寺院案内

70番・本山寺(もとやまじ)

2021年11月15日

本山寺とは

住所‥香川県三豊市豊中町本山甲1445 ☎0875-62-2007

68番・観音寺⇒(4.6km)⇒70番・本山寺〔高野山真言宗〕⇒(11.8km)⇒71番・弥谷寺

「ウィキペディアより」

寺伝によれば、大同2年(807年)、平城天皇の勅願寺として、空海(弘法大師)が自ら刻んだ馬頭観世音菩薩像を本尊、阿弥陀如来と薬師如来を脇侍として開創し長福寺と称したという。この時、本堂はわずか一夜でできたという「一夜建立」の伝説がある。

中世には寺領2000石、24坊を持つ大寺となって栄えた。

天正年間(1573年 - 1593年)、長宗我部氏の戦により讃岐国の主要寺院の大半は兵火を受けた。当寺も例外ではなく諸堂を焼失したが、境内に攻め入る兵士を斬られながらも止めようとする住職を振りきり攻め入った兵士が、本堂内陣の厨子を開いたところ阿弥陀如来の体から血がしたたり落ちるのを見て驚き、本堂(国宝)と仁王門(重要文化財)は焼かずに撤退したという。その阿弥陀如来は「太刀受けの弥陀」と呼ばれる。 その後、江戸時代には領主の生駒氏と京極氏により再興され、天保年間(1830年から1844年)には本山寺と改称された。

文化2年(1805年)3月3日より4月3日まで本尊および全ての堂宇と仏像が開帳され村をあげてのイベントが行われた。

明治29年(1696年)8月五重塔着工、同31年11月一層、同33年9月二層、同36年2月三層、同43年3月四層五層完了、同年12月10日には五万人の観衆を集めて落慶法要が行われた。

五重塔の修理が2019年4月9日竣工し、本尊の五智如来のうち失われていた中尊胎蔵大日如来が新造され令和5年秋に落慶法要の予定。

本尊‥馬頭観世音菩薩(おん あみりと どはんば うん はった そわか)

詠歌‥本山に誰か植江(うえ)ける花なれや 春こそたをれたむけにぞなる

①仁王門(重要文化財)

②本堂(国宝)

正安2年(1300年)建立。五間の寄棟造、本瓦葺。

③大師堂

写真がありません。悪しからず。

④五重塔・赤堂(大日堂)

五重塔:礎石から相輪先端までの高さ31.75m。

赤堂(大日堂):江戸時代中期建設(国の登録有形文化財)

⑤十王堂(国の登録有形文化財)

宝暦9年 (1759) 建設。

⑥慰霊堂

⑦鎮守堂

天文12年 (1543)・16年の墨書。

⑧大師像

⑨納経所

⑩冠木門

明治43年建設。

⑪大門(国の登録有形文化財)

江戸時代後期建設、大正3年岡山県から移築。

その他

一畑薬師堂

不動明王

・ストリートビューによる境内の様子(360度)

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