2023年3月18日。「眉山」に登って、上鮎喰から「地蔵越」を通って園瀬川までやって来ましたが、引き続きその南側の「あずり越」を歩いてJR牟岐線「地蔵橋駅」まで向かいたいと思います。というのもそのまま東に向かって「文化の森駅」に向かっても良いのですが、「地蔵橋駅」付近の日本で一番低い山「弁天山」に寄ってみたいからです。下の地図では、「王子神社」から南に下ろした線と、「地蔵橋」から西に伸ばした線のちょっと上あたりが「あずり越」になります。
さて、#1の終点園瀬川の堤の所です。14:35。
堤を上流の方向に歩きます。
少し歩いた後に、堤を下りて戻るようになっていました。
でも実際に渡ってみると意外と川幅はありました。
渡った先に山が見えるので、あの奥の方かな…。
畑の中を進みます。右手にコスモ石油の看板がありますが、へんろみち保存協力会の地図に出て来るので合っています。
すると途中の金網に「あずり越 恩山寺⇒」の表示がありました。
この先、ガソリンスタンドに出るまでの金網に「↑」のシールがあったのですが、その先に「×」のシールも貼ってありちょっと混乱しますが、これは進んでも良さそうです。
ここから眉山方向を振り向くとこのような景色でした。
国道438号を渡って眉山方向を振り返っています。
途中で道が西方向に曲がっています…。
すると突き当たって南側に曲がるとカーブミラーに「↑」がありました。
ガソリンスタンドから南西に行った「六地蔵」バス停の近くのポールで曲がるような案内シールがあります。
先ほどのカーブミラーを過ぎると橋があって、その先の高架道路を東側に戻ります。
ここは、バイパスに沿って歩きます。
高架下がくぐれるようになっていて、金網に「⇒」がありました。
しかし、帰ってきて確認したところ、ガソリンスタンドの東側に対面に渡る道路があって、「この先行き止まり」の先の東側からバイパスをくぐれるようになっていました。⇒地図的にはこちらが正解だったようです。でも、もしかすると「この先行き止まり」のところに道を造るために、「六地蔵」バス停を経由に変更された可能性はありますね(google ストリートビューに「遍路道」の案内札がない…)。
何だかんだ言っても、山が近づいてきました。14:57。
その後、右に左に折れて、住宅街の中を行きます。
はい、今回の問題のポイントに来ました。カーブミラーに「→」のシールが貼ってあるので、普通だったらこの道は行かずに右に曲がるところなのですが、右前に宝篋印塔のようなものがあったので、ついこのまま進んでしまいました…。15:03。
そのまま進みます。
馬酔木の花が咲いていました。
この辺りから路面に草が生えてきたので心細くなってきました。この先の右の木立の間から大きな建物が見えたので「あれっ」と思ったのです。というのも地図上は「障害者支援施設 あおばの杜」の横を通らなければならないのに…。
やはり、やってしまいました。車道の終点です。15:13。
終点の左側をみると境界柱の奥に杣道のような割としっかりとした道が付いているので自己責任で進んでみることにしました。
通った後はありますが、常時通行していないのでちょっと弱いですね。この辺で戻るか進むかも考えましたが、YAMAPの地図を起動して進むことにしました。⇒GPSが正しく入っていないこともあるので現在位置は参考ですが、地形図があるとかなり参考になります。
やはり、山を仕事にしている方の道になってるようで印かあります。
結構、水平に歩いて来たつもりでしたが、だいぶ登っていたようで上からしっかりとした道が見えたので、斜面を滑らないように降りて来てようやく合流しました。写真は下方向を撮っています。15:39。
本来ならば、google ストリートビューの「あおばの杜」の横の道から上の林道に続いているのでしょう…。戻っても同じ位の時間だったと思うので無理は禁物です(今さら言うな…)。
ようやく、合流できたので登って行きましょう(さっき結構登ったんだけどなー…)。
ちゃんと「遍路道」の札が貼ってあって安心です。
道が細くなってきました。
林道終点に到着しました。15:42。
さて、いよいよ「あずり越」の登山道です。
少し歩くと石垣がありました。昔の住人が積んだのでしょうか。
城西高校がプレートを立ててくれてました。
わずか5分足らずで峠に出ました。15:47。
石柱でしたが、前掛けがしてあります。梵字は「観音菩薩」に近い形でしたが、石自体が仏様ということなのでしょう。後ろには山に続く道がありました。
その逆側には「↑動植物園」の案内板がありました。そういえばYAMAPでは「文化の森総合公園」から「とくしま動植物園」までの縦走できるようになっていました。
峠を16:00に出発し、わずか1分で展望の良い場所に出ました。また、右手には廃墟がありました。
この廃墟の前で道が真っすぐと右に分かれていたので、真っすぐに進みましたがここは右が正解でした。⇒ただし、すでに舗装路になり、下の集落から回り込めます。
この辺りも石垣が積んであります。
十字路になっていますが、ここは右に曲がってリカバーします。
竹林があると里山という感じがして安心させられます。
建物が見えてきました。
これを左に行けば弁天山、地蔵橋駅ですが、右の「地蔵院」に寄って行きましょう。
家の向こうに石段が見えるので「地蔵院」は近いです。⇒先ほど峠の下りで右の道を通ると「地蔵院」に下りて来れたようです。
地蔵院ですが神社も祀られているのでしょうか。16:21。
鳥居の先の平地を通り車道を横断してまた石段を登ります。
石段の上がって右側にお堂がありました。元は「観音寺」というお寺だったのですが、1616年に徳島市内に移り、本尊・千手観音がいなくなったので、脇侍の地蔵菩薩を本尊として「地蔵院」になったそうです。
その前に立っていたユニークな六地蔵。
その奥に寺務所がありました。こちらのお寺は徳島で一生を終えたポルトガルの外交官・モラエスゆかりの地だそうです。⇒眉山の山頂に「モラエス館」というのがあるそうです。
さて、続いて「弁天山」に向かいましょう。案内板はありませんのでgoogleマップを活用しましょう。
途中、祠のある細い路地を通ります。
すると県道210号に出るので、後は右前に真っすぐです。
16:46。県道の右側にこんもりとした森のようなものが見えました。こちらが「日本一低い山 弁天山」で6.1m。自然の山としては一番低く、造られた山としては大阪・天保山、仙台・日和山などの方が低い事になっています。⇒人工の方は、低く作ろうと思ったら作れるので、微妙な争いのような気がするのですが…。
県道側からの外観はこちらです。
「厳島神社 弁財天」の鳥居があります。
すぐに登り切れる頂上です(笑)。祠がありました。源義経が小松島に上陸した頃には海に浮かぶ小島だったそうですが、昔から信仰されている歴史もあるから認知されているんでしょうね。
さて、JR牟岐線「地蔵橋駅」16:57発の徳島行に乗りたいので急いで駅に向かいましょう!あと9分しかありません!
「あずり越」を振り返ります。
今回、上鮎喰バス停~地蔵院~「地蔵越」~「あずり越」~地蔵院~地蔵橋駅を歩きましたが、まさに地蔵づくしでした。途中ルートミスもありましたが、お地蔵様のご加護により無事歩く事ができたのではないでしょうか。「地蔵越」「あずり越」ともに思ったよりも歩きやすい道でした。徳島市内を避けて静かに歩きたい方などは良いかと思います(野宿でない方は宿の問題はありますが…)。
今回は一日だけの補習・復習でしたが、楽しく受講!?できました。
(おわり)