歩き遍路

【歩き遍路13日目】安芸市下山「下山駅」⇒香南市野市町「丸米旅館」

2021年6月19日

本日のメニュー

本日は昨日の7km分の借金がありますので、次の28番・大日寺をお参りすることは考えず30km以内の行程にします。何しろ、ここの所、予定地に着けず、B&B(BUSでBACK)戦法、R&B(RAILでBACK)戦法を繰り返し、朝、交通機関で戻るのが定番になってしまいましたから…。戻る時間に縛られ、交通費も使用してよくわからない状態なので、ここで正常な状態に戻したいと思います。【緊急時以外B&B禁止令をここに発令!】

ちなみに本日のルートを東京・千葉版で表すと、「千葉マリンスタジアム・下山駅」⇒「秋葉原・本日のお宿」です。ちょっとピンと来ないですか…。うーん普通そんな所は歩かないですから…。

安芸市から香南市に向けて!

まずは、スタート地点へ戻りましょう。

本日は、宿に荷物を預けて、安芸7:08発の奈半利行の列車に乗る予定が…。出発に手間取りました!すぐに荷物をピックアップできるように裏口に置かせてもらいましたが、宿の前の交差点の写真は7:03。あと5分!?。駅まで4、5分はかかるところダッシュします。

信号がようやく青になりました。はす向かいは安芸市役所です。

本当は、コンビニで朝飯を買いたかったのですが、間に合っただけ良かったです。今日の列車は「モネの庭」号のようです。北川村がスポンサーなのかな?

この時点で7:06。火事場の馬鹿力です。切符も買いました。

鉄道少年のポジションを確保。列車に乗るのは坂東駅に向かって以来、12日振りです。

正面と右側の海が臨めるポジションです。

今日は歩くのに最適な薄曇りでしょうか。暑いのだけは勘弁して下さい。

心なしか、空と海がぼやけている。

7:16に下山駅に接近中。信号待ちの列車が停車しています。この列車は7:17発です。

昨日はこの信号待ちの時間で助かりました。

降りると、「しもやま ちどり」ちゃんが迎えてくれました。頭に千鳥を載せています。

アンパンマンの「やなせたかし」さんがこの地方で育ったため、そのご縁のようです。

戻ってまいりました。次にこの駅に降りる事は無いよなー。

安芸市街に向けて出発!

R&B(列車利用)がB&B(バス利用)と異なるのは、列車は自分の歩くルートを通らないので、詳細が分かりにくいため、少しはワクワク感があるという点でしょうか。

昨日のビニルハウスを通って、55号線に復帰しましたが、写真の「道の駅 大山」経由で安芸に向かいましょう!

この時点でマイナス7kmの借金生活です。

1本道を外れるとガラガラです。歩いていく前に、朝食代わりに非常食として持っていた、チップスターを食べました。山と同様で何かしら持っていないと危険です。

えー、登りですか?

浜に行く脇道があるので行ってみましょう。

左にそれます。

トイレの向こうに謎の建物が…。

コーヒー館「岩屋」でした。これは、凄いところに建ってるな…。もちろん営業していません…。

立地的に危ないので閉めたのか、経営が危ないので閉めたのか…。

さらに5分ほど進むと、「浜千鳥公園」が現れました。「はらたいら」さんのイラストがあります。と、言っても若い人はわからないでしょう。昔「クイズダービー」で驚異の回答率を誇り、「宇宙人」と言われた4コマ漫画家です。「はらたいらさんに全部」「10、6、2、3、5さらに倍」など懐かしいですね。この方も、近くの香美市の出身のようです。

「はらたいら」「やなせたかし」ひらがなが多い…。

実は、この公園は童謡・唱歌「浜千鳥」のゆかりの場所のようですが、残念ながらその歌を知りません。これにちなんで、下山駅に「しもやま ちどり」ちゃんがいたようです。

千鳥が飛んでいるが、とてつもないビッグウェーブが来ている…。

何やら、道の駅の向かいが海の公園になっているようです。

伊尾木漁港でもあるようです。

さて、国道に戻りました。キロポストには「童謡の里」とありました。そういえば、以前、内陸の岩崎弥太郎の生家の近くにいろいろな同様の碑があったのを思い出しました。弘田龍太郎は「春よ来い」「雀の学校」「雨」などを作曲した方でした。

千鳥が傘をさしている…。

1時間ほど歩いたところに、大日寺まで「27km」の表示がありました。また、木になった実を食べても良いとの案内がありましたが、来た季節が悪かったようでスルーします…。

そういうお接待もあるのか…。

おやっ、あのアゴの長い方の登場ですか?「イノキ!ボンバイエ!」(いやいや、イオキだよ!)土佐山田に龍河洞という有名な鍾乳洞があるのですが、こちらにもイノキ洞いや、イオキ洞があるとは…。

元気ですかー!元気があれば今日は歩ける!1・2・サン…ガリア!

安芸川を渡ると中心街に入ります。9:16。

古い橋がメモリアル・オブジェとなっていました。

安芸川。

内陸寄りには、岩崎弥太郎生家や土居廓中(武家屋敷)などの見どころもありますか、今回は先を急ぐためスルーです。

自動車で来た時に、見学しましょう。

市役所手前の観光情報センターにやって来ました。というのも、龍馬パスポート(観光特典を受けられるスタンプ帳)の申込書を太田旅館でもらっていて(スタンプ2つ押印済)、昨日、清月旅館に宿泊したことによりスタンプ1つが加算され、計3つになったことにより申請ができることになったからです。

安芸市の観光PRのほか、県の竜馬パスポートの事務も行っています。

申請完了!そういえば、以前、栃木県も同じような事をやっていました。

さて、情報センターをちらっと見学します。

パネルや映像でいろいろと展示されていました。

9;40。清月旅館に戻って来ましたが、不在のようなので荷物を引き上げさせてもらいます。どうもありがとうございました。

清潔感のある建物で、職人さんも多く利用されている清月旅館。

まずは、隣の芸西村に向かいましょう。

早い時間で、昨日の借金7kmを完済しました。さあ、西に向かいましょう!

