本日は山岳ルート。明日は悪天候なのでやっつけておきましょう!
今日の予定ですが、午前中に別格2番・慈眼寺に行きます。google mapでは舗装路を辿って7.8kmですが、へんろみちがあるとの事で地図をもらってそれに従って行きます。荷物は宿に置いてのピストン行動となるので、納経帳やろうそく、線香類の最小限で行動ができます。午前中の早い時間に戻ってきたいところです。
そのあと荷物を持って、昨日来た道を横瀬橋まで5kmほど戻り、20番・鶴林寺の山道に入ります。小坂君の登る東側の登山口ではなく西側からのルートを使えるので時間が短縮できます。(西側と東側の登山口が正三角形の底辺だとすると南側に頂点に鶴林寺があたります)
鶴林寺からは東側に下り、那賀川という川にまで下りきると、対岸に渡って21番・太龍寺の登りです。南向きに登り東側に下ります。そこで、今夜お世話になる「碧(あおい)」の女将さんが迎えに来てくれる運びになっています。(近くに適当な宿がないのでピックアップしてもらい、翌日同じ地点までドロップダウンしてもらう方式です)今日は、山がからんでいるので、東京版に当てはめた案内は無しです。
ちなみに、明日の徳島地方の天気は、午前中大雨の予想です。何とか山岳ルートは終わらせておきたいところです。まずは、腹ごしらえ。朝はお粥と白米両方食べて、エネルギー充填120%!(120%って漏れちゃうと思うんですよね。宇宙戦艦ヤマトの波動砲は大丈夫なのかな)
まずは慈眼寺に向かいます
宿で渡された地図をみると簡単に着きそうな感じなのですが…。ま、行ってみましょう!7;07行動開始です。
ちなみに現在の標高160mから本堂は700mにあるらしい。結構登るぞ!
焼山寺の下山口の神山町も山村だったが、同じような感じです。
時には水路のような、法面との間のような所も通ります。
お決まりの山道になりましたが、舗装路より歩きやすいです。山モードのせいか足も痛く感じません。
あれっ?矢印どおりに来たのに行き止まりのような所に着いてしまいました。木の切れ間にピンクのマーカーが付いているので行ってみましょう。
いや、怪しいので舗装路に戻ります。舗装路は九十九折の道を下りて来たんだよ。あれ、でも矢印はちゃんと下だな。行き止まりから下に向かってみましょう。一応マーカーがついているところを辿って最後は落ちるように舗装路に出ました。これは、帰りにはまちがい探しが必要だな!まずはルートに戻らないと。風の駅ということはだいぶ下ってしまったようです。
やっと、目指すところの農免農道に出て、そこから正式ルートに復帰しました。8:50。何か30分以上ロスしたようです。
農免農道からのへんろみちはだいぶ標高を稼いでくれたのでぐるっと舗装路を回るよりも30分は早いのではないかと思います。でもさっきのロスでチャラだね…。
結構、急な舗装道路を登っていくとやっと駐車場に着きました。9:18。
しかし、実は着いていなかったのです。駐車場至近のお堂が本堂かと思っていたのですが、これが大師堂です。納経所で聞いてみると「本堂はここから20分ほど登ったところです」と言われました。そういえば、本堂は150mほど標高が高かった!やられた…。
いや、思いのほか時間がかかりました。恐るべし別格2番・慈眼寺。ただ、いままで回って来たお寺でとは明らかに違う修行の色が見て取れました。来られてよかったです。
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別格3番・慈眼寺(じげんじ)
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後は帰りに間違い探しをしないと…。10:36に帰路につきます。
農免農道に戻り、さっき登ってきたところよりも先に進みます。電柱があり、ここに案内がでていました。本当はここに出るはずだった…。
さて、問題の地点に出ました。次が現場写真です。ここで舗装路を下ったのかー!下から確認しに来た時にこの角度で確認すれば右上に山道があるのがわかったかもなー。標識も右上向きに設置してよーと思いましたが、後の祭り。いい勉強になりました。
生きて帰ってこれました。11:23到着。
鶴林寺に向けてリスタート!
