龍光院とは
住所‥愛媛県宇和島市天神町1-1 ☎0895-22-0527
40番・観自在寺⇒(40.4km)⇒別格6番・龍光院〔高野山真言宗〕⇒(9.7km)⇒41番・龍光寺
「ウィキペディアより」
江戸時代初期の元和元年(1615年)伊達秀宗が宇和島藩主として入部した。この際、宇和島城の鬼門にあたるこの地に、宇和島藩の安寧と領民の安泰を祈願して栄瑜上人を開山和尚に迎え寺院が建立された。以後、宇和島藩伊達家の祈願所となり、100石を藩より賜った。
寛永15年(1638年)大覚寺の二品宮親王が四国を巡錫した際、ここに立ち寄り臨海山福寿寺と名付けた。
平成20年(2008年)12月7日、護摩祈祷が行われた際に、飛び火により本堂屋根の一部を焼亡した。平成22年金剛組の施工により本堂が復興した。
国道320号の宇和島駅前で路地に入ったとこにあり、石段前に駐車し、その石段を114段上がると、本堂のある広い境内に達する。本堂の右に大師堂があり、その両堂の間を入って行くと右手に納経所がある。本堂の中に入って参拝することができる。
弘法大師が四国巡錫の際に都から遠く恩恵が無いため、八十八カ所霊場を開くことを決意して、成就したのを記念して宇和島の対岸・九島に鯨大師願成寺を建立されたのが始まりです。その後離れ島で参拝するのが不便なため、渡し場の元結掛(もとゆいぎ=宇和島東高校の南部の地区)に元結掛願成寺(現・馬目木大師)として合祀しましたが、明治になって、宇和島駅が開設されたので、40番・観自在寺の奥の院として龍光院に合祀され今に至るそうです。
本尊‥十一面観世音菩薩(おんまか きゃろにきゃ そわか)
詠歌‥みめぐみの杖をたよりに有為の山 越えてもくもらぬ月を見るかな
①仁王像
仁王門はないが、石段の両脇にそれぞれ仁王像が石段の両脇に建っている。
②本堂
瓦の意匠が凝っている本堂。
③大師堂
唐破風向拝が大きい形の大師堂。
④池
石段を登り詰めた本堂との間のスペースにオアシス。(周りが石ではなく、芝というのがいいですね)
⑤稲荷堂
「正一位大明神」の額がある稲荷堂。
⑥大師像・六地蔵
蓮台石の下に四国108ヶ所霊場の砂が敷かれているので、ここで祈祷すると願いがかなうというお砂踏みができる。
⑦手水舎・遙拝石
手水受は龍光院だけあって、龍の意匠。電波塔の左側に宇和島城の天守閣が見える。
その他
111段の石段を登るため、登り詰めた敷地内からは東に宇和島駅、南に宇和島城望める。
・ストリートビューによる境内の様子(360度)