寺院案内

36番・青龍寺(しょうりゅうじ)

2021年7月18日

青龍寺とは

延暦23年(804年)に唐・長安の青龍寺で恵果阿闍梨から真言密教の秘法を授かった弘法大師は、帰国の際に独鈷杵(両端が尖った仏教用具)を投げ、寺院建立の地を占いました。帰国時、暴風雨に遭った際に、不動明王が出現して暴風雨を鎮め、無事帰国することができ、後に四国を巡っている際に、独鈷杵をこの地で発見したことから、不動明王を彫り、寺院を建立したということです。これにより寺院は独鈷山青龍寺と名付けられました。

一時衰退しましたが、江戸時代の土佐藩主・山内家により再興し、宝永4年(1707年)の津波被害を受けた時もすぐに再建されたとのことです。

本尊‥波切不動尊 (のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわ   たや うんたらた かんまん)

①仁王門

先ほど通ったへんろみちは登った分だけ下りただけで、ここから本堂まで170段の階段になっています。簡素な造りですが、これから登る参拝者を出迎えています。紫陽花の時期だったので、ここから大きなカメラを構えた方が石段方向の画を狙っていました。

②本堂

本堂は唐破風向拝の造り。龍の彫り物が立派。こちらに安置された波切不動は大師が刻んだものとのこと(絶対秘仏)で、今も航海の安全、豊漁の信仰を集めています。寄木造りの愛染明王像(鎌倉時代・重要文化財)も安置されています。

③不動明王像

本堂の右脇にいらっしゃいます。

④波切不動像

こちらは本堂と大師堂の間にいらっしゃいます。

⑤大師堂

本堂に向かって、左側に位置しています。コンパクトで、彫刻などはありませんが、屋根から柱の作りが重厚ですね。

⑥薬師堂

本堂に向かって右側に位置しています。小さな六角形のお堂。

⑦西国三十三箇所観音

⑧行場・水子地蔵

仁王門から石段を登り始める左側の様子。

⑨水子供養堂

⑩三重塔

仁王門の脇の高台にそびえ立つ。

⑪大師像

仁王門の手前、納経所側にてお出迎えしています。

⑫納経所・恵果堂

仁王門の手前に位置し、恵果堂は唐の恵果阿闍梨をお祀りしています。

⑭鐘楼門

客殿に続く門が鐘を擁しています。

⑮多宝塔

-寺院案内

© 2024 ひかり たび Powered by AFFINGER5