
そして、このルートのポイントは、東洋町野根から先、室戸市佐喜浜まで、12kmにわたって集落がないということです。東京版に置き換えると、東京駅から平和島のあたりまで、国道15号線沿いのお店はもとより、建物なども含めてが消しゴムで消したように全く無いということです。もちろん、自動販売機の類もありません。これは、心してかからなければなりません。(北海道みたいだな!)
朝のお食事は、西山さん、渋市さんと談笑していたため写真がありません(あれあれ…)。朝からいろいろ情報交換させていただきました。

食事は民宿の右横の建物の中になります。食事棟?
「民宿いくみ」は宿泊棟の玄関にモーニングコーヒーのサービスを出してくれています。サーファーとお遍路さんにやさしい宿でした。

おいしくいただきました。

サーフボード。

納め札。
室戸に向けて出発!
東洋町野根へ(集落の南限まで)。
宿の近くが、国道55号の94km地点でした。今日も歩くぞ!7:56出発です!

おなじみの光景。
途中にお店がないので、買い出しは死活問題です。地元情報により「ショップ ナカオ」さんでパンを2つ調達しました。本当は弁当類が欲しかったのですが…(実はこの先に弁当を売っているお店がありました。ただし、いつも営業しているかはわからないので、ここぞという時に購入した方がよいと思います)。

歩き旅で雑貨屋さんはオアシス!
オアシスから砂漠に向けて旅立ちます。空が青いぞ!

のどかな光景。
東洋大師の看板が出てきます。今日も歩いている時は足の調子が良いです。

朝から、歩きやすい気候です。
30分ほど歩くと、噂の東洋大師の看板が出てきました、右の道に入ってみましょう。

左は海沿いの国道55号
集落です。これが東洋町最南端の野根でしょうか。右側にある東洋大師はスルーか?…、おや、こんな時間に携帯電話が「もしもし」「え、モバイル用品忘れました?すみませんお願いします。」⇒いくみのご主人からでした。窓枠に乗せたモバイルバッテリーを回収し忘れてしまったので、車で持ってきてくれるとの事です(ソーラー充電ができるので窓枠に乗せてしまいました。昨日は早く着いたのでいつもと違う行動をしていました)。

野根の集落を歩いているとTELが…。
国道55号に戻って、野根橋の手前を歩く旨を伝えて、来ていただくことになりました。宿まで歩きで戻ったら大変な事なのでありがたい!

野根まんじゅうのお店の前を通りました。名物のようです。
ご主人が軽バンで届けてくれました。いろいろとお世話になりました!

早い時間に確認いただき助かりました!

さて、これから家がなくなるはずです。

家はなくなっても、景色はなくなりません。野根川です。

今日も川と海と空は青い!
9:00過ぎ、野根漁港の看板が…。今日も小刻みなアップダウンをしながら道は続いていきそうです。⇒まあ、大きな峠越えはなさそうなので、その点は救いです。

さあ、ここから集落がないのかな。
集落空白地帯を行く。
漁港の分岐を過ぎたあたりで、その宣告はなされました。非常にわかりやすい案内板があったのです。12kmということで聞いていましたが、10kmの様です。

ひえー。高速道路の「ガソリンスタンド〇〇SAまでありません」かよ。
ここには、ガソリンスタンドがあったようですが、懐かしいデザインです。「日本石油」があったんですね。今は「エネオス」です。このイラストの人(?)は、体が柔らかいですね。

昭和のデザイン登場!ヨコハマタイヤのタイヤが笑ってるイラストはよく見かけますね。

ナインティナイン!

歩きの人がいる事を意識しており、わかりやすい案内看板。

先は霞んでいます…。
9:30ごろ。車が通らなければ、波の音と鳥の声だけになります。

く
その昔、国道が無い時分に海辺を歩くときには、漬物石くらいの石がある地点で歩きにくかったようです。その石が引き波の時にゴロゴロいっていたので地名になったとの看板でした。

「あいか」ちゃんが案内してくれました。
そんなゴロゴロ音は、波の荒い日にしか聞けないんだろうなと思っていましたが、よく耳をすますと「ゴロゴロ」言ってます!