「ふれあいの里さかもと」にて預けていた荷物を受け取り、次のステージに向かいます。どうもありがとうございました!
この時点で1時間は遅くなっています。計画に暗雲が…。そんな中、歩いていると坂本の集落のお母さんが、「ちょっと待って、飲み物でも」とポカリをごちそうしてくれた。それに加えて、庭先のビワが食べられるということで、ビワ狩りをさせてもらった。非常においしかったですっ!
ビワのパワーをもらい、昨日とは違う旧道を辿ります。県道はちょっとしたアップダウンが多かったので敬遠しました。
登山口に着きましたが、昼飯がまだでした。今日は宿でおにぎりを作ってもらっています。13:00なので食べましょう。
腹ごなしも終わり、13:20出発。距離1.8mのようです。
えぐれたような道ですが、歩きにくくはなかったです。それよりも熱心な信者の方がいらっしゃるのか、50mごとに表示があるのです。気になって、登りやすいような、登りにくいような…。
全般的に歩きやすく、そんなに急すぎるという斜面ではありません。ほどなく文明を告げる柱が現れました。
14:16鶴林寺に到着しました。
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20番・鶴林寺(かくりんじ)
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鶴林寺はいろいろとお堂や像などが立ち並んでいるので山の中であることを忘れそうになりますが、納経所の前のコンクリートの会館がどうも雰囲気を壊しているようで残念です。とはいえ鶴の像など特徴もあって、そういう所は好きですね。
さて、読経を終わった時点で14:40ごろだったので、これは太龍寺は無理かと思っていると納経所の方が2時間あれば行けなくはない、などと焚きつけてきたのでちょっとやる気がでました。14:50出発。
太龍寺は行く?行かない?
鶴林寺の下りは急坂の触れ込みがあったのですが、実際は写真のように割と歩きやすかったです。
その先の休憩所で、おやっ、どこかで見た方が…。徳島の井戸寺で写真のシャッター押した方だ。聞くと、足が疲れたのでバスで帰ろうかと思っていたところとのこと。私は一応太龍寺を目指すので先に行きます…。
水井(すいい)橋を渡るところで、女将さんからショートメールが来ていた。太龍寺からの下りについての説明だった。とりあえず、TELを入れてみる。今、水井橋という事を告げたら無理していかない方がよいとの事だった。確かにトワイライトゾーンに入っているので、ご意見に従う事にした。明日のことも考えて、水井橋の先の登り口で待っていてくださいとのことだった。
予定とは異なり、本日の最終地に15:46到着。明日は、ここからスタートです。
この後10分ほどしたら、女将さんがステップワゴンで迎えに来てくれました。「駅に行く人がいるから寄ってから、食料を調達しに行って良いか?」という事だった。え、もしかして…。
やはり、先ほどの方で、仙田さんという方でした。やはり鶴林寺の納経所で2時間もあれば行けると言われたが、下りで足がついて行かなくなったそうです。歩きだしか鶴林寺だったら2時間でいけるかもしれないけど、今日も長い行動をしているからね。という話になった。仙田さんは、今日は立江からずーっと歩いて来たそうだ。今日は横浜に帰るが、今度改めて水井橋から歩くという事で、交通機関を聞いていた。パスがないため、「碧」さんに泊まって送ってもらうのが良いのではという話が出ていた。
太龍寺に行こうとしていた2人が車で収容されて、マラソンのリタイアみたいだなという話になり、リタイア2名の記念写真を撮りました。仙田さん、太龍寺リベンジしましょう!まずは、私が明日行きますが、お互い頑張りましょう!
「碧」さんにお世話になります。
「碧」さんは今は食事の提供をしていないので、途中のローソンにて朝晩の食事を調達する。
内部は非常にキレイな造りで、1Fの共同スペースは囲炉裏端で一人で使うのはもったいないくらいだ。2Fの部屋は天井板がなく室内が高い感じでした。
金ちゃんラーメンおいしかったです。
さて、明日に備えておやすみなさい!
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