寺院案内

26番・金剛頂寺(こんごうちょうじ)

金剛頂寺とは

住所‥高知県室戸市元乙523 ☎0887-23-0026

25番・津照寺⇒(6.7km)⇒26番・金剛頂寺〔真言宗豊山派〕⇒(28.4km)⇒27番・神峯寺

「ウィキペディアより」

室戸市周辺では西寺とよばれる。

寺伝によれば、空海(弘法大師)にとって最初の勅願寺の創建として、大同2年(807年)平城天皇の勅願により、本尊薬師如来を刻んで「金剛定寺」と号し、女人禁制の寺院であったという。次の嵯峨天皇が「金剛頂寺」の勅額を下賜し、その寺名に改められた。『南路志』(江戸時代の土佐の地誌)所収の寺記によれば、大同元年、唐から帰国途次の空海が当地に立ち寄り創建したとされる。同寺記によれば、さらに次の淳和天皇も勅願所とし、住職も10世まで勅命によって選定され16世・覚有の頃まで寺運は栄え、多い時は180人余の修行僧がいた。

鎌倉時代になると無縁所となり、体制から逃れた人々をすべて受け入れ「西寺乞食(にしでらこつじ)」と呼ばれるようになり、侵すことのできない聖域として存在した。

文明11年(1479年)には堂宇を罹災したが、長宗我部元親が寺領を寄進しているほか、土佐藩主山内家の祈願所とされ、復興は早く整備された。その後、明治32年(1899年)の火災で大師堂・護摩堂以外の伽藍を焼失し、本堂ほか現存する堂宇は再建である。阿南室戸歴史文化道の指定を受けている。

本尊‥薬師如来(おん ころころ せんだりまとうぎ そわか)

詠歌‥往生に望みをかくる極楽は 月のかたむく西寺の空

①仁王門

②本堂

薬師如来立像・日光月光菩薩立像さらに十二神将と不動明王半跏像が並ぶ。

③大師堂

裏向き(西向き)に建つ大師堂は、弘法大師がこの地で悪さをしていた天狗を足摺岬に封じ込めたため、西を見張るように建てられた。

④弁財天

⑤がん封じの椿

幹がコブのようになった椿は枯れた後も祀られ、がん封じを願う方が参拝する。

⑥一粒万倍の釜

弘法大師が3勺3合の米を炊いたところ万倍に増え、飢えた人々を救ったと伝わる。

⑦天狗レリーフ

⑧大師像

⑨稚児大師

⑩智光大師廟

その他

・納経所

・仁王門までの石段(厄坂)

・ストリートビューによる境内の様子(360度)

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