1月の館山若潮マラソンを訪れた時に、「伊予ヶ岳」に登ってきましたが、今日は「伊予ヶ岳」から見えていた「富山」に登りたいと思います。こちらの山も北峰と南峰がある双耳峰で、標高349mと「伊予ヶ岳」より少し高いくらいの山です。
富津館山道のPAと併設されている道の駅「富楽里とみやま」に車を停めてスタートしたいと思います。スタート地点は次のリンクのようになっています。
高速をくぐって山の方に向かいます。12:10。
県道89号側から山裾を進みます。「伏姫籠穴」は里見八犬伝で伏姫が籠ったとされる洞穴のようです。里見八犬伝自体が物語なので、これは今でいうところの聖地巡礼のような感じで造られたものなのでしょうか…。
少し歩くと、籠穴につながる道がありました。
さらに進むと、広いグラウンドが現れます。こちらは「富山学園」で全国初の保小中一貫教育の学校だそうです。
この学園の横の道を登って行っても籠穴方面に行けるのですが、今日は福満寺から登るとことにします。⇒この判断がよかったです、上に行って分かったのですが、籠穴ルートは登山道崩落で通行止めでした。先ほどの看板の所にその案内がなかったので下から籠穴までは行けるようです。
県道258号の福満寺付近。この先の塀の切れ目で左に曲がります。
曲がると正面に仁王門が建っていていて、こちらが「福満寺」です。12:43。
仁王門の右脇が休憩所になっているらしく、登山客が何人かいらっしゃいました。
お墓の脇を登って行きます。
いい香りがすると思ったら、スイセンがいっぱい咲いていました。
最初のうちは舗装道路です。
歩き出しで、多少足元の滑りやすい所がでてきます。
その上部で後ろ向きにパチリ。左側下から登ってきます。
その先は途中までは、のんびりした里山といった感じです。
分岐の案内もわかりやすいです。
ほどなく「二合目」が現れました。12:57。
三合目は数分後に現れました。
四合目からは一旦下ります。
鞍部といった平らな所が「五合目」でした。13:06。
はい、その先で九十九折の階段が現れました。
時折、大木が根っこから倒れていたりしますが、通行に支障はありません。「七合目」です。
だいぶ、階段を上ったので途中で良い景色が望めました。
ようやく南峰の側に着いたようです。13:18。「北峰・展望台」とあるのでそちらに向かいましょう!
上まで来ると勾配のある道ではなくなります。
そして、進んで行くと…。ロープが張ってあるのは下山しようとしていた道です。なるほど、では往路を戻るピストン行動ですね。左側の南峰へのルートも廃道化しているようでした。ここは右の北峰に行くしかありません。
途中で鐘があるので何かと思ったら、現天皇陛下が雅子様と来られた事を記念して作られた「愛の鐘」との事でした。
少し歩くと、エンジン音が聞こえてきました。どうやら観光バスが右手の林道を下っていくところでした。「え、車が通れるの…」と思っていると広場に着きました。
こちらには東屋が建てられ、「八犬士終焉の地」という事になっています。
晴れていれば、海もキレイに見れたことでしょう
その先、ちょっとした登りを詰めるといよいよ頂上です。
すると、「十一州一覧台」と呼ばれる展望台の北峰頂上に着きました。13:30。
そうそう、手前に「金比羅宮」がありました。
展望台があるので行ってみましょう。
このように見えるとの事…。
やっぱり大島は見えませんでした…。
どうやらあれが「伊予ヶ岳」っぽいですね。右のとがったところが南峰かな…。
さて、気をつけて下山しましょう。帰りがけに、南峰に寄ってみましたが、ちょっと観音堂が残念な感じになって、周囲は木々に覆われていました。
登る時にも気になっていたのですが、何か山を切り開いて造られている施設があるのです。新興宗教?ゴミ処理施設?
後で調べてみたら会員制のサーキット場とのことです。え、こんな山の中に!この静かな雰囲気は保たれるのでしょうか?
そうそう、籠穴コースが通れずピストン行動するのであれば、県道258号が富津館山道路と交差する付近に無料駐車場があるので、そこに駐車して往復するのがベストです。
道の駅には14:45に到着して、無事行動を終了しました。
(おわり)