1月29日開催の「館山若潮マラソン」のために千葉県にやってきましたが、前日の運動がてら南房総市に低く!?そびえる伊予ヶ岳(336m)に登る事にしました。今年に入ってまだ山登りをしていないので初登山です。この山は「山と渓谷社」が発行する「関東百名山」に選出されています。
さて、南側の登山口である南房総市の「平群(へぐり)」という集落に向かいます(奈良っぽい名前ですね)。「伊予ヶ岳」のため四国へのつながりが強いのか、近くを通る県道が「88」号線でした!?
さて、登山口の平群天神社に到着しました。この写真の右側に登山者用の駐車場があります。
14台ぐらいは駐車できそうです。この近くにトイレもあります。
途中にあった由緒書によると『山名の由来は、阿波斎部(いみべ)氏のふるさと四国最高峰石鎚山、別名「伊予の大岳」からでていて、頂上の小平坦地には少彦名命をまつる石祠が安置されていた』とのことです。イラストにもあるように天狗伝説もあるようです。
他の案内板にあった「伊予ヶ岳」の写真です。
さて、12:00と遅い出発になりましたが、登り始めます。
すぐ右手に登りそうな道があるのですが、それはその先の砂防ダムの右側にいってしまうのでハズレです。
さて、登って行きましょう。途中で分岐している道がありますが、迷う事はなさそうです。福島百名山に行っていた頃に感じたのは、日本百名山のような名だたる山よりも里山のような山の方が迷いやすいということです。
一本道なのに標識を出してくれている所もあります。
途中、竹林も通ります。
結構、曲がりながら登ります(九十九折ではないのでこの辺りは楽です)。
段差も整備されています。
途中は、涸沢を渡ります。
ほどなくすると、「富山」への分岐案内板がでてきます。12:20。
この先、道の悪い所が出てきます。段差を作った所の土が流れてしまって歩きにくくなっていました。
岩場が滑ることがあるので注意ですね。この先道は右ヘアピン、左ヘアピンして東屋に向かいます。
12:30に東屋のある展望ポイントに到着しました。右手側に展望台があり、頂上には左手側を登っています。
展望台からの景色です。
さて、ここからから「伊予ヶ岳」の本領発揮です。本家の四国・石鎚山は鎖場で有名ですが、こちらにもあります(実際はロープてすが)。手前の看板には『ハイキングコースはここまでです。この先、大変危険ですので注意してください。南房総市』とのことです。
吊り橋のように1人ずつという案内もありました。この写真だとちょっと見にくいですが、階段の上の岩肌の左にロープが掛かっています。
途中から下を見ると、こんな感じです。
この写真がわかりやすいかもしれません。
でも慣れていれば5分もかからずに通過できると思います。混雑していると時間がかかると思いますが、本日は、ラッキーなことに東屋から上は貸し切り状態でした。
上まで登ると、一息で頂上に到着します。ペンチが2つ設けられています。12:37。
非常に展望の良い頂上。
プレートの奥が船の舳先のようになっています。
舳先からの景色です。右の山は「富山」。奥に海が見えますが、中央奥の陸地は大島のようです。(低く!?そびえるなんて失礼しました。立派な山でした)
西側の景色は下の案内図のように見えるはずなのですが…。
残念ながら、富士山は雲に隠れて拝めませんでした…。
せっかくなので、北峰にも行ってみたいと思います。一旦、下ります。
2回ほど上下して、5分ほどで頂上が見えてきます。
三角点のある「伊予ヶ岳」北峰。
すぐ近くに南峰が見えています。
富山方面のアップ。
いやー、30~40分で高度感を楽しめて、非常に良い展望を味わえる「伊予ヶ岳」は予想以上に良い山でした。岩場(鎖場)が苦手な方にはお勧めできませんが、それ以外の方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。実際、1:30ほどの滞在の間に、登山者は20名少々、自動車も12台ほど見かけたのでなかなかの人気です。
帰りには大きな「くすの木」がお見送りしてくれました。
さあ、明日はマラソン頑張ります!
(おわり)