「ウィキペディアより」
高縄山系の東のふもと、海抜100mから300mに位置し、周囲の山々に溶け込んだ景色が美しい。特に紅葉の名所として知られ、「もみじの西山興隆寺」として知られている。紅葉の見頃はその年の気候条件によって若干前後するが、例年11月下旬から12月初旬ころが見頃で、この時期には多くの紅葉狩り客や写真愛好家が愛媛県内をはじめとして各地から訪れる。
創建の経緯は定かでない。寺伝によれば、皇極天皇元年(642年)に空鉢上人によって創建されたといい、その後報恩大師、空海(弘法大師)が入山し、桓武天皇の勅願寺ともなったという。源頼朝、河野氏、歴代の松山藩主、小松藩主をはじめとする地元の有力者の尊崇を得て護持されてきた。現在では、真言宗醍醐派の別格本山となっている。
本尊‥千手千眼観世音菩薩(おん ばさら たらま きりく)
①仁王門
総欅造りで大正七年の建立。彫刻は門井友祐(山口県人)の傑作。(⇒彫刻がすばらしいので、仁王様を撮り忘れました…)
②牛石
「源頼朝公が本堂再建の字、材料を運搬し続けた牛がこの地にたおれ、人々は牛に似た石でこれを葬った。参詣する人々は口のところに草を差し込んではその労をねぎらうのである」
③納経所・客殿
④宝物館
⑤本堂
(重要文化財)寄棟造、銅板葺き。文中4年(1375年)の建立。
⑥文殊堂
⑦聖天堂
⑧宝篋印塔
(重要文化財)源頼朝の供養塔と云われる。総高305cm、花崗岩製、南北朝時代作。
⑨納経所
右手の建物が納経所。こちらが閉まっている際は下の③の客殿に行く。
⑩三重塔
(愛媛県指定文化財)
⑪大師堂
⑫観音菩薩
⑬不動明王
⑭護摩堂
その他
・仁王門から牛石への道
・納経所・客殿への石段
・影向杉(別名 子持杉)‥本尊が舞い降りたと伝えられている二本の杉で、その枝で本尊の台座が造られた。今は切り株になっていて、根元から流れる水は子宝に恵まれるという。