遍路旅 雑記帖

四国遍路の補習・復習~#3 愛媛・高知編

2021年11月11日

〔朝食〕今治市室屋町「かねと食堂」

さて、3日目(11月8日)は、朝食がついていなかったため、今治市役所にほど近い食堂で食事をすることにしました。

8:00から開いている、雰囲気のある食堂です。

これぞ「食堂」です!

私は、「きつねうどん」、

朝の食事にやさしい。

バタンキュー21(BQ21)氏はガッツリ、カツカレーを食べました。

見ていると食べたくなります。

今治城にほど近いので、お城は外からパチリ。

#3-1 "おじいさん"は実在の人物か?‥別格10番・興隆寺参拝

この後、別格10番・興隆寺に向かいます(今治から南に20数km)。こちらでは写真の"おじいさん"について聞いてみます。毎日、興隆寺をお参りされていて、他の仏像のお供え物はなくならないのに、"弥勒菩薩"だけなくなる事があるという話をされていたのですが、お寺に行ったら"弥勒菩薩"は祀っていなかったのです。足はちゃんと2本あったと思うのですが、実際はどうなのでしょうか?

元気な方でした。(顔は一部隠しています)〔2021.6.24の写真〕

【歩き遍路35日目】西条市三芳「伊予三芳駅」⇒西条市小松町秋穂甲「しこくや」

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こちらも、「ザ・山寺」といった感じのお寺です。88番・雲辺寺とは違うタイプの山寺で、個人的には58番・仙遊寺に近いタイプだと思います。

この仁王門は風格があってすばらしいです。

一番上の本堂まで登って、納経所のご婦人にお話を聞きました。写真を見せて「既に亡くなっている方ではないですよね」と聞いてみたら、「うちの檀家さんですよ」と言われて一安心。「"弥勒菩薩"は興隆寺に無かったんですが…」と聞いたら「無いです」「言い間違えたんじゃないですか」ということです。なるほど、こちらには文殊堂があるので"文殊菩薩"と言い間違えたのかもしれません。それなら問題ありません。謎が解けました。

BQ21氏の守り本尊が"文殊菩薩"でした。

興隆寺も四国不動三十三霊場 第22番札所でしたので、そちらのお参りもしてきました。

小光明童子「おん しんばら そわか」

ちなみに、仁王門に大わらじが奉納してありましたが、その発起人が例のおじいさんというのは間違いのない話でした。以上、興隆寺でした。

こちらに名前が記載されているようです。

〔復習〕別格8番・十夜ヶ橋参拝

この後、大洲経由で愛南町に向かうため、途中の別格8番・十夜ヶ橋を訪れます(興隆寺から南西に90km)。こちらは、大師が宿を探したが見つからず、橋の下で野宿をしたことに由来しますが、怪しんで泊めなかった村人を怒るのではなく、信仰心のない村人をどうすれば救えるのか考えて夜を明かしたそうです。それで、遍路中に橋にさしかかると金剛杖をついてはいけない⇒休んでいる大師を起こしてしまうから、というルールができたようですが、誰が最初に配慮したのでしょうね。

駐車場の木が色づいでいました。

〔確認〕ご老人は今日もバス停にいるのか?‥オズメッセ21

遍路中に、ふと立ち寄ったモール(オズメッセ21)のバス停で、お遍路に関する質問(禅問答?)を受けたご老人がいらっしゃいました。我々は、大師が遍路コントロールセンターから派遣したのではないかという話をしていました〔26日目参照〕。今日も派遣勤務をされているのでしょうか…。

【歩き遍路26日目】西予市宇和町「宇和パークホテル」⇒大洲市中村「ときわ旅館」

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BQ21氏は今日も勤務している事を期待していましたが、残念!

