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【歩き遍路39日目】三好市池田町佐野集落入口⇒別格15番・箸蔵寺⇒三好市池田町白地本名「民宿白地荘」

2021年10月27日

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今日は、66番・雲辺寺に向かうバタンキュー21(BQ21)氏、ガスルー氏と一緒に車で昨日の最終地・佐野集落入口まで送ってもらいます。そこから、ひたすら東に向かって16km、別格15番・箸蔵寺ロープウエイ登山駅に向かいます。標高約600mのお寺を往復してお参りし、吉野川沿いに歩いて「白地荘」まで約9km戻って来ます。今日も30km以上の行動になりそうです。

箸蔵寺を往復します!

朝、6:00に起きて食事に行く時に、昨日来ていネコさんが朝食を恵んでもらいに来ていました。

どの土地でも野良ネコさんと旅館は密接な関係が多いようです。

6:40ごろ宿手配のタクシーに乗り、まずは佐野集落中の「民宿岡田」前でガスルー氏が下車しました。

今回は泊まれませんでしたが、機会があれば是非。

ガスルー氏の後姿を見送ります。お気をつけてー!

結局、ガスルー氏の写真はこの1枚だけでした。

さて、昨日の国道192号沿いの西側の佐野集落入口に近いポイントに到着しました。BQ21氏とはまた会える気がしますので、お互いの道中の無事を祈って、7:05スタートです。

見送りサービス、ありがとうございました。

すでに、これから白地までの8kmほどは、送迎の際に2回も通っていて手の内が分かっています。東に向かう時は下りなので楽なのですが…、あー、明日は佐野集落まで登らなくてはいけません…。

明日のことは考えずに歩きましょう…。

こちらが、東側の佐野集落入口です。雲辺寺に車とロープウェイでお参りする際にはここを右折して県道8号を北に行きます。

赤に白文字で「民宿岡田」の案内もあります。私は手前方向に進みます。

少し下った「雲辺寺口」バス停の付近です。7:17発の阿波池田バスターミナル行きの三好市コミュニティーバスがあるようですが、これはその前に通過するスクールバスのようです。佐野道はこの手前を右に入ります。

左に「雲辺寺口」の石柱がありました。

馬路川に沿ってずっと進みます。

国道192号は歩道が狭いので歩く時は左に寄って要注意です。

道は、ところどころ右に、左にを繰り返し、進んで行きます。右の丘の上に「フクスケ」の文字のある建物があったので気になって調べてみたら「福助工業」というレジ袋の生産日本一の会社でした。

"フクスケ"は足袋やモモヒキだと思っていましたが、別の会社ですね。

1時間少々歩いたところで、雲辺寺への案内看板がありました。ここからは車でお寺に直接登ることのできる県道268号経由のルートです。佐野道も上部ではこの268号から分かれた道と合流します。

明日は、ここから登っても良いのですが、ずっと車道もきつそうです…。

途中、短いトンネルを2つほど抜け、川を縫いながら進みます。

出発から1時間30分ほどでようやく白地郵便局の交差点(青の信号の所)です。このまま、直進すると吉野川を渡って阿波池田の市街地を通ることになりますが、次の信号を左に曲がって吉野川の北側を東に進みましょう。

ようやく、白地に戻ってまいりました。

白地郵便局を曲がり、馬路川を渡ります。

矢川酒造「笹緑」‥酒蔵があるようです。

吉野川が見えてきましたが、鏡のようなエメラルドグリーンです。徳島自動車道の橋梁が川面に映ります。

橋の幅が細くて地震の時に大丈夫かと思ってしまいます。

歩いて行くと、川沿いに茶畑がありました。池田がお茶の産地だとは知りませんでした。

寒暖の差が大きくて、傾斜地があるからのようです。

池田ダムが見えてきましたが、google mapによると対岸の赤い建物は、高校野球で一世を風靡した「池田高校」らしいです。

昔、青春18きっぷで四国を回った時、蔦監督が前の座席に座った事がありました。

今年の梅雨はあまり雨が降っていませんが、ダムの水量は満杯でした。

堰の上は通れるようになっています。

ダムの下流もそこそこ水量がありますね。

さすが四国三郎・吉野川!

