先日は、「地図の見方について」のお話をしました。設定が車でいきなり降ろされた設定だったので、一般的ではなかったかもしれません(笑)。今回の設定は電車を降りて目的地に行く、初級者編です。上野方面から京浜東北線に乗って来てもらい、御徒町駅南口で降りて「二木の菓子」に向かってもらいます。今回は次のような地図を渡されています(地図の左側に「至東京」、右側に「至上野」と書いてあるものと仮定してください)。さあ、見ていきましょう。
地図の北が右側になっていますが、現時点ではあまり気にしないで下さい(※)。多分、地図感覚のある方であれば、地図の右側から電車に乗ってきて目的地が線路より上側にあるので、地図の「南口」という方に進むはずですが、地図感覚の無い方は「南口2」の方に出てしまう事が考えられます(地図の右側に目的地があるから…)。そこで、地図の自分の乗ってきた方角に地図を合わせてみてもらいます(御徒町駅南口のメイン改札は北向きに出場するようになっているので、乗ってきた「上野方面」を上に向けた次の地図の向きになると思います)
ガード下の改札を出たばかりなので線路の下にいるはずです。地図と同じ向き左側に移動して「★」から線路を遡って真っ直ぐ歩いて、1つ目の角を曲がればいいということが分かります。地図感覚の無い方はホームから改札に移動するまでの間に方向感覚が分からなくなるようですが、普段の小さい駅でなどで是非、方向感覚を養って下さい。
え、乗ってきた方向が「東京方面」だった場合。なるほど、改札を出たガード下で「東京方面」を向いて地図を上に向けて下さい。
地図と同じように今いる位置から右後ろの「★」に出て、今いる位置から線路沿いに地図の下方向に向かって行けばいいです。⇒地図が苦手な方はこういうちょっとしたところから問題が始まっているのではないかと思うのです。ここでは電車の線路と地図を合わせて、線路のどっちに進むべきかが重要であるという事が分かってもらえれば良いのですが…。
実際に歩いてもらうことができないので、google mapさんの協力の元(勝手に…)、見ていってみましょう。
続いて、地下道からアクセスする場合についてです。今は、google mapで一番近い出口を表示してくれるので、地下鉄を出た後に地下の案内図をもとに進めば案外楽に出口までは着けるのですが、地上に出てから「ここは何処なんだ!」という感覚になることがよくあります。
でも、イメージさえしておけば大丈夫です。今回は地下道が京浜東北線(=中央通り)です。「C3」の出口は中央通りの左側に出るはずですので、出てすぐ左の道を曲がれば良いのです。
時には、出口がイメージと180度違う場合があって焦る(通りの右側に出た!?)なんて事があるかもしれませんが、そんな時は慌てず回りの建物や看板を観察してみましょう。
今回の目的地も難しいところではなかったので、「そんなに単純な行先ばかりな訳ないだろ」と言われるかもしれませんが、何回かクネクネと曲がらなければいけないところでも、スタート地点で地図をセットして、例えば「左斜め前に行く」などイメージする事が大切で、慣れてくると、縦と横で同じくらいの距離を進めば到着するはずという憶測を元に進めるようになってきます。⇒予想外の高低差があったり、川が間にあって渡れないなどという事も時にはありますが、その辺も経験値になるはずです。
今回も地図の見方についてのお話でしたが、個人ごとに秘技!?があると思うので、何か参考になることがあったら教えてほしいものです。では、また。
※途中で地図の方向は関係ないと述べましたが、できれば地図の北は上、東は右という感覚があると読図が上達すると思います。⇒今回は鉄道に沿って方向をつかむため、特に関連させませんでした。
(おわり)