安芸市の郊外で、「焼きナスのアイス」ののぼりがでていたので、朝食の足しにアイスを食べてみます。そういえば、先日荷物を預けた農家でも作っていたので産地なのかもしれません。

焼きナス!?

意外と旨いけど、これは焼きナスかなー?後になってみてこの、味が思い出せない…。

焼きナスといちごシャーベット。

郊外になるに従い、単調になって来ました。

この先も登りです。

ごめん・なはり線が走っていきました。

お昼も近くなり、自販機で休憩を取っていると、反対車線側を歩き遍路の方が通過していきました。(この写真を後で確認して分かったのですが、この方は、足摺岬手前の黒潮町でも抜かされたコードネーム"無礼MEN"でした⇒音楽隊ではない。黒潮町で抜かされる時に挨拶しましたが、何も言わずにス~ッと抜いていきました。いろいろな人がいるからねー)

淡々と抜かされました。特急通過待ちです。

今日はおいしそうなランチの店を検索しましたが、この海岸線の向こう端あたりにありそうです。とりあえず、それまで頑張ろう!

長い海岸線…。

童謡シリーズ「雨」です。「あめあめ ふれふれ」ではありません。

12;20。ようやく、芸西村に入りました。日差しはそんなにないのですが、風がなく暑く感じてきました。

民家はありますが、飽きてきました。

google mapで海側に牛乳店を発見したので、ルート変更します。

和食は「わじき」と読みます。確か21番・太龍寺の道の駅も同じ名前だったような…。

牛乳店は販売しておらず、空振りに終わりましたが、ごめん・なはり線と堤を越えた海沿いに自転車道が走っていて、歩行者兼用なのでこちらを歩くことにします。

右側から左側に移動しました。

国道沿いに風が来なかったのは、防風林や堤に遮られていたためようです。

時折、サイクリストが通りますが頻繁ではありません。

先ほどの長い海岸線です。

途中、ごめん・なはり線の高架近くを進み、ローカルな駅も見えてきました。

自転車は快適かも。

西分駅付近。

13:40となり、さすがにお腹が減りました。ちょっと前から変わった建物が見えてきたのですが、これが目指すお店?歩き遍路には場違いな感じのお店「SEA HOUSE」です。

変わった外観のお店?

予約なしに入れるのか、恐る恐る近づいてみましたが、OKのようで、値段も思ったより高くありませんでした。

メニューです。

外観が上手に撮れなかったので、お店のグループHPより写真を拝借します。なんじゃ、こりゃ!(後で分かったことですが、昨日ランチを食べた「安田の茶屋」もこのグループのお店で2日連続でお世話になっていたのです)

俵屋グループHPより。

席からの景色。

ちなみに、2階席です。

サラダにスープ。

ミニピザ。

サーモン・じゃがいも・ほうれん草のクリームソースパスタ。

とても美味しくいただきました。(よく、歩き遍路姿で入ったよな…)お店の方によると、「小島よしお&狩野英孝のチャリお遍路」という番組があって、来られる方もいるとのことでした。いやー、検索した時に口コミぐらいしか見なかったからビックリですよ。ごちそう様でした!

入口部分。

この店から出て、歩いていると丘の上にもかかわらず、大きなヨットが!そういえば、この丘には小洒落た家が多かったような…。芸西村っていったいどういう所?

座礁した訳ではありません。

ようやく、香南市に入りました。

丘を下りつつ、香南市に入った模様です。サイクリングターミナルなるものがありますね。

このサイクリングロードはよく整備されていました。

ここは海の中か?

夜須(やす)駅に近づき、いろいろ店が現れてきました。

マリンブルー。カレーがおいしいとのこと。

鉄道の駅と道の駅がコラボレートしたような所です。

道の駅「やす」

隣のショップもちょっとオシャレ。

さて、ここから4駅先が今日のお宿がある「のいち」駅です。6.6kmありますが、まだ15:15なので、頑張りましょう!

夜須駅。

とは言え、2駅先まで海は続くようですが、ちょっと飽きてきたかな。

堤防沿いを行く。

ようやく海から離れて、国道55号に戻り内陸を北東に進みます。

南国警察署香南警察庁舎前。香南警察署だったのでしょうか?統合も多いですね。

野市店が2.4kmのところまで来ました。その後ろの山の上の施設は何だろう?16:25。

あとひと踏ん張り。

国道との分岐点に来ました。「黒潮温泉 龍馬の湯」がそびえ立っています…。

ここではない。

1kmほど過ぎた、道と川が入り組んだところに本日の宿「丸米旅館」が建っていました。17:00前に到着です!

こちらが丸米旅館です。

外見から想像していたより(失礼)建物内はリノベーションされてキレイです。

今日のお部屋。

お風呂も広い。

一応トイレも…。

先ほど看板があったスーパー「マルナカ」です。今日は素泊まりなので、これから食事を調達してきましょう。

「マルナカ」が近いですね。

洗濯機、乾燥機も使用可なので、洗濯もいたしましょう。では、また明日!

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