歩き遍路

【歩き遍路2日目】第6番 安楽寺「宿坊」⇒第11番 藤井寺「旅館吉野」

2021年5月30日

昨日行けなかった別格1番・大山寺を目指す

今日の宿泊地は第11番・藤井寺のすぐそば、「旅館吉野」に決まっているので、あわよくば17:00までに藤井寺で納経したあと、宿に入り、翌日の出発を早くしたいと思っています。

今日の行動の位置関係を東京版で説明すると、今日の出発地が「新橋駅・13番」⇒「スカイツリー展望台・別格1番」⇒「渋谷・8番」⇒「中目黒・9番」⇒「下北沢・10番」⇒「大森・11番」という感じになります。別格1番を展望台にしたのは山の中にあり標高が高いからなのです。首都圏以外の方わかりにくくてすみません。(2021.12.20 地図を追加)

疲れてても起きられるものですね。5;30に起きて、サンドイッチを食べ、支度をして、6;10に安楽寺の宿坊を出発です。

入口の観世音菩薩様にお世話になりました。

宿坊も機会があれば、また泊まりたいですね。

昨日きた道を戻ってもいいのですが、地図でいうところの右上に上がっていきたいので、大きめの農道をたどって、5番・地蔵寺方面から合流する高松道の北側・山神社を目指します。(5番・地蔵寺と7番・十楽寺を正三角形の底辺とすると頂点が別格1番・大山寺です)

これは何?葉タバコのようです。

途中、挨拶したおじいさんに「おおやまじ」に行くんですと言ったら、「ああ、たいせんじな」といわれました。他の呼び方は「だいさんじ」かと思ったら「たいさんじ」なんだ。なるほど。

このような道を進む。

ここでは「だいやま」?何でもありだな…。

メジャーな行き方ではないかと思ったら、看板ありました!

ちょっと登って、高松道をくぐると「山神社」に着きました。そのまんまの名前なんでしょうか…。

そんなには大きくない。

この先は、ひたすら北に向かって登っていきます。途中、車道から山道に変わりました。(入口の写真を撮り忘れました)入ってすぐの祠の写真です。その後ろが、山道になります。

登りの方用に杖が用意されていました。私は杖なし派です。

途中、コンクリート道から果樹園の中のような道に変わったり、車道を横切ったりしながら進みます。この後、高度を上げ斜面も急になってきました。

また、裾が濡れるパターン。

車道に出たところに立派な休憩所もありました。

終点は十丁目だよね?

この後、山道に戻り、結構登ったため、疲れてきました。昨日、雨あがりの来なくて良かったです。夕方にやっつけるようなところではありません。今日にして正解です。ほどなく、人口構造物が見えてきました。終点は近いのか?

水道施設?

この施設の後、傾斜が緩やかになったあたりに3本ほど倒木があり、くぐり抜けるためにフィールドアスレチックが必要になりました。そこを過ぎると住宅?農業施設?が見えてきました。

だいぶ高いところまで来ました。

この先、このあたりのお宅の車道に合流して、0.5kmの看板が見えました。

ガンバ!

7:58。ようやく標高691mの大山寺にたどり着きました。

別格1番
別格1番・大山寺(おおやまじ、たいさんじ)

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お寺は非常に素朴で良い感じでした。というのも山門などは壊れている箇所があったり、仁王様の目がなくなってしまったりしているのですが、それはそれで風格があるように思えるのです。(後で宿の方に聞いたら、「やっぱり88のところと違って、お金が入らないから…。でも、それでいい所でもある」とのこと)

6、7番はワープして、8番・熊谷寺に向かいます!

次の8番・熊谷(くまだに)寺は13kmほど離れているので、夢中で向かっているのが、写真の少なさに現れてます。いかんなー。途中、技の館などがありましたが、スルーしています。調子よく歩きすぎたせいか、最近偏平足ぎみの右足裏の腹にマメができたようで、痛みを感じてきました。

技の館は観光せず

土成インターの下あたりで暑さから小休止し、インターを越えた後の坂がきつかったのですが、その頂上に素敵なお店を発見!これは購入です。100円の袋を一つお買い上げ!

