遍路旅

四国遍路の補習・復習Ⅳ~#3

2月18日の午前中は「そえみみず遍路道」を歩いた後、翌日のマラソンのゼッケン引き換えがあるので高知市内に戻って来ました。さて、手続を終えた後は宿をお願いしてある、高知土佐市宇佐に移動します。なぜ、市内に宿をとらないのかって?そこはマラソン旅ですから…(前回の2019年の時も宇佐の土佐龍温泉「三陽荘」に宿泊しました)。今回は未掲載の補習・復習Ⅲでお邪魔した「おへんろ・ゲストハウスりり庵」にお世話になります。

宇佐行のバスに乗ります。

土佐市は高知市の西隣なのですが、JRの駅はありません。JR土讃線はまるで土佐市を避けるかのようにして須崎市に抜けていくのです(首都圏でいえば武蔵村山市や綾瀬市のようです‥ローカルネタ?!)。その高知と須崎の間にある海辺の町が宇佐です。

バスの車窓から宇佐大橋が見えてきました。この橋から西側に内海が広がっていて横浪三里といわれています(歩くと13km少々ある)。対岸の横浪半島の先端には36番・青龍寺が建っています。

パスポート無しでUSA!

バスに乗って1時間ほどで到着です。荷物を置かせてもらって、36番・青龍寺を訪れます。今日は、88カ所巡りで行っていない、奥の院の不動堂も訪れたいと思います。15:15にスタート。

記念撮影用のボードがあります。

昔は宇佐大橋がなかった時代は、渡船が行き交っていたのでしょうね。

橋は結構高いけど傾斜は緩やかです。

今日は天気がイマイチですが、晴れていれば海が綺麗なはずです。

宇佐大橋から内海の西側方向。

こちらの横浪半島を通る道路は「横浪スカイライン」と呼ばれています。

高所恐怖症の人はこの橋でもダメかな…?

渡り切った「井ノ尻」の方向が山道を通過するへんろ道なのですが、前回通過して体感したので今回はご遠慮しておきます(笑)。

意外と山を登って下るので、単純に行きたい方は直進です。

砂浜の海岸が2カ所出てきます。左側に歩道が出てくるので波の音を楽しみながら歩くと

砂浜の先に駐車場が見えてます。

その駐車場から次の砂浜までは海沿いに遊歩道が通っています。

2つ目の砂浜。

おや、駐車場にニャンコ!

キミが乗って来たの?イイのに乗ってるね!

2つ目の砂浜の前が土佐龍温泉「三陽荘」で、ここを右に曲がります。15:40。

「至 青龍寺」の道標アリ。

進むと立派な建物が見えますが…。これがスポーツなどで有名な「明徳義塾」です。そういえば、朝青龍がTV番組で青龍寺の階段をダッシュしていたといったコメントをしていましたね。

回りに何もない寮生活なら強くなるでしょう!

お寺も近くなって来ると屋台が見えてきました。

縁日?

さて、青龍寺が近くなりました。

車道の左にある遊歩道?からアクセスしてます。

お久しぶりです。大体お寺の配置は覚えているのですが、仁王門てこんなに先にあったかな…。15:55。

以前はアジサイの季節でした。

途中、女性の方が行場で水行をされていました。冬場の水行なので、もう何とも言えません!

気温は寒くはないですが、水は寒いと思います。

本堂にてお参りしますが、今日はお寺の方が3人もいらっしゃいます。前にもいらっしゃったかな?(後で納経所の方にお聞きしたところ、年に一度のお不動さんの縁日だったようです)。

縁日だからなのか、参拝者が結構いらっしゃいます。

左の大師堂にもお邪魔します。

小坊主くんがニット帽をかぶってました。

入口の石段の手前に奥の院は左を指していましたので中に入りましょう。16:23。

小さな鐘楼門をくぐります。

入ると左側に客殿・庫裏、右の奥を登って行く道があります(右手前にも登る道がありますが、こちらは本堂に行く道ですね)。

まずは舗装路です。

未舗装路になりました。16:26。

案内はされています。

本堂に登る道がこちらにもありました。写真には写っていませんが、八十八カ所巡りの仏像が各所に建てられています。

「四国のみち」なんですね。

石と枝で歩きにくいところが出てきました。「そえみみず」の再来か?16:30。

あまり来る人はいないのかな…。

ここは左の石段チックな方です。手前に仏像が導いてくれています。16:32。

迷う人は迷うな…。

その石段チックなところの続きです。

さっきの石と枝よりは歩きやすいです。

「横浪スカイライン」に出ました。

次はどっちかな?

右に少々登ると次の入口の案内がありました。車て来る方は下り坂の方の路肩に駐車できそうです。16:35。

これは分かりやすい。

入口の案内板によると、清瀧寺付近の吹越バス停から青龍寺奥の院までを「四国のみち」として整備しているようです。

通して歩く人はいないのでは…。

さあ、進みましょう。

階段が整備されています。

1分で上の道路に到達しました。鳥居?不動明王と書いてあります。うーん、神仏は難しい(割り切れるものではないということですか)。

この道路は3つ星ホテルに続いているようです。

階段を登っていくと、途中から点字ブロックが敷き詰めてありました。

滑らない用かな。

鳥居の向こうにお堂が建っています。16:40。

備えられているのはシキミですか。

石段の先はサンダルに履き替えるようです。

ちゃんと管理されているのですね。

三十六童子がお出迎えです。案内板によると次のとおりです。「唐からの帰国にあたり恩師報恩の為一宇を建立したし、最勝の地に留まれ。と独鈷杵を日本に向かって投げられた。大師四国巡錫の際、当地の古松に懸かっている独鈷杵を感得され、此所に一宇を建立、寺号を独鈷山青龍寺とし不動明王の石像を安置された」⇒高野山でも三鈷の松があるので、大師はいろいろ投げられたようですね。

舗装道路からだと5分ほどです。

帰りは「横浪スカイライン」経由で帰りましょう。途中ヘリポートがあり海も見えますが…。

防災用だそうです。

明徳義塾もよく見えました。

曲線を使った、凝った造りですね。

ヘリポートから8分ほどで正門に到着。

三陽荘は正面に見えています。

さて、今日は「そえみみず遍路道」「青龍寺奥の院」とちょっと歩き過ぎました。明日のマラソンは走れるのかな。さあ、宿で休みましょう。

今日もキレイな宇佐の海でした。

(つづく)

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