遍路旅

四国遍路の補習・復習Ⅲ~#2

2日目の2022年3月24日は東京からのお遍路仲間とのコラボレーションです。以前、富士山に登りに行った時に登場した「空海シスターズ」の2人が2日前に霊山寺からお遍路をスタートしたので(区切り打ち)、3日目の焼山寺の途中から1日参加することになりました。

海(まりん)さんと空(くう)さんです。

今回、常連のバタンキュー21氏は残念ながら参加できないのでメッセージによる応援です。

さて、本日、空海シスターズは藤井寺から焼山寺をお参りした後、鍋岩から玉が垰を経由して植村旅館で宿泊する予定です。当初は柳水庵で9:30頃に合流すべく、植村旅館の近くの祠の近くの駐車スペースに車を停め、8:20の神山町営バスで少し流水庵寄りの二宮まで行き歩く予定が、徳島市内の混雑でバスに乗れませんでした。残念!

仕方がないので、二宮の少し上に県道31号(藤井寺方面)と県道2451号(柳水庵方面)の分岐点に車を停められそうなので、ここに駐車して行くことにしました。8:32。

柳水庵まで4.5km。

どうも、柳流庵までの高低差は400m弱ありそうです。空海シスターズは8:15に長戸庵に着いています。⇒あおられるー!

さあ、頑張って登りましょう!

地図を確認したところ、柳水庵(右上の〇)へは、県道の分岐(右下)からクネクネと曲がった道が続いていて距離を取られそうなので、途中のヘアピンカーブの所から288の記載のある道を使って沢の所まで行って、途中から破線の山道を使うと早そうだと判断しました。

ヘアピンの所で真っすぐ行ってみましょう。

お、どうやらココのようです。8:52。

このまま進みます。

そのまま進み、7~8分行った所で、左下の家からおばさんが車ででてきました。「どこに行くの?この先は道が無いわよ」と言われました。聞いてみると山道は歩かなくなって廃道同然になってしまったようです。おばさんのご厚意により、この写真のポイントまで車で送ってもらいました。⇒刻々と時代は変わっているのに、国土地理院の地図は廃道かどうかの確認ができていないというのはちょっと問題ありますね(最近の自然災害で通れなくなっている道も多そうです)。高度成長期には道は増えていって当たり前だったのが、今は限界集落が多くなっていますから…。

山村の風景…。

山村を少しずつ登って行きます。

木々がそろそろ春色になりかけています。

あの山影を右に延長したところでしょうか…。9:18。

見るからにもうちょっとありますな…。

9:20にはLINEで「あと15分くらい」の連絡があったので、「ちょっと遅れそうです」と送信しましたが、黙々と登ったお陰かそれらしい所まで来ました。

この右上あたりに休憩所がありましたね。

そうそう、この光景!9:33。

こんな所に石柱あったんだ…。昔は明記されていたのでしょうか…。

ちょうどピッタリ、柳水庵で合流できました。

お参り中。

若い男性のお遍路さんも来られました。私が巡った頃(21年初夏)はお遍路さんが少なかったのですが、ちょっと戻って来ているようです。

春の日差しの柳水庵。

6:30出発したようなのでゆっくりしてって下さい。こちらもちょっとゆっくり!

休むには良い縁側のようになっています。

10:08に出発!藤井寺から来た方には束の間の舗装道路ですよ(私はずっと舗装道路でした…)。

この先を左の山側へ…。

懐かしいですね。

この辺は路面が歩きやすいんでした。

柳水庵と浄蓮庵の間の林道、ありましたね!10:28。

峠になっているんですな。

そして、浄蓮庵。思ったより二人は元気ですなー。

先が分かっていると予言者のようです(笑)。

今日も変わらぬ一本杉でした。

この灯篭が片方ないのね…。

さて、下がりました。ここで一旦明るい集落に出るから気が抜けるんですよね。

この後がへんろころがし本番です。

この「焼山寺⇒」には注意しましょうね。

うっかりすると「←歩道」を見失いがち…。

ここが、高地の集落を抜けるような道なんですよね。

川をぐるっと左に回ってから、上流で渡ります。

この左右内谷川は、焼山寺を下ったあと通る、鍋岩の近くを流れる川の上流です。

川というより沢といった感じ…。

二人ともやはり「へんろころがし6/6」は手強いとのことでした。

息を整えて登る…。

ようやく舗装道路が見えても、まだ500mもあります。

山門下までは水平道でしたよね。

最後の石段。

よし、もうちょっと。

焼山寺の本堂。

本尊は虚空蔵菩薩です。

12番札所
12番・焼山寺(しょうさんじ)

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海さんはブランコ、空さんは鐘楼に…。

漕いでますなー(まだまだ元気…)。

お参りを終えて13:50に下山します。

せっかく登りましたが、先を急ぎましょう。

途中、「杖杉庵」で四国88カ所巡りのルーツの一つとなった衛門三郎についての説明書を読む空海シスターズ。この逸話は、戒めのためとはいえ、弘法大師がヒールに描かれ過ぎていて、ちと気の毒…。14:13。

また、松山の石手寺や文殊院でこの方の話がでてきます。

この地区では梅の栽培が行われています。

梅干しの無人販売もありました。

登る時に渡った、左右内谷川を渡ります。

昔は田中食堂さんも繁盛していたのでしょうか(現在は営業せず)。

さて、玉が垰に通じるへんろ道に入ります。

このポーズは補習・復習~#1のBQ21氏のポーズか!?

2011年11月6日の様子は次のとおり…。

ちょっと角度がちがうかな…。

歩き始めに石垣がありました…。

民家が近いと積んであったりします…。

そう、舗装道路に出て少々上った後に、問題のポイントに着きます。へんろころがし6/6よりも手強い(同じ日の後半にくるという意味でも…)谷道と書かれた玉が垰直下のへんろみちです。15:21。

BQ21氏を退けた山道です。

途中で、BQ21氏がどこでコースアウトしたのか考察中。

ここで右へと続く谷側に行ったのではという説が浮上。

なんだかんだいいつつも、まだ元気なシスターズ。

焼山寺まで歩いた方なら、このコースも歩いて欲しいです。

へんろころがし番外編も無事クリア。

よく頑張りました!

切り通しになった玉が垰に到着!15:55。

あとは下りだけです!

玉が垰庵の前も春の装い。

ちょっと小休止。

ここからは眼下の景色を眺めながら下って行きました。

眼下の写真が無い・泣。

途中で、空海シスターズと別れて、停めてあった車を回収に行きます。

陽もだいぶ傾きましたが、明るいうちに着けそうです。

途中の阿川梅の里はほんのり桃色でした。

満開だと見事だと思います。

途中で出会った案山子の軍団。

「小春日和の日なたぼっこ」との事です。

車を回収して、二ノ宮八幡神社にご挨拶。

無事下山できました。

私は18:00頃に宿のある阿野に到着。阿野の案山子も新作だな。

案山子も自転車にも乗ってる!

無事、本日の宿「植村旅館」に到着の空海シスターズ。

へんろころがしの一日でしたがお疲れ様でした。

では、明日以降も頑張って下さい!

植村旅館で談笑のあと徳島市街に戻りました。

今日はよく歩きました!

(つづく)

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