歩き遍路

【歩き遍路8日目】美波町由岐「民宿ゆき荘」⇒海陽町浅川「海山荘」

2021年6月7日

日和佐の薬王寺から牟岐の先にある鯖大師本坊へ!

さあ、早いもので2週目に入ってきました、移動中は足は痛いなりにもリズミカルに動くのですが、宿に入ると高齢者のように歩いている状態です。結構歩いてますからねー。

今日は、今日の宿泊地と同じ美波町(以前は隣町の日和佐町)の第23番・薬王寺に寄ってから、別格・3番の鯖大師本坊に向かいます。88カ所の方は、薬王寺の次は室戸岬の最御崎寺(ほつみさきじ)まで75km、お寺がありません。鯖大師本坊はその途中、約20kmのところにあり、今日はこの近くの「海山荘」が宿となります。

今日の移動は約32km。今日も歩くなーっ!神奈川版の地図でいうと「藤沢・本日の宿」⇒「平塚・第23番」⇒「小田原・別格3番・次の宿」という感じです。え、わかりにくい?ま、結構長いということですね。東京駅⇒横浜駅より長いことは確かです…。

雨の心配はなさそうです。朝食を食べて出かけましょう!

波の音が新鮮です。

エネルギー源。おいしくいただきました。

近かったら、また利用させてもらいたい、「ゆき荘」でした。女将さん、お世話になりました。若旦那とのお話は楽しかったです!

お料理がおいしかったです。若旦那にもよろしくです。

ウミガメの町・日和佐に向けて出発!

日和佐はウミガメの産卵で有名な町で、うみがめ博物館「カレッタ」があります。映画「波乗りオフィスへようこそ(2019)」という関口知宏(関口宏の息子)主演の映画の舞台でもありましたが、ミニシアター系での上映なので知ってる人は少ないでしょう。これから向かう東洋町もそうですが、サーファーには人気の場所のようです。ちなみに、「ゆき荘」の女将さんも商工会でキャストに会ったりしたそうです。

さあ、7:00に出発です。

今日もスタート。

駅の方向に戻りそうになりましたが、岬の様な箇所を通っていけそうなので戻りました。遊歩道に88カ所のお地蔵さんが祀ってあります。ちなみ次の写真のお堂は第1番・霊山寺です。

ここで、プチ巡礼ができる。

ゆき荘さんの名前がある所だけお寺の看板がなかったな。どこのお寺かは忘れた…。

辿っていくと、途中、展望台に出ました。写真の浜が、これから通る田井ノ浜です。左手には太平洋が広がっていましたが、この後飽きるほど出てくる?のでカットです。

いい景観です。

スタートから30分ほどで田井ノ浜に着きました。海水浴時には臨時の駅も開設されるようです。

ちょっと曇ってますが、歩くにはちょうどいい。

道中のコケ・アート?

途中の木岐という漁港です。由岐、牟岐に「岐」がつく地名が多いです。美波町は独自に案内看板を出してくれているのでわかりやすいです。

のんびりした漁港。

活アジ70円だそうです。持って帰れないからスルーです。

凝った遍路小屋。でも2階建ては登るのが面倒くさい。

のんびりしたくなる所です。

本当はいろいろ見どころがあるようです。

8:18。浜のへんろみちになりました。

歩きやすい?

歩きやすいね。

8:36にお遍路くんのいる舗装路に出ました。

昨日のお遍路くん。また別の仲間が働いてました。

ちょっと歩くと、休憩所があります。先ほどの地図の内陸の休憩所のようです。

水でも飲んどくか。

さて、運命の分かれ道、といっても行先は一緒です。ま、近いへんろみちに行きましょう。

このあたりの看板は親切です。

途中のへんろみちはカットしましたが歩きやすい道でした。すると、漁港に出ました。小屋もいいところに建ってます。

小屋の連続攻撃だ。

この後、外海に出ます。この先の、突き出たとこまでちょっと上がります。

結構クネクネ&アップダウンです。

岬を上ったところには「えびす洞」なる案内があったのですが、結構下まで行かなければならないようなので、今回は見送りました。9:45。

この奥は下へと階段が伸びていました。

日和佐の方角を見ると、真ん中のホテルの左上の丘の上に人口構造物が見えます。お寺の塔のようなので、薬王寺かと思われます。

右の建物は「ホテル白い燈台」です。燈台は無いように思うけど…。

10分ほど進むと東屋が見えてきました。ヘンロ小屋?

また小屋ラッシュ!

と思ったら、恋人岬の東屋でした。

カメさんたちです。あんまりかわいくない?2カップルでしょうか。

気が付くとうみがめ博物館「カレッタ」を素通りして、美波町役場の通りに来ていました。

ここには陣屋があったとのことです。

役場の通りです。

見えてきました。ランドマークですね。

この通りを左に曲がって川を渡って右に行く(鍵の手に進む)と薬王寺です。

曲がってちょと行ったスーパーの壁面。悪夢に出そうなカメ軍団です。

独特な形状の塔ですね。

門前の商店街でしょうか。ちょっと活気があります。

1番・霊山寺で期待してたのはこういう感じです。

カフェでしょうか?