後で食べましょう。

トマトの販売所からほどなくして熊谷寺に着きました。11:25着。山門がないと思ったらこの奥に中門がありました。後でわかるのですが、この対面に仁王門がありました。

広いです。

8番札所
8番・熊谷寺(くまだにじ)

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大山寺に行った後かもしれませんが、ギャップが大きいです。立派な多宝塔や宿坊などもあり建物は県の文化財になっているようです。やはり、経営もしっかりしているのか、納経の際に「お車の方は駐車料金を」との一言がありました。「歩きです」と答えると「お気をつけて」とのことでした。

昼飯の時間なので店を探しつつ、法輪寺へ

12:00ジャストに熊谷寺を出ました。法輪寺は2.3kmと非常に近い。ここは阿波市ですが、旧土成町の中心部なので、何か店がないかgoogle mapで探しますが食堂はコロナ禍のためかやっていません。とりあえず、法輪寺に向かいます。意外と街は静かです。住宅街を過ぎると田んぼが現れます。

田んぼの中のお寺とはこういう事か。

食事処がないままに法輪寺が見えてきました。お、左側に店発見!あー、手前は喫茶店で軽食はなさげです。奥はうどん店でしたが閉店です。残念。12;30に参拝しにいきます。

遠目では、造り酒屋とかかと思う。

9番札所
9番・法輪寺(ほうりんじ)

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法輪寺はゆったり系のお寺ですね(あくまも私基準)。なんか、気軽に立ち寄れるようなお寺です。敷地はそんなに大きくないですが、良い時間を過ごした気がします。さて、食事だぁ!

腹が減ってはへんろはできぬ!昨日の反省を生かしましょう。

調べると、次の10番・切幡寺とは逆方向ですが、法輪寺の南側に川北街道なる県道が走っていて、ラーメン屋が2店舗あるので、狙いを定めました。12:45に寺を出て10分ほどで到着しました。

むむっ、木に覆われているが大丈夫か?喫茶店系に見えるが…。

勇気を出して入ってみました。結構奥は広くて人も入ってます。塩がメインのようなのでお願いしました。出てくるのに時間がかかりましたが、味はさっぱりしつつも野菜の甘みを感じる私好みの味でした。大正解!

塩ラーメンにチャーハンのセット!

出しなに女将さんと言葉を交わしたあとに、アクエリアスのお接待をいただき。また、大正解。ありがとうございました。13:39出発。

今日は暑いので助かります。

10番・切幡寺に向かいます。右足のマメと暑さとの勝負です。

10番・切幡寺へは4km弱。へんろみちから離れたので、独自ルートで戻ります。やはりgoogle mapは便利だな。

何番も前から看板が多い「八幡」。この看板があるならへんろみちだ!

暑い中の住宅街の道を進んで行くと、看板が出てきたよ。

だいぶペースが落ちてきた。

石柱のところを曲がり、坂を上っていくらしい…。

結構細い路地ですよ。

山門が見えるまで、多少坂を登ったのですが、これからが本番だった…。

道路が山門の右をよけて通っています。

この先333段の階段が待っていました。

なかなか、弱ったところにこたえる…。

10番札所
10番・切幡寺(きりはたじ)

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切幡寺は山の上にもかかわらず立派な塔もあり、階段も含めて独特な雰囲気のあるお寺でした。今度来るならば秋が良いかなと思いました。

藤井寺の納経時間には間に合いそうにありませんが、藤井寺方面へ

切幡寺を出たのが、14:41。藤井寺までは9kmほどあるので、足の進みが遅くなった今となっては時速4km以下のため納経時間に間に合いません。しかし、今日のお宿はの手前にあるので、なるべくショートカットして向かいます。

切幡寺の階段を下ったあたりで、疲れているのでドーピングします。熊谷寺手前で買ったトマト!食べたら、のどが渇いていたのもあり「うまかったですっ!」。さあ、歩くぞ!

おや、初日の霊山寺にいらした方とは別の方が休んでいます。やはりお遍路は疲れますよね!

目がうつろでした。え、それは私じゃないかって。疲れましたから…。

本来は、潜水橋のルート(西側)の方が良いのかもしれませんが、へんろみちの矢印どおりに進んでいたら、阿波中央橋(東側)のルート方面に出てしまったので、独自に細い川をたどって吉野川沿いの道に出ました。

広い河川敷です。

川幅が広い、広い。橋脚が11か12はあるよ。

これは吉野三郎。あっぱれです。

渡り切ったら、鴨島という町でしたが、そこそこ活気のある好感の持てる町でした。

その町の中心を抜けると次の写真の風景になります。

山が迫ってきました。

17:30前に「旅館吉野」に到着!全体的にキレイなお宿です。宿泊は私のみでした。

キレイなお部屋です。

お風呂をいただきました。右足にマメができていました。洗濯は使った分のコインを入れる方式なので、その間に回しておきました。

食事はうまいです。食べながら若旦那さんとお遍路さんと地域の特色になどついてお話を伺いしました。

ビワは庭先にいっぱい生えてたので食べたかったけど、ここで初物です。

疲れたので、ゆっくり休みます!

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