寺院案内

38番・金剛福寺(こんごうふくじ)

2021年8月2日

金剛福寺とは

住所‥高知県土佐清水市足摺岬214-1 ☎0880-88-0038

37番・岩本寺⇒(92.7km)⇒38番・金剛福寺〔真言宗豊山派〕⇒(53.9km)⇒39番・延光寺

「ウィキペディアより」

寺伝によれば、弘仁13年(822年)に、嵯峨天皇から「補陀洛東門(ふだらくとうもん)」の勅額を受けた空海(弘法大師)が、三面千手観世音菩薩を刻んで堂宇を建てて安置し開創したという。空海が唐から帰国の前に有縁の地を求めて東に向かって投げたといわれる五鈷杵は足摺岬に飛来したといわれている。寺名は、五鈷杵は金剛杵ともいわれそれから金剛を、観音経の「福聚海無量」から福を由来したとされている。

金峰(きんぽう)上人が住持の時、修行を邪魔する魔界のもの達を呪伏すると、そのもの達が蹉跎した(地団太を踏んだ)ことから、山号を月輪山から蹉跎山に改めたといわれる。

歴代天皇の祈願所とされたほか、源氏の信仰が篤く、源満仲は多宝塔を寄進、その子頼光は諸堂を整備した。平安時代後期には観音霊場として信仰され、後深草天皇の女御の使者や和泉式部なども参詣している。

鎌倉時代後期(建長から弘安期)には南仏上人が院主となって再興したと伝えられ、また阿闍梨慶全が勧進を行ったとも伝えられている。南仏を「南仏房」と記す史料もあり、南仏(房)は慶全の別名であったとみられる。

室町時代には尊海法親王が住職を勤め、幡多荘を支配していた一条家の庇護を受けた。戦国期に一時荒廃したが江戸時代に入っても土佐藩2代藩主山内忠義が再興した。

本尊‥三面千手観世音菩薩(おん ばざら たらま きりく)

詠歌‥ふだらくやここはみさきの船の棹 とるもすつるも法の蹉跎山

①仁王門

「補陀落東門」は観音の住む補陀落に一番近い東門という意味。

仁王門内には平成大修理用の石板を1000円で寄進(用意してある石に願いを書く)できるよ。(パワハラ問題で有名になってしまったTKO・木下氏、チャリお遍路の狩野英孝氏・小島よしお氏が見られました)

②本堂

弘法大師が彫ったとされる木造(三面)千手観音立像(県指定保護有形文化財)が安置されている。

③護摩堂

堂の前に不動明王像が鎮座している。

④多宝塔

源氏一門の多田満仲が建立したとされる多宝塔ですが、現在のものは明治13年再建したもの。

⑤愛染堂

愛染明王と聖天像が祀られている。

⑥行者堂

役の行者が祀られている。

⑦権現堂

熊野の神が祀られており、熊野も補陀落信仰がなされている。

⑧鐘楼

二層それぞれに梵鐘がある。

⑨六角堂

⑩修行大師像

⑪大師亀

頭をなでると幸運がおとずれるとのこと。

⑫納経所

※大師堂は撮影し忘れた模様です。悪しからず…。

その他

・ストリートビューによる境内の様子(360度)

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