四国遍路の補習・復習を行います。(2021.11.6~10)
今回、四国遍路で行動を共にしたバタンキュー21(BQ21)氏と久しぶりに四国を訪れることになりました。今回の旅では、回れなかった所、謎として残っている所の補習を行うと伴に、懐かしの場所を巡って復習も行いたいと思います。などと言いつつ、随所で観光も行いたいと思います。それでは、4泊5日の旅のスタートになります。
今回は、羽田空港から飛行機で四国に向かいます。
最近は荷物預けが機械化されて無人になっていますが、何か事が起こると面倒なことになります。今回はアタックザックの紐がシャッターに挟まって誤作動を起こしてしました。早めに空港に到着しておいてよかったです。10分ほどサービスマンの到着を待ちました。有人の場合はビニール梱包などを行ってくれたのですが…。
利用便はANA531便 高松空港行きです。コロナ禍により入口前で蛇のように幾重に曲がって並ばず、直角に長い列を作っています。密を避けるためでしょう。
手荷物検査を終えて、ラウンジでくつろぐBQ21氏。
さあ、久しぶりに四国に行きましょう!
搭乗する時の葉加瀬太郎の「Another Sky」が久しぶりで気分が上がります。JALの「 I Will Be There With You」も聞くといいのですが、きょうは「Another Sky」です!(BLUE SKY NEWS より)
機内はオールモニタ付きで良いのですが、機内誌「翼の王国」が電子版になってしまい吉田修一のエッセイが読めなくなっていたのが残念。アナウンスの度にサービスが中止されるのは安全上仕方ないのか…。いや、今まではアナウンス中も機内誌は読んでいられたのだからちょっと納得いかないかな…。
高松空港は8;55定刻到着で、そのちょっと前のモニタによる着陸前の画像です。滑走路の数字が「26」なので260℃方向の滑走路ということで、ほぼ西に近い向きに着陸します。(0℃が北⇒「0」、180℃が南⇒「18」)
さて、高松空港に到着しました。こちらは、高松市から15km南に位置していて、「4県巡るに当たってどこにもアクセスしやすい空港はどこか?」ということで選定させていただきました。レンタカーを借りて各地を回りたいと思います。まずは、徳島県に入ります。
〔寄り道〕うだつの町並み、土柱
美馬町脇町は藍で財を成した家が多く、「うだつ」が上がっていました。
阿波IC近くの砂礫層の浸食によって数十の土の柱が現れた大地の芸術です。
#1-1 神山町 玉ヶ垰を歩く(BQ21氏)
今回の補習・第一弾はBQ21氏のリクエストによる玉ヶ垰の再チャレンジです。BQ21氏は3日目の12番・焼山寺を下山して鍋岩から玉ヶ垰を越えて神山町阿野の植村旅館に向かう予定が、手前の山道(通称:谷道)でルートミスして行先が判らなくなり、鍋岩に戻り神山町役場の近くで宿泊せざるを得なくなるという苦い経験があったのです。
では、リベンジを目指して13:00スタートです。
この谷道については次の3日目、後段に記載があります。
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【歩き遍路3日目】藤井寺「旅館吉野」⇒神川町阿野「植村旅館」
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さて、自動車で玉ヶ垰に先回りだ!
谷道から登って来るところまで自動車で来ました。自動車も狭い所をクネクネと登ってくる必要があります。
先ほどの地点から300~400mほど進んだ所が、下の写真です。山道は直進し、車道は左に曲がりながら切通しを通ります。その先の右に庵が見えます。ここが、玉ヶ垰庵で今回のゴールになります。
こちらの庵で待っていると、無事13:30頃、BQ21氏が完歩しました。今となっては全然問題ない山道でしたが、当時は慣れない遍路3日目での焼山寺で疲れた後ということもあったのでしょう。
#1-2 阿波市 善入寺島を歩く(ひかり0号)
補習・第2弾は、私が2日目の午後に藤井寺に向かう際に、夕方で疲れていたため、無難な東側のルートの阿波大橋を通ったために、人気のある西側のへんろみち・善入寺島(川島潜水橋)を通ることができなかったことによる再チャレンジです。
善入寺島は日本最大の川中島なのです。そのうち2kmがへんろみちになっています。
途中でコスモスが咲いていたので、似合わないですがバックにパチリ。
南側の川島橋は島の側から一見すると川が流れているのか分かりにくいです。
途中から下流を眺めたところです。これだけ見ると桟橋の写真のようです。
この写真がわかりやすいですね。
反対側は高い堤防になっているので、全体がつかみやすいです。
無事、名物を歩くことができました。
#1-3 三好市 敷之上橋を歩く(ひかり0号)
いや、これは遍路とは関係ない復習になります。私が別格15番・箸蔵寺に行った帰りに、国道32号沿いを歩いていたら、吉野川に吊り橋が架かっていたのですが、雨が降っていたため、行くのを断念したところに行ってみるというだけの企画です。
橋の博物館とくしま(徳島県)によると「ダムの湖上に架かるスレンダーな歩道吊橋。塔の高さは18.35m、塔柱間隔は160.6m、幅員は1.7mである。塔の両サイドにはH桁が架かり、通路部の両サイドには揺れ止めのため耐風策が設置されている」とのことです。クチコミ情報によると「風が吹くと揺れ、下はスケスケ」「ある意味かずら橋より怖い」「スリル満点」。これは、是非行かないといけません。
対岸の国道32号は白い建物の辺りを走っているので結構から下りる必要がありますが、対岸はそれほど下りる必要はありません。
実際に渡ってみると、1人で風が無い日だったのでそこまで揺れません。
高所恐怖症の方はやはりやめた方がいいと思います。
〔寄り道〕大歩危・小歩危
2億年の時を経て四国山地を横切る吉野川の激流によって創られた約8kmにわたる渓谷です。
〔宿泊〕三好市山城町「賢見温泉」
大歩危・小歩危からほど近い、銅山川沿いの賢見温泉にて宿泊します。
以上、補習・復習授業になのかは不明ですが、1日目はあっという間に過ぎました。では、また!
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