遍路旅 雑記帖

四国遍路の補習・復習~#2 徳島・愛媛編

2021年11月9日

〔宿泊〕三好市山城町「賢見温泉」

NTTの審査により泉質日本一と認められたことのある温泉宿です。

小歩危の1つ手前の阿波川口から2kmほど入ったところです。

〔お礼参り〕三好市 長好寺(BQ21氏)

2日目(11月7日)は、まず、バタンキュー21(BQ21)氏の最近亡くなったおじさんの葬儀をお願いしたお坊さんが長好寺の関係という事でお参りに来ました。長好寺は八十八カ所霊場ではありませんが、 阿波西国観音霊場です。

三好市三野町芝生「門台山 長好寺」

大師さんも見守っています。

〔復習〕別格15番・箸蔵寺参拝

別格15番・箸蔵寺の近くまで来たので寄ることにしました。BQ21氏は「民宿白地荘」に宿泊した時に見どころの多いお寺だと聞いていましたが、まだ参拝したことが無いため参拝します。今回、行きはロープウェイ、下りは歩きで行ってきます。

15分おきに出ています。

余裕な表情を浮かべるBQ21氏ですが、実は高所恐怖症です。

行って来まーす。

途中、吉野川の流れが良く見えます。

今日は自分の力で登らないため気楽です。

二つのロープにぶら下がる方式です。

高低差342mを4分で移動します。

山頂駅に着きました。

駅には見えません。

駅前には「神山(※)かかし」がいたので一緒に撮らせてもらいました。 ※神山‥昨日BQ21氏が歩いた玉ヶ垰のある町。集落にかかしの団体が出没。3日目にその模様を収録。

親子でしょうか。

1段ずつ般若心経が刻まれた階段を唱えながら登っているため息が切れています。

般若心経階段は278段あります。

お寺の様子は次のカードをご覧ください。

別格15番
別格15番・箸蔵寺(はしくらじ)

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今日から不動参りを始める事としました。こちらには第4番札所にあたり、不動明王と「光網勝童子」がお祀りされています。

光網勝童子「おん そばろぎ ばった ばった そわか」

山も色づいており、日曜日という事もありたくさんの方が登ってきていました。

仁王門はロープウェイ利用の方はちょっと下るので気にくいです。

仁王門からは山道のへんろみちを下ります。20数分でロープウェイ山麓駅付近まで下りる事ができます。途中「箸蔵寺まで1.8km」の表示が見えたら右に下るとロープウェイです。真っすぐ行くとJRの跨線橋の脇に出るため、箸蔵駅や三好大橋に歩いて行く際は直進です。

無事、ロープウェイ山麓駅に着きました。

〔昼食〕「かなくま餅福田」

この後、この夏、富士山を一緒に登った"空ちゃん"の親しい友人が70番・本山寺に嫁がれているとのことなのでご挨拶がてらお邪魔したら、残念ながら会えませんでした。

日も高くなっているので、近くでお餅屋さんが営むうどん店が旨かったというBQ21氏情報により、「かなくま餅福田」に寄ることにしました。

お昼時なので並んでいます。

推しは「白みそ あん雑煮うどん」のようです。

お遍路さんの利用も多いもようです。

私は普通のいりこ出汁の「あん雑煮うどん」を注文しました。

餅の中にあんこが!違和感のない味わいです。

BQ21氏はすでに普通の「あん雑煮うどん」を食べているので、冬季限定の「白みそ…」を注文しました。

こちらもおいしそうです。

〔復習〕別格16番・萩原寺参拝

萩原寺は寄る予定がなかったのですが、急に不動霊場巡りが始まったので、近くの萩原寺も第28番札所になっていたので寄ることにしました。BQ21氏はそのうち遍路二巡目で別格も回ることになると思うので、予行演習でしょうか。

虚空蔵童子「おん そんばや そんやば そわか」

〔復習〕66番・雲辺寺のブルートレイン

歩き遍路40日目にも載せましたが、66番・雲辺寺の駐車場に置かれた遍路宿予定のブルートレインの塗装がキレイにされたとの事なので確認してきました。

確かにキレイです!

DUETの車両には「なは 観音寺行」がセットされていました!

お遍路さんの夢の銀河鉄道になる事を期待しています!

♯2-1 歩いた道の確認‥66番・雲辺寺(ガスルー氏)

歩き遍路39日目で、同宿だったガスルー氏が、BQ21氏の前に佐野集落、岡田屋の前を出たのに66番・雲辺寺に到着しませんでした。山中で抜かした訳でもないのにどこに行ってしまったのでしょうか…。

実は、BQ21氏はその後、71番・弥谷寺でガスルー氏に再会していて、その際に「雲辺寺はどうしたのですか?」と聞いたら、「ロープウェイで登ったんだよ、往復の切符を買ったけど帰りは100円払ってキャンセルして、下りをキャンセルした」という話で、その時BQ21氏は聞き流していたのです。しかし、後で考えると佐野集落から北に4km少々を登れば時間ほどで雲辺寺に着けるはずです。そこをロープウェイを使うとなるとぐるっと時計回りに180℃遠回りして14kmは歩きます。普通の歩き遍路の方はなかなか歩いて行きません。そこを車で回って確認します(お節介に参加していない人の分まで…)。

今回、雲辺寺のロープウェイ山麓駅から西側の曼陀トンネルまで走ってみましたが、結構アップダウンが多くて、歩き遍路だと結構こたえます。

こちらが曼陀トンネル。北側にはダムもあり、山奥です。

この後、佐野側に車を走らせたのですが、結構登っていることが分かります。このルートで14kmあったら4時間じゃロープウェイ山麓駅に着きません。ガスルー氏は7時に佐野を出て11時に山麓駅に着いて、乗車して山頂駅に着くとしたら11:30から12時にはなっているので、他のメンバーと会う訳ないです。

これなら標高はもっと高いですが、山道を行った方がいいです!