10:00近くなったところで、川の左岸にも建物が見受けられるようになってきました。この先、琴平方面に向かう国道32号が阿波池田市街を通ったあと北に向かうのです。

大きな建物は「池田薬草」です。お茶だけでなく薬草も作っているのか…。

10分少々で、国道に合流して変わった建物を発見しました。地域交流拠点「箸蔵とことん」とあります。何やら特産品のにおいがします。徳島県なので"徳"産品かもしれませんが…。

2Fがオシャレですね。

ここは国道32号が北(中央奥)に進み、県道12号を右方向に分けるポイントです。箸蔵寺に行く道はその間にある道が正解でした。一度、県道に進んで戻りました…。

国道は最近まで、県道12号方向に行ってロープウェイ駅前通っていたようです。

左手の山の中腹に建っているのが、箸蔵山ロープウェイの登山口駅です。

ということは左手の山に登るということですね。

ここで、BQ21氏から雲辺寺到着の連絡がありました。「民宿岡田」に泊まっていた、原監督とカメさんと会う事ができたようです。ただし、BQ21氏よりも前に出発した筈のガスルー氏が行方不明のようです。また、足を怪我していないといいのですが…。

登る方向の道が狭くなってきた時に、天からのお接待が…。"すもも"が散らかっていました。これは、汚くならないようにいくつか清掃して、いただきましょう。

なかなか美味しい清掃活動でした。

この先、旧国道32号が土讃線の線路を渡る橋があったので、山側に渡ります。

橋の上から見えるのは「箸蔵駅」です。

そして程なくして、10:40にロープウェイの登山口駅に到着しました。

途中に橋脚がありますね。

登る前に、「白地荘」でロープウェイ駅前のうどん屋がとても美味しいという話を聞いていたので、ちょっと早いお昼にしましょう。

「さぬきや」さんに1名様ご来店!

店内は、まだ早い時間にもかかわらず結構にぎわっていました。

吉野川方面が展望できます。水面はわかりませんが、赤いのが橋です。

注文した「たらいうどん」がやって来ました!天ぷらは自分で取ってくる「丸亀スタイル」ですが、会計は勘定書きがあるから後でしたね。特徴は、アツアツの"つゆ"が入った徳利の注ぎ方です。熱くて徳利は触れないので、まず、針金の取っ手を持って机のヘリまで移動させます。次に、徳利の底をつけたまま取っ手を倒して、上手い具合に斜めにして器に入れるのです。この流儀は教わらないと分からないですね。

とにかく、旨かったです!

11:15に昼食終了です。google mapを頼りに旧32号線を進み、お寺に向かいます。(実は、へんろみち保存協力会の地図があれば、そんなところまで行かずとも、ロープウェイの横にへんろみちがあったのです。これはお寺に行ってから分かった事です)

トラックドライバーも御用達ですね。

何も知らない私は20分ほど進んだ、「船原」バス停から登ることになりました。一般の方がロープウェイ代をケチって登って来ないように「駐車場が無い事」「道幅が狭い事」が書かれた看板が入口に表示されていました。

軽自動車以外はチャレンジしたくない感じです…。

看板には書いてありませんでしたが「落石注意」です!

結構大きな石が道の脇によけられていました。

おっと、その他にも「動物注意」です!

イノシシ退治のオリでしょうか。

二又ですが、どちらからでも行けるようなので、右を選びました。

人生は選択の連続です。

ここは竹林コースでした。

落ち葉がすごいです。

こちらには住んでいる方がいたのでしょうか…。

山門があるって、なかなかのお屋敷です。

この後、数回分岐を経て、見通しが良くなってきました。

通信用のアンテナ? 別格3番・慈眼寺に行く道を思い出しました…。

だいぶ、高度を稼ぎました。近くで、農作業をしている方がいたので話をしたのですが、こちらには住んでいないけれども、手入れのために来ているようです。

先祖代々の土地を維持するのは大変ですね…。

「箸蔵寺」の看板が見えてきました。

最後の分岐のようです。

看板から15分ほど経った、12:35に到着しました。

正面がロープウェイ山頂駅です。

さあ、境内に入りましょう。

別格15番
別格15番・箸蔵寺(はしくらじ)

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「白地荘」でも箸蔵寺は見どころがたくさんあるという話を聞きましたがその通りでした。山奥のお寺ですが、本堂は奥に三重構造になっており、格式の高い神社の様で立派でした。また、本殿の右に建っていた観音堂は元は朱塗りだったようですが、当時の鮮やかだった頃を想像させるほど良い造りでした。

琴平の金毘羅宮は神社になってしまい金毘羅大権現が祀られておらず(廃仏毀釈で近くの松尾寺が建てられたとのこと)、奥の院に当たる箸蔵寺に祀られているというのはなかなか興味深い話でした。(お寺の方によると宗派の関係で、箸蔵寺は保持されたとのこと)

阿波池田を経由して白地に戻ります。

お寺で、「仁王門から下ると登山口駅に着ける」との情報を得ましたので、仁王門を14:15に出発します。

いきなり、森の中かな…。

道が無いのかと思いきや、左カーブです。

意外と歩きやすい山道です。

斜度はそれほど急ではありません。

これより険しいへんろみちは数多いですから。

すると、急に視界が開けました!これは、牧場でしょうか?、それとも畑でしょうか?