〔昼食〕八幡浜市沖新田「どーや食堂」

せっかく、大洲まできたので、浜の方に行って美味しいものを食べたいので、遍路では回ることのない大洲の西隣の八幡浜市にやってきました(大洲から西に15km)。道の駅「八幡浜みなっと」の内の「どーや市場」隣に作られた「どーや食堂」が評判が良いようなのでこちらに寄りたいと思います。

海に面した駐車場の横にあります。

受付で、品物を頼むと番号札を渡されて、出来上がると番号が呼ばれて引き換えに行く方式です。

BQ21氏は"海鮮丼(上)"、私は"鯛めし御膳"です。

こちらの"鯛めし御膳"はお刺身の味が濃厚で、また甘い醤油とマッチして最高でした!

外のベンチで食べることができます。

ロケーションも良い所です。

穏やかな海が広がっていました。

#3-2 愛南町、宇和島市  柏坂を歩く(BQ21氏)

愛南町の柏という集落から宇和島市の嵐坂の先まで、「柏坂へんろみち」という山道があるのですが、当時、BQ21氏は天気が悪かったため断念し、海沿いを歩きました。今回はリベンジということになります。私が車で、宇和島側の車道合流点で待機します。

15:00にスタートです。

私が柏坂を歩いた時に、柳水大師付近のトイレを開けたところ大量のカマドウマを目撃してびっくりしたという事があったのですが、びっくりしすぎて、トイレの撮影ができなかったので、それをお願いしました。〔23日目参照〕

【歩き遍路23日目】愛南町御荘平城「民宿磯屋」⇒宇和島市津島町「津島大橋」バス停(宇和島市天神町「宇和島ターミナルホテル」)

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今回は、数匹出没した程度ということでした。涼しくなりましたから…。

この後、雨が結構降ってきました。BQ21氏は「つわな奥」という展望地まで進んでいます。

一応、海まで見えていたようです。

雨がスゴイので「柳水大師の先の車道まで迎えに行くか」とTELしたところ「結構戻るのて先に進む」旨の連絡があり、「私がつわな奥の先の茶堂まで車で入れるか検討する」とこちらから連絡した後、電波が入らなくなってしまいました。

こちらは、茶堂から2.2km下ったところで待機していましたが、16:40になっても下りて来る気配がありません。

このポイントで待機していました。手前側から合流します。

この時期は17:00を過ぎると真っ暗になってしまうので、山の中に取り残されたら遭難騒ぎになってしまいます。こちらからも登って行ってみましょう。声を上げながら登って行きました。歩き始めは目が慣れていないので、谷の部分はかなり暗くなって足元が確認しにくいです。

1.5kmほど登って、途中で連絡が取れました。茶堂から下りてきているようです。どうやら車道の話があったので30分ほど様子をみて、待機していたようです。⇒これがなければ暗くなる前に下山できていましたが、夕方の行動は気をつけましょう!

無事合流して下山します。実際はもっと暗かったです。

17:30には車のポイントまで帰還しました。いやいや無事でよかった。⇒これを見ると柏坂は危険なのかと思われる方がいるかもしれませんが、BQ21氏「柏坂はへんろみちとしては歩きやすく楽しい道でした」とのことです。〔2021.11.13追記〕

この後、宿の土佐清水市まで移動したのですが、1時間に20mmの大雨で到着したのが19:10になりました。いろいろ詰め込んでいるので移動がハードです。

〔宿泊〕土佐清水市大岐「民宿大岐の浜」

今日の宿は、足摺の38番・金剛福寺を打つ際に2泊お世話になった「民宿大岐の浜」です。BQ21氏と初めて会ったのもこの宿なので、距離は遠くても来ておきたい所だったのです。

到着してまずは安心!

早速、夕食をいただきましょう。

やはり高知と言えば、カツオの叩きですね。

やはり魚はおいしいです。

こちらの宿は、近くに商店がないので食料を用意してくれています。カップ麺やスナック菓子などは一律100円とありがたい限りです。

夕食を食べたから今日はこのコーナーはいいかな…。

ソフトドリンクはペットボトルでも100円です。

ありがたいサービスです。

今日は、この辺でお休みしましょう。では、また!

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