寺院案内

別格8番・十夜ヶ橋(とよがはし)〔永徳寺〕

2021年9月6日

十夜ヶ橋とは

住所‥愛媛県大洲市東大洲1808 ☎0893-25-2530

別格7番・出石寺⇒(15.5km)⇒別格8番・十夜ヶ橋〔真言宗御室派〕⇒(44.7km)⇒44番・大宝寺

「ウィキペディアより」

松山自動車道大洲インターチェンジと国道56号の交差点付近にあり、空海(弘法大師)が野宿をしたという伝説が残り、四国八十八箇所霊場で多くの番外があるがここは随一の番外札所である。また、四国別格二十霊場八番札所、南予七福神七番札所(福禄寿尊)になっている。

言い伝えによれば、四国を巡錫中の空海が菅生山(大寶寺)に向かう途中、この地で日が暮れた。このとき周囲は田園であり、宿泊場所となる民家が見あたらなかった。

空海は小川に架かる橋を見つけ、仕方なくその橋の下で一夜を過ごすことにしたが、暗く長い一夜が十夜にも思えた。そこで、この寺の御詠歌となっている上記歌を詠んだと言われる。

この言い伝えから、この橋は「十夜ヶ橋」と呼ばれるようになり、橋のたもとに大師堂が結ばれたほか、橋の下には野宿をする空海の像が置かれている。また、橋の下は「修行」として国内で唯一野宿が認められている場所であり、十夜ヶ橋納経所ではござを貸し出している。なお、四国遍路などでは、空海が安眠できるよう巡礼者はこの橋に限らず橋の上では杖をつかないという習慣がある。

現在、この橋は肱川の支流である都谷川(とやがわ)に架かる国道の橋となっており、さらに橋の上には自動車道の高架橋がかかっている。なお、四国遍礼名所図会(寛政12年遍路)の挿絵には、十夜橋と書かれ「とよのはし」と振仮名がふられている。また、川の名前から「とやがばし」と呼ぶ人もいた。

2018年7月7日の台風7号による西日本豪雨のため十夜ケ橋の境内が水没、本堂を建て直すことになった。

本尊‥弥勒菩薩(おん まいたれいや そわか)

詠歌‥行き悩む浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋とおもほゆ

①大師堂

本堂は2021年現在再建中。(方形の大師堂が参拝者を待っている…)

②大師像

「修行大師像」と「なで大師像」が並んでいる。

③大聖不動明王像

④奉讃殿・納経所

左隣が本堂建設予定地。

⑤大師野宿の地(十夜ヶ橋下)

永徳寺から橋を渡った対岸から橋の下に行くことができる。

橋の下には大師がお休みになっている像が2つあります。

修行のため、野宿するための「お加持ふとん」を借りることができる。

コイの餌も売っていて、餌を撒くと都谷川のコイがワンサカ集まって大変…。

その他

・子安観音

・不動明王像(小)

・十夜ヶ橋のご詠歌付き銘板

・ストリートビューによるお寺付近の様子(360度)

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