引き波で石が持っていかれてます。

100km地点前後のところです。
オアシス発見!サービス・エリアか?
ゴロゴロから30分後、9:30ごろ、"のぼり"がみえました。

お店?
お堂です。こんなところに大師堂があります。
沢が流れています。すかさず飲みました。

うーん旨い。

お地蔵様。
水場とトイレがありました。わかったことは、約12km間にはトイレと水場はあるけれど、民家と自動販売機はないということです。

トイレありました。

大師堂です。

堂内の様子。
本線に合流します。

遠目から見えていた、人口構造物は落石防止板でした。
東洋町の外れに旧集落があった様で、今は廃屋になっていました。バス停は健在です。

「水尻」のバス停。

室戸市に入ります。
自治体が変わってキロ・ポストのプレートも変わりました。

宝くじの「くー」ちゃん?いや、違いました。
11:30ごろ。分岐があります。

右に行きましょう。
集落が見えてきました。

小型車は通れる道です。

田畑があります。
お墓があり、「佛海庵」という庵があり、水道もあります。11:39。パンを食べます。

食べたパンは期限が過ぎていました…(全然問題ないですが…)。離島みたいだな。
どうやら、自販機が無いのは約12kmの様ですが、集落は無いのは10km弱の様です。国道55号に戻ると109km地点になっていました。自販機の無くなった99km地点からちょうど10kmになります。

マルキューだよ。
その先に、建設現場のトイレがあったので拝借しました。

なぜか、オープンの便器が…。
ツーリングステーションなるカフェも見えてきました。ライダー向けのようです。

生活圏に戻った感じがします。

まだ、のどかではあります。
12:25。「佐喜浜自動車整備」の前に、"それ"は戻ってきました。見慣れた赤い箱です。まだ、飲み物は購入しませんでした。

「おかえり」
佐喜浜の町を行く

今日、お世話になる予定の高知東部バス。

佐喜浜川を渡ります。
集落のある旧道の方に行ってみましょう。漁港手前の集落で同一方向に向かう歩き遍路の方に鉢合わせしたので、挨拶しましたが、ガン無視されました(悲)。いろいろな人がいるので、気を取り直して、ここでコーラをチャージします。旨し。12:50。

漁港です。

港内なのに海の色が良い。

細い旧道を行く。

津波シェルターが用意されている…。
さらに進むと、お遍路さん御用達の宿がいろいろ現れる。

「ロッジおざき」

泳ぐのに良さそうですね。

「徳増」
14;00ごろ。特徴的な岩が見えてきました。

橋杭岩(和歌山)か?

正解は「夫婦岩」でした。
15:00ごろ。「民宿椎名」のところから旧道に入る。

「民宿椎名」
10分ほど歩くと「水族館」の文字があります。

近いね。
「廃校」を利用した水族館で、テレビで紹介していたことがありました。バスの時間も間に合いそうなので見学しましょう。15:10。

私の小学校も廃校になり区の施設として利用されているので親近感があります。
むろと「廃校」水族館

旧「椎名小学校」なのです。

教室のまんまのところもあり。

ボーリングのアトラクションなどあり(有料)

癒されます。

観光、観光。

いろいろ撮ったが何が何だかわからない。

手洗い場にも魚がいます。

プールも魚に開放。

こんなサメもいます。

カメのプール。
久々に施設を見て回ることができました。15:40出発!

ちょっと見るのにちょうどいい大きさの水族館でした。
バス停に向かい宿に移動
10分も歩くことなく、今日のゴール「室戸世界ジオパークセンター」に着きました。16:50に今日の行動終了です。

到着!
17:05のバスに乗る予定です。

三坂トンネル経由の室戸方面に乗らないと、ぐるーっと岬経由になって大変。
バスを撮りそこなってしまいましたが、無事乗車して、室戸市役所前にやってきました。いままでのどかなところにいたので、すっかり都会に来た感じがします。

久々のローソン。
ここから徒歩10分の「太田旅館」にお世話になります。

目の前が漁港。
室戸中心部ならば明日の行動が楽だと思い、宿を取った訳ですが、「太田旅館」さんは、なんと25番・津照寺(しんしょうじ)の入口からすぐ横の旅館でした。24番・最御崎寺に行く前に25番の横に泊まっていますが、
お部屋は漁港が見える良いお部屋でした。

"The旅館"といった感じです。

この景色はなかなかでした。

お風呂はタイル貼りで、大きかったです。

お食事です。おいしくいただました。

洗濯機お借りしますね。
では、洗濯が終わったら、明日に備えておやすみなさい。
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