前回、「東京ナンバー 文字選手権大会」を行いましたが、懲りずに開催したいと思います。今回は「神奈川ナンバー 文字選手権大会」です!今回も独断と偏見により「納得のいく文字かどうか」の観点によりジャッジしております。〔その地域がワースト、ベストであるという事ではありません〕
神奈川県のナンバーですが、何と4つしかありません。「横浜」「川崎」「相模」「湘南」だけです。この事から、神奈川県の多くの方は各地域のナンバーに納得している方が多いように思われます(気に入らなければ「葛飾」「江東」のように脱藩しますから…)。そういえば、神奈川県の方は「どこに住んでいますか?」と言われると「横浜」「川崎」と答える方が多く、「神奈川」とはあまり答えないと聞いた事があります。確かに「神奈川」自体がどこの川かもわからず、宿場としては有名でしたが後から開かれた「横浜」にしてやられた感がありますからね…。神奈川県のナンバーとしては「相模」以外の地域はネームバリューがあるので新たにご当地ナンバーになりたくないのでしょう(「世田谷」のようになってしまう…)。「相模」も旧国名なのでおかしくはないと思いますが、相模川や相模原のように横浜・川崎から離れた所のイメージがあるので好まれていないのかもしれないですね。⇒「相模」の方、勝手な推測で申し訳ありません。
第3位 相模ナンバー
「相撲ナンバー」なんていわれることがありますが、そうしたら巨人・原監督の母校は「東海大相撲」になってしまいます…。「相」は文句のつけどころがありません。「模」も「木へん」まで一緒です。しかし、「莫」だけアンバランスに太いですね。昔からあるナンバーにありがちですが、細かい造りになるほど太めの文字にして自爆しているように思います(昔は鉄のプレートだったので仕方なかったのでしょうか?錆防止の意味もあると聞いたような…)。
【参考】昔の「愛媛ナンバー」‥これはどうやら旧「愛知ナンバー」の「愛」がこの形だった事も関係しているようです。「愛」がこの形なら「媛」も合わせるしかないですね…。2003年から「愛媛ナンバー」は普通の字体に変更されています。
第2位 川崎ナンバー
2位は僅差で「川崎ナンバー」です。大体、「相模ナンバー」と同じで「崎」の特に「大」の部分のバランスが気になるところがありましたが、「山」の下の部分に突起をつけているところで「アーティスティック・ポイント」が加算されました。「川」の字は前回の「品川ナンバー」でも気になったところで左端の棒がサイドラインぎりぎりのように見えるのですが、今回はVARするまでもなくセーフということで…。
ちなみに、ナンバーで同じ文字を使う時には、ほぼ近い形にする事が多いので「崎」の字は「宮崎」の「崎」とほぼ同じなのですが、「宮崎」の「宮」はとても特徴があって昔の「ステーキの宮」を思わせる(ちょっと違うか…)大きな口になっています。これと同じ例が「広島」と「帯広」の例があって「広島」の「広」は特徴的なので気になった方は調べてみてください。
参考に他の「宮」はこの「大宮」のような形です。他に「宮城」「一宮」などがあり、さほど変わりません。
第1位 湘南ナンバー
全体にバランスが良くて、ケチのつけようがありませんでした。
選外 横浜ナンバー
「横」と「浜」の太さのバランスが違う点と、何より「黄」と「兵」の足の長さが違い過ぎる点に違和感があります。普通は横浜駅のように差を感じないぐらいがいいと思うのです。ちなみに「横浜」の「木へん」は「相模」に比べて太めになっているようです(逆に言うと「木」と「黄」のバランスを取っているということかな、「浜」ともバランスを取ればいいのに…)。
以上、興味のない方からすると、どうでもいい選手権大会でした(笑)。また、気が向いたら開催したいと思います。
(おわり)