歩き遍路

【歩き遍路7日目】阿南市水井橋(阿南市加茂谷「碧」)⇒美波町「民宿ゆき荘」

2021年6月4日

今日は残りの山越えですが、午前中大雨の予報となってます!

今日は、徳島地方に午前中大雨の予報が出ていて、今まで来ていなかった雨具の上が嫌でも必要となります。でも、梅雨時に7日のうち雨が3日で済んでいるのは非常にラッキーな事だと思います。

まず行動予定ですが、昨日の水井橋付近まで戻り、21番・太龍寺、22番・平等寺と進み、今日の目的地は美波町の由岐です。昨日、女将さんから「民宿ゆき荘」がよいのではないかということで予約済です。⇒今回は大体前日には予約を入れています。

まずは、雨中の山越えです!

「碧」にて昨日コンビニで仕入れたパンを食べて、エネルギーチャージ完了。女将さんに、水井橋先の登山口まで送ってもらいます。7;06出発!

「碧」を出発!

途中、那賀川に架かる潜水橋を渡ります。車止めがありますが、夜は通りたくないですね…。この橋も数年前の豪雨の際に流された事があったそうです。

初心者は運転注意ですね。

昨日の地点に着きました。女将さんお世話になりました。早く、コロナが終息して食事提供などの通常営業ができるようになるといいですね!7:19に行動開始!

ステップワゴンのハッチを雨除けにして準備。

今日はこんないでたち。モンベルの「レインダンサー」頑張ってね。

遠くなるまで見送ってくれました。

さて、太龍寺までは登りの太龍寺道といわれるルートが3.8kmとなっていますが、車で参拝する場合は、昨日の鶴林寺から下りた集落・大井から南に行ったところから太龍寺ロープウェイがあるので、手軽に登る事ができます。なんでも西日本最長とのことです。お寺に行くためだけにスゴイ!

さて、登り出しは、軽トラも登れるような道です。

こんな、休憩ポイントもありますが、20分ほどしか経っていないのでスルーします。

今のところ歩きやすい。

右下に清流が流れています。

晴れていればまた違うかも…。

雨は降っていますが、樹林帯のため木が傘代わりになっていて、そんなに気になりません。

暑くないので快調です。

30分を過ぎた頃、階段がおいでになりました。これから「ころがされる」のか?

キレイにステップが付けられています。

リズミカルに進みましょう!

階段でないところは、次のような感じです。

焼山寺を歩いている人ならたぶん大丈夫です。

途中、足元にササーッと動く物体があります。何でしょう?あー、カニさんでした。このカニさんは、水場がない山の上の方でも見る事がありました。近くに水のあるねぐらがあるのでしょうか…。

踏まれないように気をつけろ!

また、いた!

ところどころに丁石があります。下の写真は「舟形丁石」の案内がありました。

二十一丁。

二十四丁。

すぐ手前まで来ました。

右太龍寺の道標。古そうです。

見えたぞ!

8:26。境内に入ります。

風格のある山門。

山門を入ってから本堂なところまでは5分ぐらいかかりました(別格2番・慈眼寺ほどではない)。待っていたかのように、雨もかなり降り出してきて、写真でも映り込んでいるぐらいです。

本堂。

21番札所
21番・太龍寺(たいりゅうじ)

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山の中にもかかわらず、多宝塔なども建てられていて、山の中なのでアングルに収まりきらないほどです。晴れているときにゆっくりと来たいお寺だと思いました。

多宝塔の全容がわからない。

平等寺に向けて出発!

さて、下りですが、ロープウェイの下の岩に大師像が祀られている舎心ヶ嶽がコースにある「いわや道」を通りたかったのですが、雨天につき通常のへんろみちを辿っていきます。集落の阿瀬比までは6.3kmあるようです。9;30スタート。

先ほどの道標のところまで来ました。

下りは雨でスリップするので注意!

歩きやすい舗装路。

20分ほどで、駐車場に出ました。

坂の向こうにも車を止められます。

駐車場のトイレ。水場あり。

30分ほど歩くと民家が見えてきます。加茂町黒川の集落でしょうか。

雨は小降りになりました。

民家です。

以前は「龍雅荘」という宿が営業していたのですが、現在は営業していないようです。山を下りてすぐのところに営業している宿があるとありがたいのですが…。10:40通過。

旧「龍雅荘」。

昨日「碧」さんにここに迎えに来てもらう予定でしたが、昨日行かないで正解でした。あの時間に登っても疲れているので17:00までには到着できなかったと思います。

さて、ひたすら県道を辿ります。

徳島県章って鳥取と似てますね。

途中、雨の影響で水が流れている箇所があります。それでいてダンプが通るので注意!

沢になってる。

阿瀬比の分岐に11:14到着。近くに道の駅があるようだが、今回はスルー。(暑かったら寄ってたかもしれません)

右に曲がると道の駅「わじき」

オシャレなヘンロ小屋がありましたので、休憩にします。神山町にあったものと同じくシリーズ化して建てているそうです。地元の善意(土地提供、維持)とプロジェクトの建築家で成り立ってますね、素晴らしい!手前の木は「同行二人」(大師様とお遍路さん)を表わしているとのことです。

今後もよろしく!