薬王寺に10:30に到着です。

何かスケールが大きそうだな。

三層構造になってます。

23番札所
23番・薬王寺(やくおうじ)

続きを見る

薬師寺は阿波の国最後のお寺にふさわしく、スケールの大きさを感じました。それは瑜衹塔に表れている気がしました。日和佐の街もシャッター通りではなく、そこそこ活気を感じる街に思いました。

鯖大師本坊を目指す!~トワイライト・ゾーンに捕まる。

さて、参拝も終わり、11:10です。ここいらで食事をとりたいと思いますが、その前に、ローソンがあるので、ガリガリ君でも食べますか…、って、おいっ、当たったよ!ここ最近当たったことがないに。これはすごいことが起きそうだ…。

キター!ここで、運を使い果たすなよ…。

対面の道の駅の観光案内所で、食堂の案内地図をもらう。駅の向こう側も構内を通れるらしい。

道の駅「日和佐」です。

中を渡って行くのね。

反対側に来ました。

ロータリーに映画の写真あり。

知ってる人はどれだけいるかなー。

結局、久しぶりにラーメンが食べたくなったので駅近の「平和園」なる中華料理屋さんへ。

11:45でお腹がすいていた。

ラーメン定食。細麺ともやしがマッチしていてgood!

さて、腹ごしらえも終わったので、次の鯖大師を目指そう!12:05スタートです。

日和佐に城があったのですね。

国道55号に戻るが10分後の様子が次のとおり。

ローカル感が漂う。

その20分後。

何かあまり変わらない。

ダラダラとした登り。

トンネルをくぐったりする。

そうこうしているうちに、1時間ほど歩いた頃、美波町を抜けました。NHKの朝ドラ「ウェルかめ」(倉科カナ主演)ってここが舞台か!なるほど!お隣の町は牟岐町です。

また来たいけど、ちょっくら来れなさそう…。

思えば、この手前のあたりから左足の甲の筋が痛くなっていて、スピードダウンにより進度が遅くなっていたようです。次の写真の距離標(マイル・ストーン→キロ・ポスト)やgoogle mapを頻繁に見るようになりました。実際にはそんなに進んでません。調子がいい時はそんな事は気にせずに進んでいるものです。

これは1kmごとに設置されてる標で、「63km」地点。

これは100mごとに設置されている標で、「62」と「9」で「62.9km」地点。

なかなか、進まないのと、変わり映えしない景色にイライラして、近づいて来ない「辺川駅」に当たるようになってきました。「"べがわ"まだかー!」「"べがわ"哲朗!」などと口をついて出てくるようになりました。危ない人だ!⇒困ったもので「辺川駅」とんだ八つ当りをされたものです。実は行ってみると正式名称は「へがわ」だったのです。以降、精神的に「"べがわ"哲朗」状態にならないように気を付けたい思います。

「僕、何も悪いことしてないんですけど…」と駅の声が聞こえるかは定かではない。

ここで少し休んで調子を戻します。15:17、ちょうど私が向かう方向の「阿波海南」行の列車が入って来ました。

ちょうど来た汽車を見送る。

さあ、気を取り直して牟岐をめざしましょう!

牟岐川。白い大きな魚がいるよ!

景色にも助けられ、騙しだまし牟岐駅前まで来ました。そんなに大きい町ではないですが、裁判所などもあり、阿南より南の地域の中心なのでしょう。一応、牟岐線に名を冠してますから…。

南国ムード満点。左奥が牟岐駅。

さすがに左足の筋の部分をケアするために、薬局で、バンテリンを買いました。宿に着いたら塗りましょう!16:28。トワイライト…面倒なのでTZに入っているので、気を引き締めて頑張ろう!(略しちゃってDAIGOになってるよ。ウィッシュ!そういえばI WISHの川嶋あいはどうしているのだろう…。⇒調べたらちゃんと活動されていた。おみそれしました。)

値札見えます?マツモトキヨシがないので地域貢献!

街を抜けました。

海が見えてきた。ここから宿まで約3km。

もう、頑張るしかないので、頭の中で「負けないで」などを流していた、いや、車しか通っていないので、すでに口ずさんでいました。もう、24時間テレビ状態で、大事MANブラザースバンドも登場して来ました。(ちなみに、毎年24時間テレビの日はスケジュール押さえているんだろうな…などと余計な心配をする)。なんて事を考える余裕があるので「"べがわ"哲朗」にはなっていなかったんでしょうね。

意外とアップダウンが続く。

そうこうしている内に、徳島県の最南端「海陽町」に入りました!

徳島も大詰めですね。

ようやく、鯖大師本坊が見えてきた。この時点で、17:37なので、お参りは明日一番になります。

また、明日!

ここから入るんだな。

分岐するところに、名物・さばせ大福があったので、宿で食べるために1つお買い上げです。

後ほどいただくとします。

ほどなく、すごく派手にお出迎えの「海山荘」が見えてきました。手前に男女の方がいたのでこちらに宿泊されているのかな?

いっぱい"のぼり"が立ってます。

最後の坂を登って到着です。

食堂もされているお宿です。

早速、ひとっ風呂。お風呂は大きめです。

気持ちよく汗を流しました。

お宿は古めで昭和な感じです。トイレのウォシュレットが無いなど気にされる方はNGかもしれませんが、そうでない方はOKかもしれません。お料理は昨日に次いで海の物が中心です。

おいしくいただきました。

ちなみに、先ほどの男女2名の方も歩き遍路の方で明日、宿泊する生見に向かうとのことです。お仲間の方を呼ばれて談笑されているようであまり話ができませんでしたが、またよろしくお願いします。

では、明日に備えましょう!そうそうもバンテリンを塗るのを忘れずに!

←7日目 9日目→

-歩き遍路

© 2024 ひかり たび Powered by AFFINGER5