2023年3月18日。先ほど徳島に着いたので、ご挨拶代わりに!?「眉山」を登ってきました。88カ所巡りの際は、17番・井戸寺から18番・恩山寺までを徳島市街地経由で辿りましたが、今日は、市街地を通らず、「眉山」の手前から南東に進む「地蔵越ルート」を辿りたいと思います。こちらのルートは前の日に神山に宿泊した後に、徳島市街まで歩いてしまうと歩く事ができないので、17番・井戸寺付近に宿泊するか、宿泊徳島市街にして戻って来るパターンなのかと思います。
北側の「佐古駅」に近い国道192号に下りましたので、バスで「佐古三番町」から鮎喰川東詰の「上鮎喰」まで移動したいと思います。
「上鮎喰」のバス停に到着!この先が鮎喰川です。
鮎喰川に架かる「上鮎喰橋」です。JR徳島線の「府中(こう)駅」から約1.5km東に寄った所です。
今回はへんろみち保存協力会の英語版でいうところの鮎喰川に一番近いルートを南の園瀬川まで歩いてみます。早速左手に見える国道192号と別れて右に曲がります。13:05スタートです。
地図では、堤に近い道路から左に入り、小学校の脇を通ることになっているのですが…。すぐ近くのここは早すぎるよね…。
そうそう、地図上をよく見ると、堤沿いに行く県道を右に分けてから、左に曲がるのでまだ真っすぐですよ…。
その脇の道も明らかに住宅街に降りるから違いますね。
なんだ、明らかに小学校が見えのでここですよ(でも、手前から小学校らしい建物は見えていた…)。明らかな「遍路道」の看板はありませんが、今確認するとカーブミラーに「→」のちょっと斜めにしたシールが貼ってありました。
堤を降りて歩いて行くと、明らかに分かりにくい分岐が…。さすがにシールはなかったようです。ここは、左が正解。この先向かう「地蔵院」までは一本東側の県道が明らかな道なので、こちらはサブコース扱いなのですね。⇒県道は車通りが多いので、こちらの方が安全かと思います。
ここからは眉山を山裾に向かって行きます。
その先は住宅街の中を縫って行きます。(地図上は真っすぐなのですが写真のように枝道のように見える所がありますのでgoogleマップさんとお友達になって進むとより心強いかと思います)
20分も歩くと山が近くなってきます。
左手に池の堤が見えてきますが、これが「地蔵院池緑地」の池かと思われます。
入口には特に「←地蔵院」などと明記されている訳ではなく、右に曲がる道に行かずに標識を池の方向に曲がります。
すると池の堤に上がれます。
ヘンロ小屋というよりは、湖畔の休憩所的な大きなテラスがあります。
池を1/4周して「地蔵院」の山門に到着しました。13:32。
こちらのお寺は如意山地蔵院聖幡寺で、本尊は地蔵菩薩、新四国曼荼羅霊場75番札所です。こちらは阿波六地蔵霊場2番札所でもあるそうでいろいろな霊場があるのだなあと思いました(東部と西部で66カ所ある阿波西国三十三霊場をなぜか思い出しました・笑)。
こちらは、弘法大師が巡錫の際に安産を願って地蔵菩薩を安置したことが由来とのことです。
県道沿いには池沿いに立派なトイレと池に面したベンチがあります。
さて、地蔵越に向かいたいと思います。13:45。
すぐにこちらの案内が現れました。この先のポールには「恩山寺17km ↑」となっていますが、明らかに左に入る雰囲気です…。
ちょっと奥をのぞくと…。ありました「へんろ道」の案内看板!これこれ、待ってました!わかりやすい整備ありがとうございます。
墓地の横を抜けて行きます。
沢には水が流れています。
舗装路から3分ほどすると、簡易的な野宿場が現れました。
すぐにお地蔵様が現れました。左側がへんろ道ですが、右にも昔は道があったようです。⇒石には「左下八万、右上八万」とあります。クイズですか?
2度ほど沢を渡りますが、気にするほど水は流れていません。
竹林と石畳の中を進みます。
右上にガードレールが見えてきました。右の沢に入り込まないようにトラロープを張ってくれています。
舗装路に合流します。13:59。
カーブの先にはすぐに登り口が現れました。
そんなに急坂ではありません。先が明るくなってます…。
舗装路から3分ほどで、地蔵越のピークに着いたようです。左手から眉山からの道が合わさりました。
お地蔵様です。14:03
さて、下りにかかります。道は2つに分かれていますが、左に進むように示されています。
下りには椿が落ちていました。
お地蔵様から3分ほどで舗装路に出ました。
カーブを曲がり切る前に、山道に入ります。
ロープを張ってある箇所がありましたが、そんなに危険ではないです(一応、道道迷い用かな…)。
何だか「地蔵越は歩きやすいな」と思いましたが、「そういえば、今日は空身だからだ」かなとちょっと考えを改めました…。
左の沢筋になにやら青と白ものが…。
14:13に舗装道路に合流しました。
左側に廃墟が見えます。
廃墟の後ろ側は「花杏豆」というギャラリーで、レストラン・甘味などになっているようです。
すぐ近くに古い石柱がありました。地蔵院の方を指しているのでへんろ用ではないのでしょうか…。
この石柱から先は道路が広くなります。舗装道路は割と車が通りますが、今回のコースでは、地蔵院の付近、2箇所のカーブ、廃墟から「花杏豆」の所だけ道路を通行するので、その間だけ注意すればよいかと思われます。
民家も多くなってきました。
恩山寺まで14kmの案内看板がありました。地蔵越に入る時に17kmの看板があったのを考慮すると、3kmを41分なので非常に効率がいい事になります。
ちょっと歩いて来た方向を振り返ります。消防団の倉庫の前に四王子神社、八幡神社の常夜燈があります。⇒村の鎮守といったところでしょうか…。
「ねこやまねこ」なる気になる名前のカフェを過ぎ、「産直アイリス」「たばこ」「貸土地」の謎の看板群が出てきたら道は右に曲がって登り気味になります。
登り気味になったのは園瀬川の堤防になったからで、あとは「地蔵越コース」は東の国道55号までは川沿いを真っすぐです。
ちなみに園瀬川」の手前の小さな川で台風でタヌキが流されそうになっていたのがgoogleマップでタグ付けされていました。⇒タヌキの川流れ(史跡?)
「地蔵越コース」はゴチャゴチャした市街地を避けたい方にはオススメです。ただし、最初に記載したように宿との兼ね合いがあるかと思います(野宿の人は最適ですなー)。とりあえず#1はここまでです。お疲れ様でした。
(おわり)