細いへんろみちを辿るようです。

手前のお宅は塀に鳩の瓦が。洒落ている。

のどかな風景。

やっぱり近道だけあって登り下りはつきものですね。

まあ、歩きやすい。

大根峠でした。あと3.5km。

大根峠にて。何かネパールを思い出す。梵字が書いてある。

峠の下り。誰かたけのこゲットしたのか?

今日の昼飯はローソンで調達したパンと「碧」で提供されていたパンです。どこかいい所はないかなと探していたところ、おしゃれヘンロ小屋がありました。ここで昼飯休憩です。12:15。

塔になってるよ!

昼飯後、田んぼや畑を抜けて行く。

ハイキングコースになってます。

わかりにくい地図がありましたが、平等寺には近づいてます。

13;00を過ぎたころ、平等寺150mの地点になりました。

おー、やっと来た。

突然、門が現れました。

鄙びた中ですが、感じの良いところです。

この時期、仁王にも変化が…。

こちらは「HUM」相方は「A」と間違えないように名前を書いていました。

本堂内は非常にウェルカムな感じ。

平等寺は郊外のお寺という感じですが、本堂に入ってみると椅子がたたきにも椅子がズラリとならぺられ、内側についてはいろいろ見学できるようにオープンになっていました。聞けば、こちらの住職は名物和尚さんで24時間ユーチューブ配信をしたり、そういえばNHK徳島局でゲストの予告がされていた気がします。入りやすいお寺さんで親しみがわきます。

22番札所
22番・平等寺(びょうどうじ)

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厄除け坂の石段にコインがたくさんあるのは、そそっかしい人が多い訳ではなく、厄除けのための祈願とのことです。

階段一段ごとにあった。

では、本日のお宿、美波町「ゆき荘」に向かいましょう。

さて、参拝も終わりましたので、14:00ごろ出発!今日のお宿は、ウミガメで有名な日和佐と同じ町にある、手前の由岐町にある「ゆき荘」です。牟岐線の新野という駅の近くからはひたすら線路に沿って南下して、途中国道55にぶつかります。

まずは、桑野川を渡って駅の方にむかいましょう。

水量豊富。

牟岐線の東側に県道があるのですが、車を避けて西側のマイナールートで55号を目指します。

本数の少ないはずの牟岐線をゲット

google mapあじさいスポットが表示されたのですが、ちょっと早すぎました。

まだ開いていないのが多い。

15;10ごろ、国道55号に合流しました。小松島以来の再開です。まだ、宿まで8km近くある…。

室戸もあと100km近くあるのー!

途中、オシャレなヘンロ小屋を覗くおじさんがすでに寝る準備をしていた。国道脇なのでうるさそうだが…。ご安全に。

この辺にヘンロ小屋は密集しているようだ。

途中、日和佐道路という無料開放した自動車専用道路があり旧道と化した国道を少し進み、県道に入っていく。

田井ノ浜が由岐町の海水浴場だ。

今は使う人が少なくなった県道はアップダウンを繰り返し、トワイライト・ゾーンを盛り上げてくれる。疲れてきたー。

目ぼしい建物などは少ない。

やっと美波町だ!16:50。

そんな中、マジメなお遍路さんを発見。見回り番をやっているというのだ。お疲れ様です!

この後、3つ子なのか、違うポイントで見張り番がいた。

そりゃ、勝手に捨てちゃダメでしょ。

変わった看板も発見!

アカテガニ?が、カルガモのように横断するようです。

何か海に向かっている感じがしません。

なんてったって「うみの都」です!

登った分だけ、下りましょう。信号が見えているところを左に行くと「由岐駅」方面です。

すでに17;20になっている。

そして曲がって、ちょっと戻ったところに茶色の「由岐駅」が見えます。

キレイだけど人の気配が少ない…!

さて、港の方に南下していきます。おや、港町のネコさんたちが集会を開いてました。

ゴメン、ゴメン邪魔しないから。

突先まできましたが、どこだろう?

 

あー、やっと着きました。17:40。今日もお疲れさまでした。

本当の端にあります。

早速、部屋に案内されましたが、目の前が、海です!これまで、山の中を歩いてきたので新鮮です。そんなに新しくはありませんが、必要な物はそろっています。また、今まで宿泊した民宿はどこも空気清浄機をつけています。コロナ対策バッチリですね。

9畳敷です。

何より、良かったのはお風呂が展望風呂になっていることです。浴槽はちょっと大き目なバスタブです。(気になったのは釣り客?が目の前を通り過ぎたくらいです)

これは贅沢だな。

そして、夕食ですが、この刺身(イサキの炙りとトビウオ)が特に旨かったです。ご主人は大阪で務めていたことがあり、ハキハキとされており会話も楽しかったです。

また食べに来たいな!

では、明日に備えておやすみなさい!

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