開拓したのでしょうか。

答えは、車道を横切る際の案内板にありました。こちらは「三好高校(現池田高校三好校)山地農場」ということです。農業系の学科があるということですね。

それはそうと、地図を見ると登山口駅から旧国道32号を少し進んだところ(箸蔵寺口バス停)を曲がるとこのへんろみちに合流するはずだったのに、なぜ私はそこで曲がらなかったのでしょうか…。答えは、google mapにありました。そこで曲がると仁王門までしか道が無く、その先の山道をgoogle mapは表示していなかったから、来ても道が無いと考えたようです。やはり、へんろみち保存協会の地図は有用です。⇒2020.2の外国語版では、箸蔵寺周辺の新国道32号が表記されていませんでした。

この地図が登る前に見たかった…。

途中、どこからか水を引いているのか、ゴム管が伸びています。

もう少しですね。

早いもので、登山口駅の脇まで下りてきました。仁王門から30分くらいです。

あの家の下が旧国道かな。

何の事はない、旧国道からへんろみちへの分岐は、土讃線の橋を渡ってすぐの所でした。

電柱の下は土讃線です。来る時は、電柱の左の橋を渡って来ました。

来た道を戻っていると、見たことのある方がお出迎えしてくれました。

「すだちくん」でした!どうもお久しぶりです。

こちらの鮎苦谷(あいぐるしたに)川では大断層の中央構造線の露頭が見られるとの案内板がありました。タモリがブラっと歩きに来ないでしょうか。

ただの工事現場にしか見えませんでした。

帰りは吉野川の南側(右岸)の阿波池田市街地を通って帰りましょう。

四国中央橋です。

橋を渡っていると夕立ちの襲来です!

結構急に来ました!鏡のような水面が失われました!

雨の中、国道から左にそれて、阿波池田市街に続く県道5号を歩きます。

雨は強くなったり、弱くなったりです。

立派なビルは「四国電力 池田営業所」でした。その前にある「サンシャイン池田」はハイテンション芸人と一字違いなので"パチンコ屋"かと思っていたら、地元密着の"スーパーマーケット"でした。

中心街に近づいているようです。

途中のセブンイレブンでトイレを借りて駐車場に出たところ、軽ワゴン車に乗った女性2人のマダムから「乗って行きますか」と声をかけられましたが、雨に市外方向まで行ってもらうのも気が引けるので、丁重にお断りさせていただきました(お気持ちだけいただきます)。

よし、あと4kmほどです。これは、左手側の阿波池田駅方向を覗いたところです。

軽トラの後ろがバスターミナル、突き当りが駅です。

続いて、駅に続くアーケードが左手に見えてきましたが、全く残念な状況です。

逆にアーケードは邪魔なのでは…。

さらにちょっと進むと「池田高校」のアーチがありました。ここの階段を上って行くようです。

元巨人の水野投手も通っていたのでしょう。

道は徐々に登りになっていましたので、駅の西側が見渡せます。

山に囲まれた町ですね。

こちらが西側の池田高校入口で、横に伸びる道が「学園通り」になっていました。

帰宅する学生はいませんでした。

国道32号に突き当たり、南西方向に進んで行きます。途中、吉野川に「敷之上橋」という吊り橋が架かっているのが確認できました。この橋は板の部分がスケスケの金網なのでかなりスリルがあるらしいです。人によっては"祖谷のかずら橋"より怖いとのこと。

この天気でなければ経由したいところでした。

国道が吉野川の対岸に渡る「池田大橋」に来ました。

ここで、東側から西側に渡ります。

橋を真っすぐ進むと、今日出発した佐野集落につながる国道192号です。渡って左に行くと高知方面に向かう国道32号です。

天気の悪い日には鮮やかな赤色です。

川を渡っていると風雨が強くなってきました。こりゃ、高所恐怖症の人は怖いと思いますよ。

川幅が広い!

「白地荘」は国道192号よりも南側にあるので、国道32号を少々歩いて、右の丘を上って行きます。

雨も上がりました。

17:00ちょうどに「白地荘」に到着です。意外と濃い一日でした。

風呂に入って、お食事をいただきます。

データが欠損していましたが、もったいないので表示します。

明日は88カ所中で一番高所にある雲辺寺(910m)です。佐野まで10kmの歩きもあるので早い所休みます。では、また。

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