今回は、浅草から船下りをしてお台場まで行ってみます。隅田川には水上パスの「隅田川ライン」が就航しており、行先が「浜離宮」「日の出桟橋」「お台場海浜公園」などにいろいろ設定されています。
そこで使われている船の中には宇宙船のような船があり、デザインは先日亡くなった松本零士先生のものです(「ヒミコ」「ホタルナ」「エメラルダス」)。「ホタルナ」は一番大きく2012年就航、人員120名、前長40m、総トン数167t。なお、「ヒミコ」は2004年に最初に就航した長女!?で、こちらだけ展望デッキのないタイプになっています。
東武線浅草駅のすぐ横、「吾妻橋」のほとりに「水上バス」乗り場が建っています。
建物の中の係員にスマートフォンに送られてきたe-ticketを見せるとハンコのようなモノを当てて、「使用済み」になりました。不思議。⇒昔の切符にハサミを入れる時代は終わりましたねー。15:30の「ホタルナ」に乗船します。
7分前に通路に行ってみると、外人さんの長蛇の列です。⇒もうインバウンドの波が押し寄せてますので、チケットは早めにネットで準備するに限ります。
親水テラスを横断して乗船します。
こちらが船尾です。よくこのデザインを具現化したものです。
入口はガルウイングのようになっていてカッコイイです。
さーて、ガルウイングが閉められ出船です。
ぐるーっとUターンします。
この時、船内には懐かしいアナウンスが…。「銀河鉄道999」のキャストによる観光案内が流れます。「車掌」役の肝付兼太さんの声から始まったので感慨深いものがありました(藤子不二雄シリーズでは"スネ夫"のような嫌なヤツの役が多かったですが、"銀河鉄道999"ではいい味を出していました…。個人的には"ジャングル黒べえ"が好きですが今では大人の事情(人種差別!?)で放送禁止になっているのが残念です。)もちろん、鉄郎とメーテルの案内もありますよ。
前方席はすでにインターナショナルで、「ここはセーヌ川?」ってな雰囲気です。
東京マラソンのコースとなっている蔵前橋を通過。
神田川の合流地点も通過します。
両国橋では橋のたもとから手を振ってくれている人がいました。
見慣れた橋も下から見ると迫力があります!
永代橋を過ぎるとクルーがハッチを開けて展望デッキの準備しに行きました。⇒乗客は橋との間が狭いのでまだデッキに上がれません。
中央大橋ではナレーションが"一番新しい橋"と言っていましたが、2つ下流に"築地大橋"ができてしまったのですが、このナレーションメンバーを考えるとなかなか変更はできないですね…。(この他、"佃大橋が東京マラソンのコースである点""築地市場が現役である点"などが相違点です)
聖路加タワーを過ぎると勝鬨橋が見えてきました。この跳ね橋に往時は都電が走っていたというのも驚きです。
勝鬨橋を過ぎると展望デッキが解放されました。
前方に最も下流の橋・築地大橋が見えてきました。
築地市場は夢のまた夢です…。
早いもので、もう竹芝です。
そして、途中の「日の出桟橋」が見えてきました。
レインボーブリッジも間近です。
ガルウイングが開けられ、数人が下船し、数人が乗船してきました。
こちらからは伊豆七島への船も出ています。
さて、お台場に向けて出航です。
おー、ちょっと大きめな船が泊まっていました。
いよいよレインボーブリッジをくぐります。
レインボーブリッジをくぐるとすぐにお台場です。
1時間ほどの船旅でした。非日常を味わうには十分でした(船内はほぼ異国・笑)。
内側からは景色が多少見にくい楕円形のアクセサリーも宇宙船のような外観を考えると必要です。松本零士先生・万歳!
皆さんも普段の東京に飽きてきたら、川面の目線から見物してみてはいかがでしょうか。浅草-お台場海浜公園‥1,720円、浅草-日の出桟橋‥1,200円です。
ちなみに、最近「ゆりかもめ」の商売敵のBRTなる連接バスも運行し始めたようです。⇒今回は乗車しませんが今度乗ってみたいと思います。
今日は、品川・田町方面に港区のバスで帰ります。では!
(おわり)