BQ21氏との結論は、『ガスルー氏は、ロープウェイはもっと近いと思って歩いていたのでは…』ということです。ルート選択は慎重にしましょう!

♯2-2 歩いた道の確認‥別格13番・仙龍寺(ひかり0号)

私が三角寺から仙龍寺までの間で、誰も歩くことのなさそうな舗装路を国道319号方面から堀切峠側に歩いて来た作業着の男の人がいたのですが、これは実在する人物なのか?⇒調べる術はないのですが、車で通ってBQ21氏にも感想を聞きたかったのです。

やはり、こんなところを逆方向から歩いてくる確率は低そうというコメントをもらいました。その遭遇した箇所の近くにお墓ではないけれども謎な石碑があったので、ちょっと撮影しました。⇒謎がさらに深まった?とりあえず、この件は迷宮入りです。

〔公開したあとわかったのですが、堀切峠には「峰の地蔵様」が祀られているので、お地蔵様が道案内してくれたのかも…。2021.11.30追記〕

「テル子錦秋山」の石碑。この山を命名したものなのか?

〔復習〕別格13番・仙龍寺参拝

BQ21氏が、参考としているユーチューバー"山茶お遍路氏"が、あまりのお寺の佇まいに感動して到着して泣いていたので、仙龍寺を是非見てみたいという事で行って来ました。なお、こちらも四国三十六不動の第26番札所のため都合がよかったです。あ、童子は堂内にあったので撮り忘れました(撮影禁止ではなかったのですが、つい…)。

またやって来ました。風格のある造りです。

♯2-3 歩いた道の確認‥65番・三角寺

BQ21氏が三角寺に向かう途中、迷いかけていた時に、正しいと思われる山道から電動ママチャリのおじいさん(ヘルメット装着)が下りて来たところを確認したいということだったので向かいました。

こちらの「鋭角に右に曲がるポイントを見落とした」それで山道に入って舗装道路に出た、と思っていたのですが、こちらには来ていないとのことです。うむ…。

ここは、ユーチューバー"お祭り金魚氏"も来ているのですが…。

下って、遍路道を辿って行きましょう。すると、意外なことが分かりました。横尾の集落の左側のミラーに「遍路道」の矢印が斜め前に付けられています。直進が正しいのです。え、先ほどのポイントは右の坂を登ったところです。私はなぜ坂をのぼったのでしょうか…。

暗くなりかけた中、検証をしました。

すると、手前の塀に看板があったのです。

錆びていてよく分かりません…。

よく見ると、坂の上の方角に矢印が伸びています。それで、登って行ったのです。⇒確かにミラーの矢印は斜め前(坂の上)を指しているようにも見えます。

そういえばあった気がする。

へんろみち保存協力会の英語版の地図を確認して、内容がわかりました。実は、正規のへんろみちはBQ21氏の方が正しいのです。わたしの辿ったルートはバリエーションルートでした。(78ページ 中ほど「戸川親水公園」の下の△121ポイントが分岐地点)では、BQ21氏はどのように辿ったのでしょうか?〔参考:google map上では「一茶の腰掛石」です〕

民家の外れから川沿いの道に入りました。

入口に石柱が立っています。

倒木などがありました。

簡単に越えられます。

橋を渡ります。

矢印も付いています。

舗装道路がありましたが、登る方向にへんろ案内があるので間違いありません。

小屋にイラストが描いてあります。

この先、左のカーブのところで、直進に分岐する山道がありました。BQ21氏はここで、正面から自転車のおじいさんに出会って、その方向に進むことにより三角寺に着くことができたとのことです。

ここを電動ママチャリで下りて来る?

BQ21氏の気になる話の続きがありました。このおじいさんは、もう少し下の松山自動車道の辺りの墓地の近くから出て来たということなのです。そういえば、google mapで、この先に「遍路道 おかげの地蔵」が祀られているのです。いや、そんなよくある話はないでしょう…。⇒謎がさらに深まったのですが、日没が近いのでこの件も迷宮入りです。

ただ一つ言えるのは、正規のへんろみちでもバリエーションルートでも三角寺には着くことができるということです。私としてはバリエーションルートの方が歩きやすい気がしました。

愛媛県の遍路の確認は、仙龍寺、三角寺それぞれで謎が残ったままになりました。

〔公開した後での話ですが、この地点はほぼ愛媛県の最後のお寺で、88か所は三角寺、別格は椿堂が最後ですが、その前が仙龍寺です(椿堂は国道沿いなので何か不思議な事は起こりにくそうなお寺です)。道に不案内な我々に伊予のお地蔵様たちが最後に道案内のサービスをしてくれたのかもしれません…。2021.11.30追記〕

〔夕食〕今治市中寺「魚河岸ごはん」

今日は宿での夕食が無いので、外食です。

宿に行く途中で発見しました。いいチョイス!

大きな「カキフライ定食」

「海鮮丼(小)」と「焼豚玉子飯」

〔宿泊〕「しまなみ温泉 喜助の湯・カプセルホテル」

巡礼中にも2連泊した「喜助の湯」に、今回もお世話になりました。

巨大なアヒルさんです。

日帰り温泉に宿泊施設が付いているタイプなのですが、造りがシャレているのです。

なかなか快適です。

共有スペースです。

暖炉的なオブジェと階段状の部分には充電コンセント。

謎の吊り下げ椅子が2脚。

タヌキの置物ではありません。

本日は、これにておやすみなさい!

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