先日、南房総で山登りをしましたが、のんびり歩いていると「いろいろと考える時間ができるなー」と、ふと思いました。
というのも、最近は携帯端末の生活に慣れて、電車の移動中、病院の待合室、待ち合わせ時間中など…じっとしている待ち時間にボーッとする事（"ボーッと時間"）がなくなったからだと思います。この"ボーッと時間"の代わりに、端末で有用な情報交換ができるようになりましたが、実際には、無駄に時間を使わされているという人は多いのではないでしょうか。私も普段の生活では"ボーッと時間"をせず、無駄に端末を使ってる派の一人です（笑）。使わなくてもいいのに、あると使ってしまうというのは、ゲーム好きな子供のようですね。
昔は"ボーッと時間"で、多くの人が、頭の中でそれぞれ好きな事を考えていたと思います。「その日する事の整理」「好きな人の事」「その日の料理の献立」「・・・」⇒「あ、そういえば」みたいな、急に"ひらめき"が訪れたりとか。また、ボーッとしたまま睡眠するタイプの方もいたかもしれません(そういう方が今は携帯端末ユーザーになって、かえって疲れていたりして…）。"ボーッと時間"がなくなった事によって、考える習慣が少なくなって、携帯端末によってちょっと情報通になった程度だとすればあまり喜べない気もしますが…。⇒まあ、正しい所は、ゲーム好きの子供と一緒で、使う側でコントロールすればいいのでしょうね。私自身としては、この気づきを元に、電車の移動中は携帯端末の使用頻度を落としてボーッと景色を楽しみ(無意識に考え)たいと思います。
と、今回のんびり歩いて考えていた事は、上記のおおまかな部分についてでした。一定のテンポでリラックスして移動する散歩、トレッキングの時などは考える時間ができて良いと思います(ボーッとしすぎていたら危ないですけど・笑)。また、その散歩、トレッキングの時に、逆に頭を空っぽにして行うというのもスッキリして何か考えが生まれるかもしれません(こちらはランニングなどの強度の運動も向いている気がします)。
以上、今日は山登りから生まれた話でした。
P.S.海でボーッとするのもいいですね。(館山にて)
※今回はイメージ写真ありです。
（おわり）